朝鮮王朝「儀軌」 百年の流転

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著者 : NHK取材班
  • NHK出版 (2011年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814963

朝鮮王朝「儀軌」 百年の流転の感想・レビュー・書評

  • 2010年、韓国への引き渡し/返還が話題となった「儀軌」。そもそも何で、どういう経緯で日本にあったのかを知るべく読んでみた。詳細な図解も含んだ王室の儀式の記録だが、1922年に特に高宗と哲宗時代のものを求める宮内省に対し朝鮮総督府から渡されたものだそうだ。美術品でもないのに、宮内省はなぜこれらを必要としたのか。本書では、断言してはいないものの、李垠と方子妃の結婚や高宗と純宗の葬儀のような儀式の参考にするため、ひいては彼ら王公族を日本の中でどう位置付けるかの検討のためだとしているようだ。王公族なる日本史上最初で最後の身分が作られたこと、高宗と純宗の葬儀を皇族並み(しかも後者は朝鮮式)の国葬にしたことから、琉球処分や台湾併合と異なり朝鮮半島で独自の文化を持っていた国家を(形式的には)対等に併合したという建前に伴う当事者の苦労や暗中模索が透けて見える。

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朝鮮王朝「儀軌」 百年の流転の作品紹介

韓国併合後、皇室と李王家の融合にいたる過程や日本の統治政策に大きく関与したという「儀軌」。この記録がもたらしたものとは何なのか、なぜいま、再び注目されているのか-。韓国併合から100年、総力取材と最新研究がその真実を解き明かす。

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