俳句いきなり入門 (NHK出版新書)

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著者 : 千野帽子
  • NHK出版 (2012年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883839

俳句いきなり入門 (NHK出版新書)の感想・レビュー・書評

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  • 俳句を作らなければならなくなって急いで読みました。笑
    冒頭の、「自分を表現したい!って人に俳句は向きません」「俳句は自分の意図にではなく言葉に従ってつくるもの」「自分の発想の外側に着陸できる」
    などの言葉により、私の俳句のイメージ(感動したこと、自分の気持ちを五七五で表す)ががらっと変わりました。特に言いたいことが何もなくていいという点でハードルが下がり、また、言葉に身を任せてみることで自分の発想の外側に行けるという点に非常に興味を持ちました。
    とはいえ、実際に作ると、自分では気づかなくてもまだまだ自分の枠内での作業になっているのだろうとは思いますが。。
    実際にそのようなものができるかどうかはさておき、俳句に興味が沸いてきたことと敷居が下がったことは大きな収穫でした。
    ひとつ気になった点は、ここに書かれていることが、俳句を作る人たちの中での共通認識になっているのかどうかということです。

  • かなり前に買って、読み始めたが「・・・じゃん」等々の浅薄な若者言葉が嫌で暫く放置していました。
    ・・・が、図らずも某句会(ネット)で、俳句を作る破目になり、再度読み直した次第です。
    俳句の業界(?)ではない人のラディカルな実践的俳句論。
    「俳句は自分を表現したい人には向きません」
    「俳句は一発芸だ!」
    「俳人は季語とそれ以外を選んで繋げるDJ」等々。
    この型破りな俳句論の背景には膨大な読書の蓄積があることが分かって改めて著者を見直した次第です。

  • 歯に衣着せず、句作と句会の内情を暴露した俳句ドキュメンタリー(笑)。

    伝統や建前、思い込みを引き剥がし、「俳句を作ることの本当のところってこうなのです」と、ズバズバ本音を語ってくれるから、肩のこりが一瞬で吹っ飛ぶ爽快さで句作を楽しめる。

    この調子で短歌についても、人の親切を仇で返す某自己中歌人をぶった斬って欲しい。

  • 自分の外にある言葉で作るのかー。

  • か、かっこいい…!
    暴力的なほどに力強くかっこいい俳句本。でも実は膨大な量質の知識や経験や思考に裏付けられてることが感じられる。
    この本の内容は、俳句に限らずすべての創作活動や表現活動にもいかせるんじゃないかな。

  • 著者が本音で語った俳句の入門書です。俳句の作り方についてのアドヴァイスだけでなく、句会を「洗練された言語ゲーム」として捉えるという観点から、俳句の鑑賞の仕方についても参考になるところが多い本でした。現代の文学理論の成果をざっくばらんに解説しながら俳句の創作についての議論につなげるなど、読みやすい言葉で書かれているにもかかわらず、俳句という十七音の世界を超えて、広く文学や芸術についての著者の考えにも興味を惹かれます。

    とりわけ興味深かったのは、桑原武夫の「第二芸術論」をそっくり裏返して、俳句の魅力を再発見しているところです。ちなみに著者は、「第二芸術」を「Art 2.0」と呼び変えて見せたりもしています。また、季語をデータベースに見立てたり、俳句の「型」を現代のサブカルチャーにおける消費のありように通じるところを見いだす議論なども、おもしろく読みました。

  • 俳句は速い、見た目が十割。なるほどうまいこと言う!とニヤニヤしながら読みました。
    江国滋の『俳句とあそぶ法』が昭和バブル期の世相を反映しているのに対し、まさに平成ゆとり?世代。ハウツー本としては情報量が多くて難しいですが、巻末の投句は親近感がわく楽しいものが多かったです。
    結局俳句は好き嫌いで楽しむもの、俳人は好き嫌いを口に出せる人ということね。

  • 時間はかなりかかりながら、やっと読み終わりました。



    なるほどね。

    五七五の世界に挑戦してみたくなります。

    興味はあるけれど、俳句の世界は、難しい。

    でも、この本を読みながら、TRYしてみたくなりました。

    切れとかの段になると、もう少し読みを深くしないと理解できないこともあったけれど、まずはやってみることが大事な一歩かな。

    私の中のイメージより、千野さんの俳句の世界は、ゲーム感があって、気持ち的に入りやすいように思いました。

    たくさんの人たちが読んで、俳句がもっと、楽しいものとして認識され楽しい句会がたくさん開かれるようになってほしいなと思います。

  • スタンド句会準備中

  • 俳句についての本ではあるけれど、すべての創作表現にかかわる人は読んだ方がいい。文章のなかでも俳句にかぎらずブログやツイッター、他に音楽、絵画などジャンルを問わない。日常会話も含むぞ。

    「俳句は短いのではなく速いのだ」
    「俳句はモノボケ」

    なるほど〜。例えばだけど、こういう思ってもみなかった方向からの鋭い指摘に、目から鱗が落ちる落ちる。
    日経ビジネスオンラインの連載を楽しくよんでいたので、一冊の本としてまとまった形になって嬉しい。

    ただし、副作用もあって、しばらくは怖くて(少なくとも気軽に)文章を書けなくなってしまう。
    「これは『見て見て、私を見て』の見苦しい文章になってないだろうか」と。また、なんとなくつまらないと感じる文章の三割くらいは手段(技術)が原因ではなく目的が「私ってすごいでしよ」だからだってことにも気がつくようになった。

    「文章の方があなたより偉いのだ」「読む、という創作活動」

    表現というのは、思ってもみなかった方向に深いのだなぁ、と思わせてくれるすてきな入門書でした。

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俳句いきなり入門 (NHK出版新書)の作品紹介

俳句は風流な「お芸術」でも自己表現でもなく、最高のスリリングな言語ゲームだ。知識ゼロでも楽しめる句会の開きかたから、「季語は最後に決める」「口語より文語で作るほうがラク」といった目からウロコの作句法まで、きれいごと一切抜きで書かれたラディカルな入門書。

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