日本語なるほど塾 2005年4/5月 (NHK知るを楽しむ/木)

著者 : 山田ズーニー

制作 : 日本放送協会  日本放送出版協会 

• NHK出版 (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pacific@北海道さんの感想 · 2010年11月7日]

日本語は精緻な構造でできあがり現象の細かな部分に、微妙な表現が多様に埋め込まれている。他方で語彙だけでなく、イントネーションや抑揚でも、相手の意思を動かす力がある。
　冒頭に山根基世氏は、「『言葉』が私たちの精神を支えていることを感じる」と述べるのだが、その用途によっては、人をつないだり、離反させたりする。
　どうも読者としてはHowToものに弱いらしい。前半の「想いが通じる！コミュニケーションレッスン」はなじみにくく、後半の「日本語に魅せられて」は、いくぶん整理されていて、納得しやすい。

[椋鳥叢書さんの感想 · 2010年3月26日]

池波、藤沢

著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる！文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」