「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883570

作品紹介・あらすじ

仕事帰りのビジネスマンでにぎわうキタの串カツ屋、カウンター越しのライブ感を味わうミナミの割烹、芦屋の「大阪より大阪らしい」うどん屋。地元の常連と料理人のやり取りや、店のたたずまいから見えてくるもの。「うまいもん屋」を訪ねれば、その「街」のすべてがわかる-ナニワの名物編集者・江弘毅による、極上の「街場論」。

感想・レビュー・書評

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  • 私は北摂人ですが、北摂人のジレンマをこれほど適確に言い当てられたのは初めてです。
    立派な大阪人になりたい。フグの食い方を勉強したい。

  • 江さんが書かれた本の中では、これがベストと思う。
    京阪神の「うまいもん屋」を紹介しつつ、「うまいもん屋は情報ではない」ということがひしひしと伝わってくる。
    オムライスは大阪が発祥の地だったとか、知らなかったこともたくさんあった。
    でも、いちばんおもしろかったのは「白雪温酒場」のお話。
    「あのなあ、にいちゃん、ここ白雪やから焼酎はないねん」
    ぜひ一度行ってみたいと思う。

  • 紹介:dancyu 2011/11 P.135 私的読食録 堀江敏幸

  • 酒好きとして、著者のスタンスに共感。

    街とか関係性とかコミュニケーションとか。

    情報とかラベルとかチェーン店とかでなく。


    あと、固有名詞が出てくるのは嬉しい。

  • 11/08/18。

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著者プロフィール

1958年、大阪府岸和田市生まれ。編集者・著述家、神戸松蔭女子学院大学教授。89年『月刊ミーツ・リージョナル』を創刊に携わり、12年編集長を務める。ファッション・ページも長く担当。「街場」を起点に多彩な活動を繰り広げている。『K氏の大阪弁ブンガク論』(ミシマ社)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『いっとかなあかん店 大阪』(140B)など、大阪について書かれたもののほか、『「街的」ということ』(講談社)、『有次と庖丁』(新潮社)、『神戸と洋食』(神戸新聞総合出版センター)などの著書がある。

「2023年 『なんでそう着るの? 問い直しファッション考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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