韓国ドラマガイド 宮廷女官 チャングムの誓い(特別編) (教養・文化シリーズ)
- NHK出版 (2005年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784144071386
感想・レビュー・書評
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『宮廷女官チャングムの誓い』のガイドブックは「前・後編」以外にも「特別編」が出版されている。
「前・後編」のそれぞれも、韓国ドラマのガイドブックではハズレなしのNHK出版のものだから大満足。なのだけど、この「特別編」はそれ以上にチャングムファンなら知っておきたい「裏話」満載の見逃せない内容となっている。
そのひとつ「チャングム雑学事典」。
女官の掟や水刺間のこと、歴史や医学、服飾、文化についてのコンテンツがあるのだけど、そこでは当時の宮中のしきたり、食、事件などについて詳しく説明されてるだけでなく、ドラマファンならとても面白く思える情報が満載なのだ。
たとえば、いつも柔らかい笑みをたたえていた「内侍府の長官」。中宗の信頼も厚く、チャングムの力にもなってくれたよね。
内侍府って役職のほとんどは宦官が任命されているのね。宦官とは去勢した男性のこと。つまり彼らの存在は「男性」ではないとされてたの。
その一方で、朝鮮王朝時代の宦官は女性と結婚し、養子をもらうことが義務とされていたのね。
で、内侍府の長官。放送ではカットされちゃたんだけど、チョン尚宮と「妻」について語ったシーンがあったんだって。
そのシーンのセリフもちゃんと「内侍府の長官の秘密」のひとつとして掲載されてるの。セリフ気にならない?
長官の秘密はまだある。ドラマのはじめのほうで、長官が若い内侍府の役人に強壮剤を売った罪でカン・ドックおじさんを処罰しようとしたシーンがあったのを覚えてる?
トックおじさんの薬のせいで妓房に通い詰めた若い役人とは、なんと長官の息子(養子)だったんだって、笑っちゃった。
あとね、チャングムファンなら大いに気になるのが、クミョンの年齢詐称疑惑。
子ども時代、チャングムはクミョンのことを「クミョン姉さん」と呼んでいたの。なのに成長してから「チャングム」「クミョン」と気軽に名前で呼びあう仲に。どうして?
その謎を「チャングムの誓い」プロデューサー チョ・ジュンヒョンさんが「ここだけの裏話」として明かしてくれる。
また「ここだけの裏話」には、ミン・ジョンホの隠蔽された過去という、なんとも怪しげなタイトルの裏話もあるの。ね、ね、気になるでしょ?
でもね、わたしが一番ニヤニヤしちゃったのは、実は中表紙の武官姿のチ・ジニさんと医女姿のイ・ヨンエさんのにこやかな写真なの。素のふたりの笑顔が素敵。
「エヘヘ、ごめんなさい、セリフかんじゃった」「あはは、大丈夫ですよ、○☆%×□#……」「やだもう、真似しないでくださいよ~、ウフフ」みたいな、な!
妄想膨らむ、ほのぼのとした写真。なんかくすぐったいよ~
この写真を中表紙にもってきたのは大正解だよ。もう宝だよ。
チャングムファンの好奇心を掻き立てる情報満載の楽しいガイドブックだった。
〈メモ〉
韓国ドラマ・ガイド
『宮廷女官チャングムの誓い』
前編 ☆☆☆☆☆
後編 ☆☆☆☆☆ -
チャングムは、大体西暦1500年代前半の話なのだが、その頃の日本と比較すると、李氏朝鮮の宮廷文化の先進性が感じられる。(断っておくが、功名が辻(1500年代後半)も別の意味で好きだぞ)
チャングムにはどんどん試練が与えられるね。普通の人ならとうにめげてぐれているぞ。がんばれチャングム。
それにしても王様はおいしそうなもん食べてるね。ええなぁ。
2006/07/31 -
『チャングムの誓い』雑学集。
ミン・ジョンホ様がバツイチという設定だったとは驚き!
でも背景を思うと納得。 -
公式ガイド前編、後編に続いての特別編。雑学満載の一冊っす…。
なおなおさん、はじめまして(о´∀`о)
もうはじめちゃってますけど…(^^;;
お二人の熱い韓国時代劇愛♡
痛いほど伝わっ...
なおなおさん、はじめまして(о´∀`о)
もうはじめちゃってますけど…(^^;;
お二人の熱い韓国時代劇愛♡
痛いほど伝わってきます(^O^☆♪
スゴいです!圧倒されてます♪
未知なる韓国時代劇の世界に、お二人の熱い語りに、なるほど〜の連続で楽しませて頂いてます。ありがとうございます(о´∀`о)
私の方は大体…映画の方の史実ものしか
知らなくて…(・・;)
色々な韓国時代劇の世界を垣間見れたようなコメントのやり取りについてはいけないまでも、とても面白く見させて頂いてます♪
もう一度言います『韓国時代劇♡愛』
凄すぎて素晴らしいです(^^)
また…チラリ覗かせてもらいます(*´꒳`*)
熱い気持ちを受け止めてくださり、ありがとうございます♡
そうですね、映画とドラマとって、や...
熱い気持ちを受け止めてくださり、ありがとうございます♡
そうですね、映画とドラマとって、やっぱり同じ王様や同時代でも、描きかたは変わってきますよね。
hiromida2さんの世宗大王の映画のレビューを読ませていただいたこと覚えてます(*^^*)
いつでもチラリと覗いてくださいね。夜中でも、真冬でも、雨の日も、時代劇♡愛の炎は消えることなく、明るく燃えさかっていると思いますから 笑
hiromida2さん、おはようございます。メッセージをありがとうございます。
昨日から梅雨入りしたそ...
hiromida2さん、おはようございます。メッセージをありがとうございます。
昨日から梅雨入りしたそうで、昨日はまさに「風と雲と梅雨」日でした←このタイトルいじり、我ながら気に入っております^^;
私は周りに韓国時代劇話できる人が子供以外にいない^^;
なので地球っこさんのレビューに熱く反応してしまいます。
hiromida2さんの世宗大王の映画のレビューを読みました。勉強になります。メモしなきゃ!
今観ている「風と雲と雨」は第26代王高宗の時代で朝鮮王朝末期です。不勉強なのですが、ロシア、貿易、鎖国などの言葉が飛び交い、時代の移り変わりを感じます。地球儀や懐中時計なども出てくるんですよ〜。(イ・サンでは単眼鏡や眼鏡が出てきた)
ばりばりの朝鮮王朝時代を楽しむ者としては、末期なんて寂しくある反面、新しい時代の到来に興味津々です。
またまた長くなってしまいました…^^;
これからもよろしくお願いします。