サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)

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制作 : 海老坂 武 
  • NHK出版 (2015年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784142230563

サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)の感想・レビュー・書評

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  • 激つまんねえ

  • NHKの100分De名著シリーズ。この号では、サルトルの「実存主義とは何か」「嘔吐」「存在と無」のエッセンスを紹介しています。サルトルにも実存主義にも初挑戦だったけど、さすが100分de名著シリーズらしく、ポイントが絞られていてわかりやすい内容でした。

    人間の存在は(神などによって)あらかじめ決められているものではなく、自らいかに生きていくかで決まるというのが「実存」ということ。その上で、与えられた状況を単に受け入れるのではなく、引き受けるというより積極的な姿勢を持つことが重要である。

    サルトルという人自身も、社会活動に積極的に参加するなど、闘う人だったようです。本の内容も、人物像も、何か力を与えてくれるようで印象に残ります。これから少し追いかけてみたくなりました。

  • 実存主義=実存は本質に先立つ

    ●「人間は自らの決断(責任)によって、人生を作り上げていかなければならない」
    人間は何かのために生まれたのではなく、生まれてから何であるのかを考える生き物。人間とは何ものでもない。

    ●「人間は自由の刑に処せられている」
    自由=不安

    ●他人とは地獄
    他人に見られている、他人を見ている
    =自分が自分ではなくなる

    ●アンガージュマン=社会参加
    現在おかれた状況をどう生きるか
     自分を拘束すること
     自分を巻き込むこと
     自分を参加させること

    人間の運命は人間の手の中にある。

  • (2015.12.08読了)(2015.10.27購入)
    Eテレの「100分de名著」のテキストです。
    水曜日の夜10時からの放送を見たときは、わかった気がしたのですが、改めてテキストを読んでみると、さっぱりわかりません。
    このテキストを読む前に、「実存主義とは何か」サルトル著・伊吹武彦訳、人文書院、を読んでみたのですが、やはりよくわかりませんでした。用語が独特なのが、壁になっているのか、頭の固さが問題なのか? 読んでみようなどという気を起こすのが間違いなのかもしれません。
    表題は、「サルトル『実存主義とは何か』」ですが、
    「この放送では『実存主義とは何か』を入口にして、サルトルの実存主義の原点ともいえる小説『嘔吐』を中心に、哲学書『存在と無』など、他の作品の紹介もするつもりです。」(8頁)
    という事です。

    【目次】
    【はじめに】対話者としてのサルトル
    第1回 実存は本質に先立つ
    第2回 人間は自由の刑に処せられている
    第3回 地獄とは他人のことだ
    第4回 希望の中で生きよ

    ●サルトルと共に(8頁)
    1968年の五月革命の世代の若者たちは「アロンと共に正しくあるよりは、サルトルと共に誤ることを選ぶ」としてサルトルの姿勢を支持した
    ●実存(18頁)
    「実存」というのは、現にこの世界に現実に存在するということ。
    ●実存は本質に先立つ(20頁)
    人間はまず先に実存し、したがって、自分の本質というのはそのあとで、自分自身でつくるものだ
    みずからをつくるということは、未来に向かってみずからを投げ出すこと、すなわち、みずからかくあろうと「投企」することだ
    ●考えていられる人(33頁)
    出会ったばかりのサルトルについてボーヴォワールは「一日中でも徹底的にものを考えていられる人」と書いています。
    ●価値(39頁)
    「自由そのもの」として世界に投げ出された人間は、みずからおこなうことの価値を、自分自身で決めていかなくてはならない。
    ●二つの戦争(84頁)
    一つはインドシナ戦争とよばれるもので、ヴェトナム民主共和国の独立をめぐる戦争です。この戦争は第二次大戦後の1946年から54年まで続きます。
    ほどなくアルジェリアで植民地支配に対する武装反乱が起きる。こちらは54年から62年まで8年間続きます。
    ●異議申し立て(86頁)
    大学とは「異議申し立て」の人間をつくる場所である。学ぶための唯一の方法は異議を申し立てることであって、異議を申し立てない人間には学ぶ価値がない

    ☆関連図書(既読)
    「実存主義とは何か」サルトル著・伊吹武彦訳、人文書院、1955.07.30
    「水いらず」サルトル著・伊吹武彦訳、新潮文庫、1971.01.25
    「悪魔と神」サルトル著・生島遼一訳、新潮文庫、1971.12.25
    「実存主義」松浪信三郎著、岩波新書、1962.06.23
    「人間について」ボーヴォワール著・青柳瑞穂訳、新潮文庫、1955.06.25
    「第二の性 Ⅰ」ボーヴォワール著・生島遼一訳、新潮文庫、1959.10.30
    「第二の性 Ⅱ」ボーヴォワール著・生島遼一訳、新潮文庫、1959.11.05
    「第二の性 Ⅲ」ボーヴォワール著・生島遼一訳、新潮文庫、1959.11.10
    「第二の性 その後」ボーヴォワール著・福井美津子訳、青山館、1985.06.28
    「ボーヴオワール自身を語る」ボーヴォワール著・朝吹三吉訳、人文書院、1980.04.30
    (2015年12月19日・記)
    内容紹介(amazon)
    人間は自由に運命づけられている
    1945年10月、サルトルがパリで行った講演と討論の記録『実存主義とは何か』。終戦による解放感と社会を覆う不安のなかで、哲学の枠を超えて熱狂的に支持された「実存の哲学」とはどんなものだったのか? 代表作『嘔吐』『存在と無』なども参照しながら、現代的な視座からサルトルの思想を読み解く。

  • ■書名

    書名:サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)
    著者:海老坂 武

    ■概要

    人間は自由に運命づけられている

    1945年10月、サルトルがパリで行った講演と討論の記録『実存主義
    とは何か』。終戦による解放感と社会を覆う不安のなかで、哲学の
    枠を超えて熱狂的に支持された「実存の哲学」とはどんなものだっ
    たのか? 代表作『嘔吐』『存在と無』なども参照しながら、現代的
    な視座からサルトルの思想を読み解く。
    (From amazon)

    ■感想

    何でしょうね。
    なんだかな~という感じでした。
    私には難しかったのかな?
    読んでも、簡単な事を難しくこねくりまわしているな~という
    感じを終始抱いていました。
    この本の議論って、何が正しい、正しくないではないと思うのですが
    それを、この解説の人が無理やり「この本は正しい」としようという
    のが透けて見える感じを受けました。
    だから、終始、「うーん」となりました。

    これは原作本の評価では無く、あくまで、この解説本への評価です。
    原作は未読ですので、どういうのか知りません。

    ですが、少なくともこの解説本は、ただの信者の本という感じを
    受けました。

  • テレビを見てから読んだ。テレビよりも深く書いてあって、私にはやはり難しかった。それでもなんとか、自分の仕事ややっていることに落として考えることができた。
    いつか、嘔吐、読んでみたい。

  • この手の入門書は、それ1冊で哲学者を理解できるようになるためのものではなく、むしろその哲学者について疑問を持たせるためにあるのだと思う。その哲学者を分かった気になり、「誰々はこう言った」などと御神託のように扱う態度を戒めさせる…おそらくそういう意図はないだろうが、サルトルがどのような人物で、そしてどのような思想・理論を構築していったのか、その関心を植え付けられたように思う。この意味で、紙幅の制限による過度に簡略化された記述はありがたい。

  • 「100分de名著」今月の課題がサルトルということで初めてこのTV番組を鑑賞しました。軽く搔い摘み紹介した番組後にその回のテキストを読めばとても分かりやすい構成となっています。なんとなく理解できるような気になりきます。ところがどっこいサルトルは難しい。私は著書をまだ数冊しか読んでいませんがいつもチンプンカンプン。半分位は分かったような分からないような、行きつ戻りつしながら読んでいます。苦行です。それでもいつも最後には一筋の光が見えてくるのです。番組は面白かったので、サルトル泥沼に嵌る仲間が増えることを期待します。

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