〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

  • NHK出版
3.95
  • (127)
  • (124)
  • (92)
  • (14)
  • (9)
本棚登録 : 2261
感想 : 180
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140817049

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ネット時代が引き起こした様々な変化、我々にとっては革命的変化であるが、まだまだ始まりにすぎず、これからのさらなる変化を動詞+ingでうまく表現している。
    「BECOMING」どんどん新しいものになっていく。「COGNIFYING」AIなどの認知・学習。「FLOWING」何でもコピーされ無料になって共有される。「SCREENING」社会はスクリーンだらけになる。「ACCESSING」 所有権からアクセス権へ。「SHARING」シェアしてコラボする。しかもボランタリー。「FILTERING」選択肢が無数の時代、選択してあげることが価値。「REMIXING」組み合わせが容易になり、新しいものが生まれる。「INTERACTING」 VRなど。双方向でないものは故障とみなされる。「TRACKING」買い物、移動、健康情報など、なんでもトラッキングされる。する方・される方の双方にメリットはあるか。「QUESTIONING」質問すること、課題を構築することが重要。「BEGINNING」今が何かの始まりのとき。数年後にあの時代は良かった、まさに始まる時期だったと思うだろう。

  • <インターネット>の次に来るものというタイトルは、未来のテクノロジーといった意味合い。具体的にこのような未来が予想されるという内容ではなく、コンピュータ登場から現在までのトレンドを12のキーワード(生成する、認知する、流れる、スクリーンに映す、アクセスする、共有する、フィルターをかける、リミックスする、相互対話する、追跡する、質問する、始める)として提示し、これを解説したものになっている。
    コンピュータの黎明期では、パソコン通信、インターネット、スマホ、AI、IoTといった展開は、実現するものとしては思い描けなかったように、30年後の未来にどのようなテクノロジーが利用される社会になっているのかはイメージできない、または信じられないものだと同意すれば、底流にあるトレンドを押さえておくことしかできないことが分かるし、トレンドを理解することの面白さも感じられる。
    17-119

  • ・ 未来にわたってずっと。誰もが新しいものに追いつこうとする永遠の初心者になる
    ・ 常に<なっていく>ことの問題は、変化が泊まらないことで、前進的な変化に気がつかないことだ。
    ・ deepmindはゲームの遊び方を教えることはせず、遊び方をどうやって学ぶかを教えた
    ・ グーグルはAIを使って検索機能の改良をしているのではなく、検索機能を使ってAIの改良をしているのだ
    ・ もし「知能」という言葉でわれわれが意味するものが、奇妙な自意識だったり、ぐるぐると回り続ける内政だったり、自意識のぐちゃぐちゃな渦だとするならば、健全な知能とはつまり、責任能力を持つものなのかもしれない
    ・ ひとつの知性が、どんなものにも完全に知性を発揮することはできない
    ・ ロボットたちには仕事を肩代わりしてもらい、本当に大切な仕事を頭に描くのを手助けしてもらおう
    ・ 誰か他人の信用を複製することなどできない。信用は時間をかけて得るものなのだ。われわれは信用できる相手と付き合おうとするので、その恩恵を得るためなら追加の金額を払う。それを「ブランディング」と呼ぶ。
    ・ 無料よりよい生成的なもの
    即時性*早く手に入れられる
    パーソナライズ
    解釈*理解するためにお金を払う
    信頼性
    アクセス可能性*いちいち保管する手間をかけない
    実体化*
    支援者
    発見可能性*発見しやすくする仕組み
    ・ マウスのクリックひとつでは簡単にコピーできないような性質を育てよう
    ・ <流れていく>4つの過程(固定化→流動化)
    1) 固定的/希少
    2) 無料/どこにでもある
    3) 流動的/共有される
    4) オープン/なっていく
    ・ Goodreads*本共有サイト 引用やコメントで双方向のコミュニケーションがとれる
    ・ スクリーンは何かをあなたに説得するより、行動を引き起こす。双方向性があるから
    ・ 「所有権の購入」から「アクセス権の定額利用」への転換は、これまでのやり方をひっくり返す。サプスクリプションでは、アップデートや問題解決やバージョン管理といった終わりのない流れにそって、作り手と消費者の間で常にインタラクションし続けなければならなくなる。それは1回限りの出来事ではなく、継続的な関係になる。顧客も継続することによる利点をますます享受することになる。品質の安定、常に改善されるサービス、気配りの行き届いたパーソナライズによってよいサービスだと思えるのだ
    ・ サービサイズ(サービス化)
    ・ いろいろなものを溜め込むのは農民だ。デジタルネイティブは我先にと前へ進み、道のものを探索していく。所有するよりアクセスすることで私はいつも柔軟で新鮮な気持ちでいられ、次になにが起ころうとも向かっていけるのだ
    ・ お金の代わりに信用や地位や評判を得て、楽しみや満足や経験という形で報われる
    ・ PatientsLikeMeでは、患者たちが自信の治療結果をシェアすることで、お互いの治療の質を向上させており、共同行動が医師にもプライバシーの懸念にも優ることを証明している
    ・ 人間の目から見れば、フィルターはコンテンツに注目している。しかし逆にコンテンツ側から見ると、フィルターは人間のアテンションに注目している。コンテンツの幅が広がれば広がるほど、注意を向ける先はますます限られてくる。
    ・ われわれはテクノロジーを使ってコモディティを作り、自分自身がコモディティにならないように経験を生み出すだろう。われわれは経験にお金を払うだろうし、それでお金を稼ぐようになるだろう
    ・ デジタルであれば何でも、リミックスされるのと同様、やり直しや巻き戻し可能性を持つことだろう(それがライフログや食事の経験であっても)
    ・ われわれと人工物とのインタラクションが増えることで、人工物を物体として愛でるようになる。インタラクティブであればあるほど、それは美しく聞こえ、美しく感じられなければならない。長時間使う場合、その工芸的仕上がりが重要になる
    ・ インタラクションできるものの3つの動き
    1) より多くの感覚(位置情報、温度、X線、分子感受性など)
    2) 親密さをます
    3) 没入感を増す(VR/AR)
    ・ テクノロジーの未来はかなりの部分、新しいインタラクションをどう発見していくかにかかっている。きちんとインタラクションしないものは、故障していると見なされるようになるだろう
    ・ 現在のソーシャルメディアが教えてくれるのは、シェアしたいという人類の衝動が、プライバシーを守りたいという気持ちを上回っているということだ。虚栄がプライバシーを凌駕している
    ・ 共同作業が力を増幅させるのはいつの時代も明白。正しいツールがあれば、恊働コミュニティは野心家の個人同士が同じ規模で競い合うより優れている
    ・ 極端さがわれわれを拡張している
    ・ ネットワークのネットワークにつながっていると、自分自身がネットワークになった気がして、信頼できないパーツを集めて信頼を得ようとしている気になる
    ・ われわれの知識が指数関数的に増えたとしても、われわれの疑問は指数関数的にさらに速く増えていくだろう
    ・ 練っとかしたデジタル世界は名詞(結果)ではなく動詞(プロセス)として生成し、世界中が利用して人工知能を強化することで、それが電気のようなサービス価値を生じ、自由にコピーを繰り返し流れ、本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになり、すべての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされ、シェアされることで所有という概念が時代遅れになり、コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなり、サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となり、VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになり、そうした全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログかを促し、問題を解決する以上に新たないい疑問を生み出し、そしてついにはすべてが統合され、未来のインターネットへと進化していく

  • ネット社会がどんどん広がるよ〜。その流れから降りることは誰も出来ないぞ。という内容。ちょっと先にはこうなるんじゃないかという内容も書いてあるが、あまりにもデジタルに偏っていて、ネット以外の世界を無視しすぎているように感じた。

  • The Inevitable(不可避)
    最新のテクノロジーに作用する傾向をメタレベルの変化を表す動詞で表現し、今後30年間に起きるプロダクト、サービスを提示。
    1.Becoming;今日(2016)は発明にとって最適な時
    2.Cognifying;Robot(AI)と人間の関係
    3.Flowing;仕事、インフラは液化、流動化
    4.Screening;全て、スクリーンで
    5.Accessing;所有からアクセスへ
    6.Sharing;
    7.Filtering;フィルタリングにより自分自身をパーソナライズ
    8.Remixing;
    9.Interacting;我々のインタラクションがパスワード
    10.Tracking;IoT、マシンリーダブルな情報、AI
    11.Questioning;質問していくことは答えることより力強い
    12.Beginning;強い/弱いシンギュラリティ

    ネット化したデジタル社会は名詞(結果)ではなく、動詞(プロセス)として生成し、世界中が利用して人工知能(AI)
    を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じ、自由にコピーを繰り返し流れ、本などに固定されることなく、流動化して画面で読まれるようになり、全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされシェアされることで所有という概念が時代遅れになりコンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなり、サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となりVRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになり、そうした全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログを促し、問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出し、そしてついに全てが統合され彼がホロスと呼ぶ次のデジタル環境へと進化していくという展開。

  •  かなり面白かった。重要なのは、これからハードなものにソフトが埋め込まれ、ソフトがどんどん向上していく、ということ。それはコードがプログラマーによって書き換えられる過程も含まれるが、多くは我々が検索エンジンを使ってその精度を向上させているように、我々が使用することによる学習+我々が今Facebookでやってるような消費者から生産者へのシフトが重要。これによりパーソナライズも進む。
     その中で今のありとあらゆる製品(机とか本とか)のような「完成」という概念がなくなり、常にアップデートされ続ける「BECOMING」な時代が来る。
     特にこの議論が本に適用されている部分が面白かった。
    ○現状
    ・本は同じ版であればコンテンツが同じと分かっているから、他の人と議論ができる。
    ・本は完成しているから、頼りがい・権威がある。
    例:聖書や憲法
    ・本の内容を勝手にいじることはできない。

    ○将来
    ・知ってる内容をカットしたり、新語に意味を付けたり、パーソナライズできる。
    ・ネットワークの中に組み込まれて、Wikipediaのように注を付けたり、リンクをつけて単語や文からを他の本に飛べるようになる。
    ・稀覯本のように他者のコメントを参照できる。
    ・音楽のプレイリストのように、好みの本や文章を言い回しを集めれるようになる。

     こんな未来は素敵だなと思った。特にテクノロジーの進化によって今の味気ないKindleとかではなく、ペラペラのスクリーンを100Pぐらい重ねて閉じた「新たな本」はホンマに待ち遠しい。

  • インターネットなどメディアの急速な発展、テクノロジーについての学術的な本(東浩紀のようなケレン味しかない浮ついた言説でなく、ちゃんと筋の通った真面目なもの)を以前から読みたいと思っていたところ、書店で本書を見つけ、分量の割には2千円と割安なので衝動買いした。
     これに出会ったのはとてもラッキーだったと思う。学術的な本ではなく、一般向け読み物だが、的確に現在のテクノロジーとその方向性をとらえているように見えるし、とても丁寧に論理的に言説が展開されている。自分があまりよく知らなかったテクノロジーの現状や、新鮮な見解もあり、啓発されるところが大きかった。
     邦訳タイトル「<インターネット>の次に来るもの」は訳者が決めたのか出版社が決めたのか知らないが、あまり適当ではない。これだとまるでインターネットの時代が終焉して、次に来るかもしれないウェアラブル端末からユビキタス環境などにしぼって書いているのかなと誤解させてしまう。それなら「現在のインターネット等のテクノロジー状況の先にあるもの」の方が的確だろう。ちなみに原題は「The Inevitable」で、「不可避な運命」である。
     テクノロジーの進展によってたとえばスマホが一挙に普及し、人々は常時これをのぞき込みながら歩くようになる——こうした事態について、そのことが「問題が多く、反対だ」などの意見もあるだろうが、それにも関わらず事態の進展は「不可避だ」というのが、著者ケヴィン・ケリーの基本的な考え方だ。
     そしてテクノロジーの進展がもたらす様々な事態は、たとえば倫理面で「よくない」点も多々あるかもしれないが、プラスとマイナスを計算すると、プラスの方がいくらか勝っていると考えているようで、楽天的ではある。
     新しい状況の到来が「不可避」である以上、マイナス面については、その都度議論し対策を考えていくしかない。
     ロボット技術の普及によって職を奪われる危険性があるから、その普及を阻止しようとするのではなく、その新しい状況の先にはこれまでは存在しなかった新たな職(ビジネス)が生まれるのであり、アタマを切り替えてそこを模索するべきだ、と本書は提案する。
     不可避な事態への企業側(既得権者)の抵抗は、後から見れば非常に馬鹿げたものにも見える場合があるだろう。
     インターネットによって、音楽や映像などのコンテンツはどんどん無料で複製可能なものとしてストリームを流れるものとなってきたが、たとえば日本の映像界のCPRMのようなコピーガードは、最終的にはむなしく、後から見れば非常に馬鹿げていてユーザーを怒らせるだけの下手な抵抗だったと結論づけられるだろう。
     特に私が関心を持つ音楽については、真っ先に無料化と凄まじい流通加速の波に襲われた。利益を損ねられて怒っていても仕方がない。Spotifyのようなストリーミングサービスが新たなビジネスの中心となってきている一方で、コンテンツ作成者であるアーティストにとっては、CDを売り上げて得られる利益に比べるとストリーミングに乗っけられた場合の利益は比べものにならないほど低く、確かに生活がかかっている場合は極めて深刻な問題だ。
     けれども「不可避な流れ」に懸命に抵抗しようとして、音源をCDでしか市販しないという保守的姿勢にしがみついている日本のクリエイターの状況は、やはり古すぎて、先が無いと言わざるを得ない。
     著者が言うには、今後音源はほぼ無料に近い形で流通し続け、ミュージシャンたちはライブで収益を確保するようになるだろう、いや既にそうなってきている。また、最近興隆してきたクラウドファンディングのような形が活発に利用されるだろう。
     もっとも今のところクラウドファンディングはスペシャルな企画に使うしかない状況なので、このような「おひねり」システムが更に充実されるべきだと思う。
     とにかく日本産業は工業製品製造の分野だけ一時世界レベルになっただけで、以降のテクノロジーには文化的にはまったく追いついていけていないから、他国の状況をよく観察していなければならない。
     本書には他にもGoogleやFacebookに秘められた学習するAI、情報を取捨選択する「フィルター」の重要性、いたずらばかりですぐにダメになると予想されていたWikipediaの驚くべき成功、などなど、興味深いトピックがたくさんある。
     インターネットでの「匿名性」については、なかなか共感できることが書かれていた。匿名は内部告発のような道義的・社会的に善に該当する場合もあるが、Twitterなど匿名性の高いSNSでは「いじめ」などが多発しており、責任の不在は最悪の事態を招く。

    「広範な匿名性の利用は、詮索好きの国家に対する解毒剤だとする危険な考えもある。・・・そうではない。プライバシーは信頼によってしか得られないし、信頼を得るには一貫したアイデンティティーが必要なのだ。つまり、信頼と責任こそが物事を良くしていく。すべての微量元素のように、匿名性は完全になくしてはいけないし、それは可能な限りゼロの状態に近づけるべきなのだ。」(P349)

     翻ってみれば日本では「パソコン通信」の頃から自分の実名を出すのは危険だから避けるべきだと言われており、2ちゃんねるやニコニコ動画など、匿名性によって陰湿きわまりない誹謗中傷あるいは犯罪的な言動、非礼とけだものじみた攻撃性がまかりとおっている。
     時代は多少かわってきて、日本では流行らないと思われていたFacebookもかなり浸透したし、Twitterでもプロフィールに実名を出す人が増えてきた。私が属する古い世代は、いまだに匿名性に隠れて陰湿な憂さ晴らしをするのをやめて、「言動の責任」を明確にするべきだ。その部分が、日本文化では非常に甘く、世界に遅れまくっている。
     
     本書はたいへん流暢に書かれていて面白く読めるが、書かれている内容は実に豊富で、ここに挙げた以外の観点でも、熟考すべき問題がたくさん示唆されている。
     本書で提起された諸問題をさらに深く考え、時代を把握していくことが必要だ。

  • VRやIoTなどどんどんIT化している昨今、そのスピードは加速度的に上がっており、かつて描いていたことがかなり多く現実化している。
    そんな中今後数十年後どのような世界になっているか予想している本で、今世の中がどうなっているかも知らなかったので現状も知ることができ面白かった。

  • テクノロジーが発達した先は自分を知る事が目的になる

  • インターネットの先にくる未来について、
    12のキーワードからその方向性を詳述したもの。

    <メモ:あとがきより>
    ・ネット化したデジタル世界は名詞ではなく動詞(プロセス)として生成される(BECOMING)
    ・世界中が利用して人工知能を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じる(COGNIFYING)
    ・自由にコピーを展開し、流れていく(FLOWING)
    ・本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになる(SCREENING)
    ・全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされる(ACCESSING)
    ・シェアされることで所有という概念が時代遅れに(SHARING)
    ・コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなる(FILTERING)
    ・サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となる(REMIXING)
    ・VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになる(INTERACTING)
    ・全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログ化する(TRACKING)
    ・問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出す(QUESTIONING)
    ・そしてついには全てが統合され次のデジタル環境へ進化する(BEGINING)

全180件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

現在は雑誌「Wired」の「上級一匹狼」という役職についている。1993年にWiredを共同で設立し、その創刊から1999年まで編集長を務めた。最近の著書としては、バイキング/ペンギン社から“What Technology Wants”という本を2010年10月18日に出版した。また、毎月50万人のユニークビジター(重複を除外した利用者数)があるウェブサイト「Cool Tools」の編集者兼発行人でもある。1984年から1990年まで非正統的技術情報の専門誌「Whole Earth Review」の発行人兼編集者だった。今も続くハッカーズ・カンファレンスの共同創設者であり、また、1985年に始まった先駆的なオンラインサービス 「WELL」 の設立に関与した。ベストセラーとなった書籍“New Rules for the New Economy”(邦訳『ニューエコノミー勝者の条件―ウィナー・テイク・オール時代のマーケティング10則』1999年、ダイヤモンド社)、分散化した創発的システムに関する古典的作品“Out of Control”(邦訳『「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則』1999年、アスキー)などの著書がある。
※ケヴィン・ケリーのブログ(http://www.kk.org/biography.php)で公開されているプロフィールを堺屋七左衛門が翻訳

「2012年 『ケヴィン・ケリー著作選集 1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ケヴィン・ケリーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×