MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

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制作 : 関美和 
  • NHK出版 (2012年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140815762

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MAKERS 21世紀の産業革命が始まるの感想・レビュー・書評

  • まず私は著者に詫びないといけない。
    本書を読む前、メディアから漏れ聞く情報で、
    「3Dプリンタの入門書」程度なのではないかと想像していたことを。

    とんでもない。本書は、まさしく「新たな産業革命」を
    確かに描き出した、ものづくりの過去から現在、未来に至るまでの
    マイルストーンとしての記録と言えるようなものであり、
    また著者クリス・アンダーソンの家族と個人の過去から未来への
    メイカー・スピリットの継承を記憶した書でもある。

    まとめなどは下記リンク先に譲って、
    とりあえず私の所感をメモっておくと。

    ウェブという手段と、オープンソースという思想が
    不可分に結着し、低コストで国境や言語を超えた情報交換を可能にした結果、
    まずさきに情報の世界に革命が起こり、
    しかしものづくりについては、技術進歩や文化普及がボトルネックで
    進んでいなかったのだが、
    3Dプリンタ(これだけを取り出すと、本書を読む前の私のような誤解が
    生まれやすいので気をつけないといけないが)のような卓上成形ツールや、
    あるいは少数受託生産というビジネス方式が続々と発展したことで
    ボトルネックが解消されていき、
    そして資金調達という、数千年来の人類がビジネスを営むうえで
    課題であり続ける部分を、ウェブ先導のクラウドファンディングという
    文化の成熟によって、イニシャルで多数の個人からお金を集めるという
    モデルが成り立ったことによって、
    ついに「メイカー」なビジネスが、既存の大量製造方式で応えられなかった
    課題、顧客需要を満たすものとして、世界を変えるフェーズに
    入ってきた、というところかと思う。

    このムーブメントは本物で、本当に世の中へのインパクトをもたらすだろうと
    思う反面、
    しかし、私は日本からあんまり出たことがないのもあって、
    たとえばアメリカのITカルチャーの強いところでのみ騒がれているだけなのか、
    もっと広いレベルで今時点でインパクトがあるのかがよくわからん、とも思う。

    たとえば日本で見ると、やっぱり大企業のものづくりへの信仰が篤いし、
    さもなくば、本書で出てくる「エッツィー」的な手作りを讃える文化、というところで
    その間を切り開いていくようなメイカーな感じはまるで見られない気がする。

    ウェブをはじめとした情報のみで完結する世界と違って、
    現実のものが動くのは、その摩擦力の大きさ、そして既存のリプレイスの
    コストが壁になって、なかなか変わらない。
    もちろん、著者はそんなことはよくわかっていて、それでもなお、
    今世紀はどんどんメイカー的な流れが、これまでのビジネスのあり方を変え、
    大企業が人件費の安いアジアに製造拠点を移すだけ、という手法ではなく、
    デザインから、ロボットを駆使した生産(受注委託も含め)によって
    製造の拠点は先進国に戻ってくるだろうと予測している。

    さて、日本だとそのあたりはどうなのだろう。

    -----------------------------
    まとめ-「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」に出てくるサービスや会社や人物を調べてみた。
    http://bit.ly/1bfMaA5

    『MAKERS』を1章140文字でまとめてみた - NAVER まとめ
    http://bit.ly/1fvjvbC

    ///

    http://www.amazon.com/dp/B0083DJUMA
    Makers: The New Industrial Revolution [Kindle Edition]
    Chris Anderson (Author)

    ///

    (レビューは
     http://evolution.edoblog.... 続きを読む

  • 久しぶりに大きな感銘を受けた。
    Wiredは読んでいるし、3Dプリンタも知っていた。しかし、本書を通して読むことで、今まさに産業が改革されているのだと感じられた。
    誰でも物を作るようになるという予想は外れるだろうが、ビットとアトムの相互変換というフレームワークは頭に入れておく必要がある。本書で取り上げられたサービスや事象の例は、今後5年の世界を占う上で参考になる。
    是非とも読むべき一冊。

  • 専門用語が理解しにくくて読みずらい
    未来では誰でももの作り出来る話

  • 大量生産の時代から個々人の多様性に合わせたオーダーメードの時代へ。この流れはなんとなく共通認識となっているが、どのように製造業が変化していっているのかわかっていなかった。この本を読むことで、新しい製造業の形がみえてきた。この本で紹介されているスタートアップには既に頓挫しているものもあるが黎明期特有の熱気みたいまものを感じることができ、わくわくした。3Dプリンターとレーザーカッターが安価に手に入るようになった今、モノづくりのハードルはぐっと下がっている。オープンイノベーションにより世界の知を取り込むことができればとてつもない発明ができそう。キックスターターが流行っている理由もこの本を読めば納得。

  • ものづくりのデジタル化の動きを追った本。

    その特徴は以下の3つで表せられると思う。
    ①多様性はフリーになる(ひとつひとつ違うものを作っても、全部同じものを作るのとコストは変わらない)
    ②複雑さはフリーになる(精巧で手間のかかるものを作っても、シンプルなものと同じコストで作ることが出来る)
    ③柔軟性はフリーになる(生産が始まったあとで商品に変更を加える場合も、指示コードを変えるだけでよい)

    ものづくりにおけるctrl+zの導入はまだか

  • 産業界で起こっている大きなムーブメントを俯瞰しつつ、将来の展望を示しており、現在の立ち位置が客観的に描かれている。たとえば、『メイカームーブメントは安い労働力よりも、イノベーションを促す文化に有利に働く』という表現などは、言い得て妙と思わされる。
    3Dプリンタなどの登場により、ビットをアトムに変えるプロセスが個人レベルで可能になってきた。そうなることで、新しい時代は大ヒット作がなくなる時代ではなく、大ヒット作による独占が終わる時代となる。
    そういうムーブメントの詳細な描写もさることながら、この本の最大の魅力は、何かを作りたくてうずうずさせられることだと思う。

  • ドローンで有名な3D Robotics社のCEOであるクリス・アンダーソンによる、製造業のこれからを綴った本。

    今後は大企業による大量生産ではなく、個人や小企業による多品種少量生産の時代がやってくると予言しています。

    時代は正にクリス・アンダーソンの言う通りになりつつあります。

    その分企業でエンジニアをしている人にとっては選択が迫られている時期なのかもしれません。

  • 急にメディアが3Dプリンター推しになったと、NHKニュースを見ながら思っていたが、この本はNHK出版だった。
    ともあれ時代を映したテーマ。アンダーソンはロングテールやフリーミアムを言い当てた人だ。「一家に一台3Dプリンター」は決して夢物語ではない。
    彼が言うメイカー・ムーブメントは、・個人が製造する・個人向けに製造する・ベンチャーが製造する・ベンチャーに出資する個人・オープンソースをソーシャルに共有しながら製造する、など多岐にわたる。どれも有機的につながっており、新しい時代を示唆する。
    折しも、先日日本でFabLabを立ち上げた若き才人、田中浩也氏の講演を聞いたところだったので面白さ倍増。彼は「ジョブズがパソコンを作り始めたときと似ている。私はジョブズになる。」と豪語した。気持ちいいし期待する。
    良著。こういう本はタイムリーに読まないといけない。

  • ものづくりのロングテールすげー

  • ものをつくる。本能に根ざした行為。大人になるにつれていつしかできない理由を探すようになり、ありものですませるようになって久しい。これまで趣味、ビジネスでのモノづくりの制約になっていたものが徐々になくなっていく世界が克明に描かれている。これまであきらめていたものを作ってみようかなぁと思わせてくれる一冊。

  • FREEと同義なのではあるが、オープンソースによるイノベーション。文明発達スピード向上の論理はとてもとても納得できる。鈍重な大企業組織のスピード感では新しいイノベーションを生み出せない時代がやってきたのだと、昨今の大企業の凋落をみていると、つくづく感じる。
    もっともっと、インターネットインフラが進み、3Dプリンタのようなイノベーションを形にできるデバイスが普及し、大企業レベルの販促プロセスが汎用的に一般でも活用できるシステムが普及し。。。資金力がなくとも社会にイノベーションが起こせるツール群が普及する。もっともっと社会が面白くなるのではないかと、ワクワクできる本でした。

  • すでにあらゆる事柄が創造されていて新しい考え方ではないような気もするし、3Dプリンターの今後は輝かしいというのも分かっている事なので、
    あらゆる方がスゴイとおっしゃっているのが、良く分からなかった。

    スゴイと言えるとすると、
    物として技術開発が進んでいる製品や、考え方としてテクノロジーやビジネスが進んでいるサービスなどを、
    きれいにまとめあげてモデルとして考え、時代を先取りしているという部分は素直にスゴイと思った。

    そこを考えられるかの差が、人としての違いを生み出しているのだろうけど。

  • 世界規模で進行するモノのロングテール、3DプリンタやCNC(コンピュータ数値制御)で可能となった新しい時代の家内工業の事例について説明した一冊。ビットではなくアトムの世界でもロングテールが進行しつつあること、製造手段の借り手としてDIYなモノづくりがビジネスとして成立しうること、クラウドファンディングを通じて資金調達と市場調査を同時に出来る環境になりつつあることを示す。メモ。(1)ジョイの法則。一番優秀な奴らは大抵外にいる…。webのお蔭で人は教育や経歴に関わらず能力を証明することが出来る…。会社はより小規模にバーチャルにカジュアルになる。…彼らは所属意識や義務からではなく能力と必要性に従って離散集合する(2)要するに数百万個ではなく数千個単位で販売される特殊な電子製品ならアメリカで製造することは可能なのだ…。中規模の製造企業にとってそれは理想的なニッチ市場だ。(3)パブリックなモノづくりは製品開発をマーケティングに変える。

  • フリーの著者、クリスアンダーソンの最新作。

    この著者は今まで書いた本にハズレがない。最新技術の潮流を的確に捉えて、少し先の未来に起こりうる事象を見事に言い当てる。まさに経営者に相応しい人物だと思う。実際自ら会社も興していて急成長を遂げている。

    新規事業を模索している経営者は確実に読むべき一冊。

  • 最近wiredではよく話題に上るメイカーブーム、実際にそのムーブメントの中に身を置き趣味のラジコンヘリでキット販売会社を作ってしまったクリス・アンダーソンが何が変わって来ているかを紹介している。ビットとアトムと言う言葉で説明しているが例えばビットの代表がfacebook,twitterなどのSNSやLinux、Androidなどのオープンソースプラットフォームなどその環境と様々なサービスや3Dプリンター、レーザーカッターなどの小型化、廉価化、扱いやすさなどでものづくりの生態系が変わって来ている。

    大量生産でのものづくりが無くなる訳ではなく、作る物の種類やマーケット、特にニッチな市場によってはどこにいても製造業=メイカーズになれ販売先は世界中になる。インターネットや流通の生態系が変わったことでこういうことが可能になって来ている。

    クリス・アンダーソンの3DRoboticcsは実際に後に紹介するようなサービスを通じてラジコンヘリのコミュニティから出発しメイカーになった。このときLinux同様オープンソースの知恵を拝借している。
    http://store.diydrones.com/

    主役のひとつ3Dプリンター。なんと卓上サイズ。昔の仕事で紫外線硬化の樹脂を使った3Dプリンターをさんざんやってたのでこういうのが出てくると感慨深い。
    http://www.makerbot.com/

    ponokoとshapewaysデザインしたデーターを送付すると実際にものを作ってくれる会社やサービスも有る。CADを一からデザインしなくても3次元の物を撮影してCADデーターを作ってくれるサービスも有るので障壁が下がっている。
    https://www.ponoko.com/
    http://www.shapeways.com/

    資金を集める新しい仕組みキックスターターはあるアイデアに賛同すれば予約販売の形で資金をはらい、予定額に達しなければプロジェクトは発足しない。資金集めとマーケティングをかねた仕組みだ。
    新しいスマートウォッチpebbleは1000万円の資金を集めた。ソニーも同じ製品を発売したがわずか5人のペブルチームの売り上げが勝った。
    http://www.kickstarter.com/projects/597507018/pebble-e-paper-watch-for-iphone-and-android
    http://wired.jp/2013/01/10/kickstarter-backers-2012/
    他にクラゲ専用水槽プロジェクトも成功している。
    http://www.jellyfishart.com/

    MITメディアラボの元所長フランク・モスは実際に手と頭を使って失敗を繰り返すことの大事さを訴えている。ものづくり体験が可能な ファブラボは増えて来ているようだ。
    http://wired.jp/2013/01/03/vol5-frankmoss/

    面白いのはこの本にも出ていたがアメリカのメイカームーブメントと重なるのが中国の山寨革命。下の本を読んだときには知財権を無視して革命とは何を勝手なと思ったが、オープンソースの製造業は知財権特に特許を放棄しておりよくにた構造になっている。モノマネされては困るのでブランド=商標権は守るが追加的なアイデアでよりよい物ができたり、程度は悪いが安い物の存在は認めている。
    中国の優位は人件費ではなく全ての物が揃っていると言うインフラに移ってくるようだ、アトムの世界では物流や在庫は依然として大きな力を持っている。
    http://www.amazon.co.jp/中国モノマネ工場――世界ブランドを揺さぶる「山寨革命」の衝撃-阿甘/dp/4822248771
    ... 続きを読む

  • CADを主体とする設計図のデジタル化とオープンソース化がもの作りに与えるインパクト。それで完成したものを少量外注、発売できる。それが市場に受け入れられるかどうかを、キックスタートという商品を買いたい人からお金を先に集める仕組みで調べ、資金調達する。アメリカのこのもの作りの流れは、必ず日本にも来るだろうと思う。国民性にも合っているし。

    ・コンピュータが本当の意味で僕らの文化を変えはじめたのは、それがネットワークにつながったとき、最終的にはすべてのネットワークのネットワークであるインターネットにつながったときだった。それでも。究極の経済的インパクトが感じられるようになるのは、ソフトウェアによって様変わりしたサービスの分野ではなく、二度の産業革命と同じ領域、すなわちもの作りの世界が変わったときだろう。
    …「無重力経済(ウェイトレス・エコノミー)」、つまり情報、サービス、知的財産といった形のないビジネス(「足の上に落ちても痛くないもの」からなる経済)は、何かと話題になりやすい。しかし、現在、ビット経済の大部分を占めるのはこの形のない情報産業で、大きいといってもまだアメリカのGDPの五分の一に過ぎない。そのほかのすべての産業、たとえば、サービスセクターのもっとも大きな部分を占める小売業はものを作り、運び、売る活動にほかならない。

    ・このモデルが強力なのは、それがすでに僕らの周りに存在する「隠れたエネルギー」(作家のクレイ・シャーキーは、これを「知力の余剰」と呼んでいる)を利用しているからだ。

  • 「ロングテール」という言葉をつくったり『フリー』が話題になった作者。書評にも取り上げられていた。
    これからはだれでも「メーカー」になれると。
    「Maker」は日本的には、製造業という感じがするが、
    昨夜、外国人と別件で話していると、
    「Maker」はより積極的で、どちらかというと「クリエーター」に近いと。
    3Dプリンタやインターネットなどを使い、
    サプライチェーンのすべてを個人で出来る時代が来ていると。
    車を個人が作る事例などでているが、日本ではできるかどうか・・・
    こんな時代が間近に迫っているのかも。

  • 全く知らない分野だが、読んでいてワクワクしてくる。
    現時点で実現できることは限られるかもしれないが、3Dプリンターの進歩によりSCMの変化から産業構造、人々のWork Life Balance まで変えうる可能性がある。
    そうした時代の変革の萌芽を感じられる内容であった。
    一方で、時代に呑まれた人材にとっては苦難の到来になる可能性が高い。呑まれる側に回らないよう、益々個人の努力が問われると思う。

  • 3Dプリンターが各家庭に1台持てるようになったら。
    年賀はがきを自宅で印刷するのがあたり前のように、
    近い将来そうなる可能性は高い。
    年賀はがきを自分でデザインするようになって見出された能力。
    3Dプリンターはものづくりを身近でよりレベルの高いものにしてくれそうです。
    オープンイノベーション。個の力が正当に評価される時代になります。
    好きなことが仕事になる時代がますます近づいているように感じます。

    多くのものづくりに携わる方に読んでほしい1冊。
    お勧めです。

  • オープンハードウェア。到達点と、未来の話が、どうも頭の中で混ざってしまうのだけど、グローバルなメイカーじゃなくたって、ローカルなメイカーになる。そういう選択が出来る時代が来たのだと。
    他人事ではなくて、自分のこととして強く語りかけてくる。それ故に、僕にも何か出来るような気にさえなる。
    思ってもみなかった、来るはずのない未来が来た気がする。
    痛快である。

  • 最先端の動向を知りたいと本気で思うなら、原書で読みなさい、と以前誰かが本で書いていましたが、まさしくその言葉を思い出させてくれた本でした。この本の著者は、クリス・アンダーソン氏で、私の読書記録によれば、今から6年ほど前に「フリー」という本を読んで衝撃を受けでいます。

    その続編とも言えるこの本を先日ネットで見つけて読んでみました、まさしてもダブルの衝撃でした。一つ目は、書いてある内容に、そして二つ目は、この訳文が出たのが5年前、書かれたのはそれ以前なので、この本に紹介されていることは、もう6年以上も前のことだと気づいた自分に対してでした。その時起きていたことが私にはまったく理解できておらず、驚きの連続でした。

    最近テーマを持って本を読むようにしていますが、それらは、自動運転・AI・3Dプリンタ等です。なんだかこれらが全部繋がっているように思われます。昨日(2017.9.16)レビュー書いた本の内容は、もう人間は要らない!という過激なものですが、それに至るまでの説明が淡々と説明されていて、私には反論できませんでした。

    むしろ、人間(地球人)よりも知性に優れた、人工知能等が人間以外の生き物(植物・動物)と連携して、人間を排除までしてしまうのでは、という思いにもなりました。

    この本にはその様な内容は書かれていません、製造業として君臨していたアメリカは、イギリスのように他の分野で儲けると私は思い込んでいましたが、この本のタイトルである「メイカーズ:21世紀の産業革命」を契機に、製造王国の地位を取り戻すこともあるな、と思いました。

    インターネット・3Dプリンタに始まる、全てのデータがデジタル化することで、良いアイデアを持っていれば誰にでも起業する道が開かれていて、それを実際に活用してビジネスを起こしている人が、すでにこの本が書かれて時点で何人もいる、アメリカの活力を知って驚きました。

    その一つである「クラウドファンディング」を、娘に話したら、もう知っていました。今の若い人は、ネットでゲームやチャットをしてるばかりと思っていたら、しっかりと最先端の話題にもアクセスしているのですね。少し安心しました、と同時に私も頑張って、時代についていこうと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ウェブの凄さは、それが発明だけでなく生産の手段をも民主化したことである。事業アイデアがあれば、ソフトウェアのコードを組むだけでそれを商品化できる、特許もいらない、キーボードを押すのみで、グローバル市場にいる数十億人の消費者に出荷できる(p13)

    ・ウエブがビットのイノベーションを民主化したように、3Dプリンターやレーザーカッターといった、新しい種類の、ラピッド・プログラミング(迅速な試作品作り)の技術が、アトムのイノベーションを民主化しつつある(p22)

    ・製造業は、大企業と熟練工にほぼ独占されてきた、それが今変わり始めているのは、モノづくりがデジタルになったから。工場や工業デザイン会社で行われてきたことが、個人のデスクトップや工房で行わるようになりつつある(p27)

    ・世界中で開かれる「メーカーフェア:工作フェア」のムーブメントを認めたオバマ政権は、2012年のはじめ、今後四年間で1000か所の学校に、3Dプリンタ・レーザカッター等のデジタル工作機械を完備した工作室を開くプログラムを立ち上げた(p28)

    ・今日でもアメリカ経済の4分の1は、ものを作ることで成り立っている。それに流通と小売を加えれば全体の75%になる。(p35)

    ・リアルタイムなモノづくりのプロセスが、デジタルな創作なプロセスに似てきた、有能な少数の人々がインターネット接続とアイデアだけで世界を変えるというイメージは、製造業にも当... 続きを読む

  • インターネットによって
    情報伝達の時間と場所の制約がなくなりました。

    この流れはモノ作りに波及しようとしています。

    例えば、3Dプリンタの普及。

    たくさん作るのも、1つしか作らないのも
    コスト的に変わらなくなりました。
    そして、試作のカットアンドトライは
    時間をかけずに、その場でできてしまいます。

    本日ご紹介する本は、
    ウエブの世界で起こったことが
    モノ作りにも起こることを紹介した1冊。


    ポイントは
    「分散型」

    昔、コンピュータの世界では、
    大型のフレームワークが主流だったのが、
    ネットワークが普及することで、
    パソコンをネットワークで繋げた分散型の能力が
    上回るようになりました。

    製造業でも、分業されたメーカーが
    ネットワークで繋がることで、アイデアさえあれば、
    大企業にしか作れなかったような製品を
    低コストでより良いモノを、中小企業や
    個人レベルでも作ることができるようになってきています。

    分散されたもの作りの新しい世界では、
    小さな企業でも大きなことが出来る時代です。



    「ニッチ製品」

    ニッチ製品と言えば、少量しか売れないため
    どうしても価格が高くなるのが常識でした。

    しかし、例えば大量生産を100万個作るとし、
    受注製品を1個作ると考えると、
    ニッチ製品は100個単位のものつくりと考え、
    ものつくりのネットワークを利用すれば、
    現実的な価格で作ることができるようになります。



    「オープンハードウエア」

    オープンソフトウエアと言えば、
    Android、Firefoxなどの無償のソフトウェア。

    オープンハードウエアは、
    ハードウェアの設計(3D CADデータ等)、
    エレクトロニクスの設計(基板上の部品配置、回路図)、
    ソフトウェアなどの情報を無償で公開すること。

    これらのデータと、3Dプリンターなどの製造機械があれば、
    製品を自分で作ることができます。

    オープンハードウエアの成功例は日に日に増え続けています。

    ぜひ、読んでみてください。


    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    これまでの10年はWEB上で創造、発明、協力する方法を発見した時代、
    これからの10年はその教訓をリアルワールドに当てはめる時代
    分散されたもの作りの新しい世界では、小さな企業でも大きく花開くことができる
    自分のためにものを製造し、それをほかの人たちも利用できるようになった
    デスクトップ工房4種の神器 3Dプリンタ / CNC装置 / レーザーカッター / 3Dスキャナー
    パブリックなものつくりはそれ自体がマーケティングだ
    オープンソースの重要な側面は、ユーザーが自分で製品を作れるということ
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第一部 革命
    第1章 発明革命
    第2章 新産業革命
    第3章 未来の歴史
    第4章 ぼくらはみんなデザイナー
    第5章 モノのロングテール

    第二部 未来
    第6章 変革のツール
    第7章 オープンハードウェア
    第8章 巨大産業を作りかえる
    第9章 オープン・オーガニゼーション
    第10章 メイカーたちの資金調達
    第11章 メイカービジネス
    第12章 クラウド・ファクトリー
    第13章 DIYバイオロジー
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 時代の大きな進歩をこの目で垣間見た気がした。今じゃ、みんな職人になれるんだ!

  • DIYで週末プチ起業したい気にさせる本。うっかり機械を買いそうで怖い。

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『ワイアード』US版編集長で世界的ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者クリス・アンダーソンが、新産業革命の最前線へと読者を誘う。今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップ上で展開している。カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、ガレージでもの作りに励む何百万人という「メイカーズ」世代が、製造業の復活を後押しする。ウェブのイノベーション・モデルをリアルなもの作りに持ち込むことで、グローバル経済の次の大きな波を起こすのだ。世界規模で進行する「メイカームーブメント」を決定づける一冊。

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