世界の食料ムダ捨て事情 (地球の未来を考える)

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制作 : 中村 友 
  • NHK出版 (2010年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814444

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世界の食料ムダ捨て事情 (地球の未来を考える)の感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで、おおいに反省し、ムダにせず使い切る努力を始めました。少なくとも、一人の読者の生活を変えたということは、世界を変えることにつながるのかも。みんな、読むべきだよ。

  • 何回かに分けて内容を紹介してきました。
    著者がおおいに問題視している食料廃棄は家庭で食べられなくなって捨てられるものの他に、保管設備のインフラが整っていない途上国の事情(害虫やカビによる損失、輸送中の損壊など)、漁における混獲(網に引っ掛かった目的外の魚の遺棄)などがあります。こうした廃棄量を分かりやすい数字として換算しているのが本書の特徴でもあります。
    例えば
    スリランカでは青果の損失率が年に30~40%(1億ドル分)、
    インドでは120億ドル分と言われます。
    アメリカでは一人当たり1日3900kcal分の食料が食され、これは必要エネルギーの200%(ちなみに日本では150%)という計算。世界の食料供給の19.6%を節約すれば、これにより解放された土地をエネルギー算出に利用でき、1億6400万テラジュールに相当=18億軒のヨーロッパスタイルの家を暖房できる
    といった具合。
    とはいえ、捨てるのはもったいからエネルギーに回しましょうというのは何の解決策にもなっておらず、単に埋立地に直行よりマシであるというだけなので、根本的には無駄なものを買わず、残さず食べるのがベストだという主張は最後まで一貫して書かれていました。
    そしてそうすることが飢饉の問題のみならず、地球の環境保全にもつながり、豊かな自然を残す運動(何も車に乗らないという運動だけでなく)になるのだという発想です。「もったいない」から「環境運動へ」という広い視野。CO2排出規制だけが環境保全に役立つとクローズアップされがちですが、農業もCO2排出に大いに影響を与えており、無駄なものを作らないようにするだけでそのインパクトは強いようです。
    さらに余ったものを足りてない人々に分け与えることで、彼らは食料に使うお金を他に回すことができ、社会的弱者から立ち直れる機会が増えるということも。
    こうした大きな問題は個人個人が小さく取り組むだけで(たった捨てる量を減らすだけ)解決できるのですが、著者が日本を評価している例として、食品会社に対して廃棄物の扱い方を規制している点を挙げていました。やはり家庭で出る食料廃棄物より企業が出す量の方が圧倒的に多いので、ここを改善するだけでも違うということです。そしてこれら廃棄物は家畜飼料として利用されていることも評価されていました。ヨーロッパではこれが許されておらず、そのため家畜飼料のための栽培がおこなわれている結果、余剰生産に拍車をかけていると問題指摘しています。
    だらだらと紹介してきましたが、するべきことは単純です。買い過ぎない、残さない。

  • 面白い。

    世界の食料がどれだけ捨てられているか!

    子供の頃、オヤジから「世界にはな、食べたくても食べられない人が大勢いるんだ。」と耳にタコができるほど聞かされたものだが、未だに一つも解決できていないことを思い知った。

  • 資料ID:W0159430
    請求記号:611.3||St 9
    配架場所:本館1F電動書架C

  • 食料廃棄について、世界の現場を取材した貴重な本。消費者が自分たちで食料を生産したり、ファーマーズマーケットを利用するのは理想的解決法だとしながら、食料廃棄の方法を探る。
    食料廃棄を減らせば、世界の食糧不足を減らすことができるというのは物事を単純化しすぎた考え方だと思うが、論理的にそれが実証できれば、食料を無駄にしない世界的な流れが生まれるのではないだろうか。少し前にFAOも食料廃棄で報告書を発表しており、徐々にその道筋ができあがってきたところだろう。

    内容は良いのだが、邦訳すると中々すんなり読めず、読むのに苦労した。各章には、中見出しが一つもない。。。

  • 『さらば食料廃棄』とだいぶ被るけど、こちらが先か。

  • ドキュメンタリー映画「もったいない!」 公式HP
    驚愕のドキュメンタリー 世界的な食料廃棄の信じ難い真実
    食品の半分は食卓に乗らずに捨てられている!?
    http://mottainai-eiga.com/

    NHK出版のPR
    「あなたは誰かの食べ物を
    奪っている。無自覚に――

    私たちは何気なく食べ物を捨て続ける。一方、世界では十億人が栄養不足だ。この二つは具体的にどうつながるのか。廃棄処分になった食材だけで数年間生活し、ムダ捨ての量に衝撃を受けたジャーナリストが、消費者、生産者、企業を取材。驚愕の実態が明らかに。

    ■イギリスの日刊紙『Financial Times』の書評より
    「私たちの食料の無駄遣い問題の深刻さや、それが発展途上国に与える影響に、あなたは大きな衝撃を受けるだろう。そして私にとっては、今まで読んだどんな本よりも、長いこと怒りが消えない本となった」 」

    こちらも参照ください。
    「さらば、食料廃棄 捨てない挑戦」
    http://booklog.jp/edit/1/4393741536

  • 読み終わるまでに数年を費やした作品。
    …読み出して直ぐに内容で数値の比較などの部分で自己に都合の良い数値、測定方法を持ち出して比較して論じているのに半分くらいまで読んで正直放置してました(^^;
    不可抗力で時間が出来たので再度挑戦したわけですが…どうにも自己の主張ばかりを押し付けるような感じが好きになれませんでした。
    啓発的にあえてこのような書き方をされているのでしょうが…おいらはスキクナイ。
    食べ物を無駄にしてよいという訳ではなくて、ご飯は残さず食べる。食べれる以上にはとらない。それは基本として守っていかないとねぇ…

    ご飯を食べ終わった後に茶碗にお茶や白湯を注いで飲む。自分にとっては普通の習慣なんやけどなぁ(^^;

  • 消費者を含め、サプライチェーン上で食品廃棄物の削減に取り組んでいるが、まだまだやれることはたくさんある。
    これまでの購買行動・習慣・商慣行を見直すべきことを見落としていないだろうか。
    レストランや居酒屋では "Don't take more than you can eat!" と自分に投げかけようっと。

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世界の食料ムダ捨て事情 (地球の未来を考える)の作品紹介

食べ物を買っておきながら、結局食べきれずに捨てる。誰しも経験のあるこの行為、じつは途上国の飢餓と結びついている。でも具体的にどうつながっているのか?それを解き明かすのが本書のテーマだ。スーパーのゴミ箱のなかから拾い集めた食材だけで数年間生活し、食料大量廃棄を目の当たりにしたジャーナリストがついに発奮。消費者、生産者、小売業者、そして国家が無理なく実現できるムダ捨て削減策は何かを探っていく。

世界の食料ムダ捨て事情 (地球の未来を考える)はこんな本です

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