- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140842119
感想・レビュー・書評
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読書について考えさせられる一冊。
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長田弘 「 読書からはじまる 」 読書論。本を読む人の感情と時間をうまく定義している。言葉を 情報と区別している点は 言葉のプロである詩人ならでは だと思う
本とは「本という考え方を表すもの」いい本とは 「その中に いい時間があるような本」
本はもう一人の友人
*友人との関係は ずっと続くもの
*再読は友情の証
*忘れてしまった大切なものを思い出させるのが本
本を読むとは
*新しいものの見方、感じ方、考え方を誘う
*本の持っている時間を手に入れること
言葉とは
*言葉とは その人の生き方の流儀であり、マナー
*言葉を豊かにするとは 自分の言葉を持つこと
*人の表情や雰囲気など 情報でない言葉→感受力→近づく言葉(情報との違い)
情報とは
*時間を占有する→自分の時間を減らすもの
*情報=競争→排除する力→共倒れ
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言葉とは何か、
本とは何か、
読書とは何か、
考えるきっかけとなった -
「読書に必要なものは、本当は椅子です。」
「図書館の本は読まれないからこそ価値がある」
なかなか参考になった読書論。 -
「大学新入生に薦める101冊の本 新版」という本でも薦められている本の一つです。この本を読めば、きっと本との向き合い方、読書に対する考え方が変わるはずです。
これからはどんどん図書館に通おうと思うようになる本です。 -
逗子図書館
良さそう -
一風変わった読書論。
表紙の椅子は『ギャラリーフェイク』でも見たことがある。一度でも良いから、この椅子に座り読書をしてみたいものである。
本の文化を自分のものにできるかどうかの著者の考えには共感できた。 -
絵本「百年の家」、「詩ふたつ」を読んで、こりゃあエッセイも見ねばなるまい!! と思い、読みました。
詩人の語ることばは、重みが違います。
好きな言葉に付箋を貼ったら、分厚くなっちゃってえらいことに。
静かな語り口が、文章から立ち上るようです。