アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)

制作 : 岸見 一郎 
  • NHK出版
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784142230594

感想・レビュー・書評

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  • アドラー心理学のポイントはしっかり書いてあるが、内容が薄い(ページ数が少ないのでしょうがないが)のと、著者の言葉にインパクトが薄い。残念ながらもう読まない

  • 読了。NHKのテレビテキストである。最近流行りのようであるが、なんで広まらなかったのかなと思った。納得できる内容で、仏教の教えに近いのかなと考えた。トラウマなどは、過去のつらいことは、事実としても、それが原因で、今の行動を制限されることはないとあった。なるほどと思った。いまの仕事の悩みを解決してくれるものなかったが、前に一歩踏み出そうとの気持ちにしてくれる。

  • ○なかなかアドラー本が手につかない人におすすめ。番組閲覧併用推奨、番組見なくてもうまくまとまってます
    アドラー心理学を解説し世間に広く伝えようとする哲学者・岸見一郎先生が、NHK「100分de名著」の中でアドラー著「人生の意味の心理学」を解説したテレビ用のテキスト。
    すでに終わっている番組ではあるが、何かしらの方法で閲覧しながら読むとより理解が深められると思う(わたしは番組はまだ見ていないが、他の岸見本は読了したものもある)。

    「人生の意味の心理学」の肝は、「共同体感覚」であるという。
    「共同体感覚」を深く掘り下げると、
    ①ありのままの自分を受け入れること(自己受容)
    →ありのままの自分ではいけないかもしれないが、与えられたもの(すなわち、いま自分の現状)をどう使うか、が重要
    ②自分が共同体の中で価値があると感じること(他者貢献感)
    →行動や存在について、すなわち生きていることで他者に喜びを与え貢献していると、感じてみよう
    ③他者を仲間として信頼すること(他者信頼)
    →信用が条件付きで人を信じることだとすれば、信頼は人を無条件に信じることを指します。裏切られることを前提に信頼をしなければ誰とも深い関係になることはできないのだから、しあわせになることはできない。

    上記三点は連環をなし、この共同体感覚を育むことが教育の目的だということです。

    こんな人がたくさん世界に増えたら、他の人のことも自分のこともありのままに見て尊重できる世の中になれば、世界も変わるにちがいない、と語ったアドラー。人間の拭えない煩悩への挑戦である気もしますが、この現代社会の中で歯車となって病みながら働く私たちに突きつけられた「働き方・生き方を変えて良好な職場環境を生み出すための挑戦」である気もしてきています。

    まずは、自分を信頼し、ありのままを見て、必要に応じ自分を変える決意をして行動することからなのだろう。
    仕事が上司のせいで辛い、と言う時代は終わったのかもしれない。その上司と向き合えない自分と向き合うことこそ大事なのだろう。
    上司にも変わってほしい。仕事のできない部下、という見方ではなく、それを生み出す現状を見いだし、必要に応じて自分を変える決意をして行動することが必要なのだと思う。

  • 前回、同じ著者のアドラー心理学の入門書を読んだが、わかりずらいところがあり、いまいちアドラー心理学について理解が進まなかった。
    本書はNHKで放送されていた番組のムック本で、わかりやすくアドラー心理学が理解できた。
    ページ数も少なく手軽に読めるので、アドラー心理学に興味がある人には是非手に取ってもらいたい書籍だ。

  • いつも通りの岸見さん

  • アドラーについてひととおり理解するにはよい

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