- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140911983
作品紹介・あらすじ
絵葉書となり、流した浮名に庶民が興味津々の芸者・栄龍。鹿鳴館の貴婦人の一人でセレブ中のセレブ、侯爵夫人・鍋島栄子。美人コンテストで一等獲得。初の素人美人、女学生・末弘ヒロ子。彼女たちに代表される美人は、その容姿はもちろん、文明開化の気運がもたらした女性の地位、教育、ファッションなどの変革もあいまって、写真・出版メディアの注目を集めるに至った。黎明期の女性雑誌、明治初期に創刊された「小新聞」を中心に現代にも通じる美しい女性の生き方を問う。
感想・レビュー・書評
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令和の今、明治の女性から学ぶ「未来を拓く力」和洋学園創立125周年記念 オンラインシンポジウム 参加者募集中 | よみぽランド
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歴史
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明治の恋愛結婚にはキリスト教の思想的背景があったらしい。だから日本人は結婚式を教会で挙げたがるんだそう。
一方、写真はお見合い写真として結婚のあり方を変えた。本当に写真だけで結婚を決めてたみたい。
あとは、被写体となって見られる女はもっぱら芸者であった時代から、段々と令嬢ブームやセレブの家族写真へ。 -
このころ生まれた(つくられた)男女間の価値観を今でも引きずってるんですね日本って。
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開国、そして異文化の流入によって花ひらいた転換期・明治。現在の素地となる様々な出来事や潮流が生まれた明治文化の多様性をご紹介します。
<閲覧係より>
浮世絵など「美人画」といった漠然としたイメージだった日本の美しい女性像は、明治期になると写真術や出版メディアの普及によって必然的にリアルさを伴うこととなった。新しい時代の美人像はどのように発展し、どのような影響を及ぼしていったのか。
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所在番号:367.21||サエ
資料番号:20101044
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