なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年 (NHK出版新書)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885017

感想・レビュー・書評

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  •  パンが日本の食文化の中に取り入れられ、独自の発展をしていく過程が述べられているところが面白い。パンの普及過程に兵士の食料としての役割があった事実は知らなかった。白米が普及し脚気に悩まされていた明治の人々にとってパン食は薬効すら感じるものであったらしい。
     柔らかさや程よい弾力を追求し、アンパンをはじめとする独自のパンがつくられていく様はどこかで読んで知っていたが、さらにフランス人も認めるフランスパンがつくられるなど日本職人たちの心意気も描かれている。
     

著者プロフィール

作家・生活史研究家。1968年兵庫県生まれ。食のトレンドと生活史、ジェンダー、写真などのジャンルで執筆。
著書に『日本外食全史』『家事は大変って気づきましたか?』(以上、亜紀書房)、『ラクしておいしい令和のごはん革命』(主婦の友社)、『昭和育ちのおいしい記憶』『うちのご飯の60年 祖母・母・娘の食卓』『「和食」って何?』『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』(以上、筑摩書房)、『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。』(幻冬舎)、『料理は女の義務ですか』『小林カツ代と栗原はるみ』(以上、新潮社)、『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』(NHK出版)など。

「2023年 『大胆推理! ケンミン食のなぜ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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