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〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

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制作 : 服部 桂 
  • NHK出版 (2016年7月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140817049

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〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則の感想・レビュー・書評

  • インターネットなどのテクノロジーがいち技術を超えて、ネイチャーと化していく未来。未来予測は数あれど、この本に書かれた未来は確実にやってくる。
    人間中心設計からAI中心設計に変わっていくのは興味深い。色んな情報が機械で解かれるために設計され、結果システムはブラックボックス化する。そうなった時のデザイナーの役割はどう変わっていくんだろう。いっそ本質が融けて、機械と人間の間を取り持つ「演出家」になるのかも。

  • テクノロジーが発達した先は自分を知る事が目的になる

  • インターネットが普及し、世界中でデータが溢れる現在。
    BECOMING、COGNIFYING、FLOWING、SCREENING、ACCESSING、SHARING、FILTERING、REMIXING、INTERACTING、TRACKING、QUESTIONING、BEGINNINGの12章で将来のテクノロジーを予測する。
    このテクノロジーの大きな流れの中で、紙は記録媒体の一部として登場するのみ。

  • かなり面白い未来予測の本です。引用したいというか、自分メモとして残しておきたいところだらけなので音声入力で抜書しました。ちなみ以下の抜粋は12ある章立てのうちのひとつ「SCREENING —スクリーニング」という読書や本の未来について書いてあるものです。自分のコメントも入れようと思ったのですがすでに超長いのでやめときました(笑)


    「大量生産された本は人々の思考法を変えた。時代の支配的な考えに反対する小冊子を出す人も現れ、こうした異端な発想も安く印刷できることで影響力を持つようになって王や教皇を退位させるような事態にまでなった。しかし今では、50億を超えるデジタルスクリーンが我々の生活を彩っている。」
    「ポケットにも鞄にも車の計器盤にも、リビングの壁にも、建物の壁面にも、スクリーンが広がっていく。我々が仕事をするときには、それが何の仕事であれ、正面にはスクリーンがある。
    そこで本の民とスクリーンの民の間で、文化的な衝突が起きることになった。」

    「スクリーン文化は絶え間なく流れ、次々とコメントが繰り出され、敏速にカットされ、生には生煮えのアイディアに満ちた世界だ。それはツイート、見出し、Instagram、くだけた文章、移ろいゆく第一印象の流れだ。どんな考えも単体で整理することはなく、他のあらゆるものとの間に膨大なリンクがそこにある。真実は著者や権威によって持たさらされるのではなく、オーディエンス自身が断片を組み合わせてリアルタイムに生成するものになる。スクリーンの民は自分のコンテンツを作り自分の真実を構築する。」

    「スクリーン文化は映画の予告編のように高速で、ウィキペディアのページのように流動的でオープンなものだ。極薄のスクリーンをモニターに採用した新しいテレビやタブレットが21世紀の初頭に登場すると、書くことは伝染病のように流行し、その傾向は未だに膨れ上がっている。人々が文字を読む時間は80年代と比べてほぼ3倍になっている。2015年までにウェブには60兆ページの情報がアップされ、毎日数十億ページずつ増えている。そうしたページは誰かによって書かれたものだ。今も市井の人々がブログに毎日8,000万ページを書いている。ペンの代わりに親指を使って、世界中の若者たちがスマートフォンで毎日石物ちょっとした書き込みをしている。」

    「ページ上の文字を読むばかりでなく、今や我々は物議に浮かび上がるミュージックビデオの歌詞や、下から上へと流れていく映画のエンドロールの文字も読んでいる。アバターのやり取りの吹き出しやビデオゲームの登場物につけられたラベルをクリックし、オンラインの図形に出てくる言葉を解読する。我々のこの新しい活動は、読書と言うよりも画面で読むと呼ぶ方が正しいだろう。スクリーニングは言葉を読むばかりか、言葉を眺めたりイメージを読んだりすることが汲まれる。この新しい活動には新しい特徴があるスクリーンは常にONなのだ。本のように読み終わると言う行為は無い。」

    「かつて読む事は現代社会が大切にする読み書き能力、理性的思考、科学、公平性、法の規則といったほとんどのものを育んできた。それが全てはスクリーンで読むことでどうなってしまうのだろう?本はどうなるのか?現在では紙を束ねた本は消滅しつつある。その後に残るのは、本の概念的な構造だ。大量の記号が1つのテーマのもとに集まり時間をかけながらある経験を完成させていく。」

    「本とは実際のところ、読書中に心が赴くバーチャルな場なのだと主張する文学者もいる。それは「読書空間」とでも呼べそうな、想像力の概念的な有様だ。こうした学者によれば、読書空間に入り込んでいると、頭はスクリーンで読んでいる時とは違う働きをすると言う。神経学の研究によれば、読むことを学ぶことで、脳の回路が変... 続きを読む

  • クリスアンダーソンさんもそうだけど、ワイヤードの人が語る未来はたまらなく未来で面白い

  • インターネットの先にくる未来について、
    12のキーワードからその方向性を詳述したもの。

    <メモ:あとがきより>
    ・ネット化したデジタル世界は名詞ではなく動詞(プロセス)として生成される(BECOMING)
    ・世界中が利用して人工知能を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じる(COGNIFYING)
    ・自由にコピーを展開し、流れていく(FLOWING)
    ・本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになる(SCREENING)
    ・全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされる(ACCESSING)
    ・シェアされることで所有という概念が時代遅れに(SHARING)
    ・コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなる(FILTERING)
    ・サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となる(REMIXING)
    ・VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになる(INTERACTING)
    ・全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログ化する(TRACKING)
    ・問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出す(QUESTIONING)
    ・そしてついには全てが統合され次のデジタル環境へ進化する(BEGINING)

  • ・消費者が突然こうして生産に関わりだすのは驚き。それは馬車と同様に遠い昔に滅んでいる。
    ・所有することは昔ほど重要ではなくなっている。その一方でアクセスすることは、かつてないほど重要になってきている。
    ・プロダクトは所有を促すものだが、サービスは所有する気をくじく-というのも所有という特権を伴う排他性、コントロール、責任といった足かせがサービスにはないから。

  • 現実の事象から概念上の整理をした上で今後の展望をまとめる。
    この思考こそが人間によるものか。

    ◯XにAIを掛け合わせる
    ◯情報量、流通速度、編集
    ◯インターフェース
    ◯リアルタイムとオンデマンド、分散化とプラットフォーム
    ◯シェア自体の価値
    ◯行動履歴と優先化
    ◯リミックスによる質問の生成?

  • そう遠くない未来の生活はこんな感じなのかなぁと,ワクワクしながら読み進めた.
    12章から成るんだけど,Screeningが面白かった.というか,具体的にイメージが付いて,まさに未来的生活だと思った.
    長いけど,その分具体例や例えが多いので,想像が捗る本だった.

    今はまだ,「始まりに過ぎない」という.ここからどんな未来が待っているのだろうか.
    その未来で,どうやって生き残っていけば良いのだろうか...
    時代の転換期においては,こういう全体を俯瞰する本が重要なのかな.

  • 流し読み。楽観に振れている気もするけれど、先が読めない日々を生きる我々に明るい気持ちをもたらす。

  • 「次はこれだ!」といった技術予想というよりも、今後の技術革命のベースとなる法則を12の動詞で解説する。 安定志向の自分には受け入れがたい内容だった。常に更新されるシステムの前ではシステムの熟練者になることはできず、永遠の初心者として生きていかねばならない。結果よりもプロセスが重視される。知りたくないことも書かれている。今後大量の負け組がネットの世界で大事業を成していくと予想される。民からネットへの流れは止められない。インターネットは「ホロス」という名の惑星規模の知的生命体になるというのがSF的で面白い。

  • 所有権の購入 から アクセス権の定額利用

    FireChat

  • 少し先の未来を観る眼が養われる感覚に没入できる現代の必読書。ってくらい面白かった。
    未来について。
    我々がどう思おうとも世界はBECOMING。不可避的にそうなっていく。
    あらゆるパターンはAIや機械学習によってCOGNIFYING。認知化され我々はどんどん賢くなり、
    あらゆる情報はデジタル化されコピーが可能になりFLOWING。我々を流れていく。
    私たちはそれら総てをSCREENING、画面で見ていくことになり、
    欲しいときに欲しいモノへいつでもACCESSING。アクセスするようになる。
    近代に支配された所有するという概念よりもSHARING。分け与えるほうが物理的にも地球環境的にもそして人間的にもメリットがあり、
    未知の好みはそれぞれの個性でFILTERING。不要なものをフィルタしパーソナライズされ届けられる。
    新しい価値はヒップホップばりにREMIXING。すでに存在する資源の組み合わせで再編成され、
    感覚とフィジカルはあらゆるレベルでINTERACTING。双方向に影響を与え合い、
    我々の行動は監視を望まずともTRACKING。追跡可能なデータに可視化される。
    AIの進歩により検索と回答の精度の高まる世の中においてQUESTIONING。人間の問いそのものが非常に重要になる。
    そしてそれはまだBEGINNING。 始まったばかりの序章に過ぎないのである。
    魅惑的な現在進行系ワードのみのインデックスをヒップに繋げて文章にしてみるだけでも面白い未来のイメージが浮かび上がる。
    チャンスはいつでもいくらでも平等にある気がする!

  • テクノロジーがもたらす終わらない不満足

    プロトピア(ある状態になっていくこと)
    シンギュラリティ(技術的特異点)
    イコールそこから先は未知の領域が広がる境界を指す言葉

    グローバル経済全体がアトム(物質)から手に入れられないビットへ移行している

    これから30年の間に生まれる最も重要な文化的作品や最も強力なメディアは、最もリミックスされたもの

    日常生活のゲーム化

    インタラクションでないものは壊れていると思うようになる

    虚栄がプライバシーを凌駕

    かつて不可能だと思ったことが毎日のように可能になっていく
    YouTube、ウィキペディア、グーグルマップ、、

    質問する力

  • 我々は気付いていないが、凄いモノはまだ発明されていない、凄い企業はまだ生まれていない。現在インターネットを通じて指数関数的に進みつつある、様々な驚くべき最新技術、それを用いた製品・サービスも、未来から見れば信じ難いほど過去の遺物に見えるだろう、著者は最終章をBeginningと名付けてそう主張する。IT革命は実はこれからなのだ。タイトルに未来とあるが、「次はこれが来る」的な推論ではなく、インターネット(≒人もモノも繋がる社会)発展の経緯と、最新の技術・プロダクト・サービス、それらの分析がメイン。それらを「12の法則」を纏めたところは、構成としてよく練られたものだと感じた。特に興味深かったのは、Questioningの章。今はコンピューターが"どんな質問"でも瞬時に答えてくれるが、逆に、いつの日か我々の全てがトラッキングされ、発達したAIがそれに基づいて、我々がそれまで気付かなかった、それでいて最も重要な"最高の質問"を我々に問い掛けてくるようになった時、インターネットの次に来るものの正体が漸く見えてくるのではないか、そんな思いにとらわれた。

  • ◇cognifying
    AIと人間のチーム化 「ケンタウロス化」 チェスの名人がケンタウロス化して戦う新たな知能…
    ◇flowing
    ・マクルーハンいわく 新しいメディアの初期の形はそれが代替した古いメディアを模倣する。
    PCの場合、デスクトップ、フォルダ。
    ・コピーが超潤沢にあるときそれは無価値になる。コピーできないものは希少化して価値が生まれる。
    コピーできないものは何か? 例えば信用。ブランディングってそれだよね。
    ・無料よりよい8つの生成的なもの。
    即時性、パーソナライズ、解釈(ソフトは無料ですがマニュアルは1万ドルです)、信頼性、アクセウ可能性、実態化、支援者、発見可能性
    ◇accessing
    ・uberは車を一台も持っていない、FBはコンテンツを一つも作っていない、KUは本を所有していない。つまり所有ではなくaccessであると。
    ・所有権の購入からaccess権のサブスクリプションへ。
    ◇sharing
    ・ブラックダックオープンハブ、
    ・99デザインズ、トップコーダー、スレッドレス、コンテストの代行
    ◇filtering
    ・ハーバートサイモン「情報の潤沢さは何か他のものの欠乏を意味する」情報の潤沢さはアテンションの貧困を生み出すのだ。
    ・IMF 2002年白書、コモディティの価格は過去140年にわたって毎年1%下がる傾向にある。
    ・全てがゼロに向かう中で唯一コストが増加しているのは人間の経験。これはコピーできない。それ以外のものは全てコモディティ化しfilterをかけられるようになる。
    ◇Tracking
    ドイツのウドバヒター、デジタルコンパス腰のベルトに北を振動させ、1週間もしないうちに北を知覚。合成された知覚。

  • これから進むであろう技術革新について、12の視点で書かれている。
    個人的にはTRACKINGが一番気になる。

  • インターネットが普及し始めて7000日足らず、と本書にある。本当についこの間のことなのだ。
    当たり前すぎてネットやスマホのない生活は今では想像もつかなくなっているし、ネットが普及し始めた時にネットの未来についてどのように考えていたか、思い出すことすらできない。
    本書は、そんな急激に進化し、社会に入り込んだ、ネットやテクノロジーの潮流を12のキーワードから読み解いたもの。著者の奥深い考察になんども唸った。

  • 「インターネットの次に来るもの」読了。自分が生きている間に、ITの進化をどこまで見ることができるだろうか。千年前の日本は平安時代。この間の科学技術の進歩は著しいが、次の千年はもっとすごいだろう。でも、人間のなかみ、ソフトの部分ですけど、は、そんなに変わってないように思う。千年で変わってないんだから、次の千年も大して変わらんかも。

  • 名詞は動詞になっていく。情報はコピーされ、アンバンドルされ、リミックスされたがる。個々の動きは占えなくても全体としてみると明らかに不可避の流れがあり、人類は総体として新しい性質を身につける。だいぶ冗長だった

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〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則の作品紹介

人工知能、仮想現実、拡張現実、ロボット、ブロックチェーン、IoT、シンギュラリティ-これから30年の間に私たちの生活に破壊的変化をもたらすテクノロジーはすべて、12の不可避な潮流から読み解ける。前作『テクニウム』でテクノロジー進化の原理を鮮やかに描き出した著者の待望の最新刊。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則はこんな本です

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則のKindle版

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