社交好きの女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1389)

  • 早川書房
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本棚登録 : 48
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150013899

感想・レビュー・書評

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  • レジナルド・ヒルのデビュー作にして、ダルジール警視シリーズの第1作。原題は"A Clubbable Woman"。1970年刊行。

    かつての花形ラグビー選手コナンの妻で、かつてのクラブの花メアリーが殺された。町のラグビークラブを中心に繰り広げられる人間ドラマ。だいたいが顔見知りという世界での探りあい。
    巨体でがさつなダルジール警視(元ラガーマン)とインテリ風のパスコー部長刑事(ラグビーよりサッカー好き)のコンビがよい。謎が複雑な感じはしないのだけれど、2人の毒とユーモアまじりの会話とラグビー文化を楽しめるミステリー。

  • 推理小説。ストーリーは普通の推理小説。全くのちょい役のグローガンさんが一番個性が出ていた。彼女で小説書いて欲しいと思ってしまった。

  • ダルジール警視シリーズ第1弾。
    このミスに選ばれてる『骨と沈黙』を読むために
    シリーズの最初から読み出しました。
    結構、軽いミステリィ。
    今後に期待したいと思います。

  • 警察小説万歳!!
    新たにダルジール警視シリーズを読み始めたが、これはなかなか面白かった。ストーリイはまあ、タイトルからなんとなくお察しできるだろうが、問題はダルジール警視とその部下である部長刑事のパスコーのキャラクターである。

    読み始めはなんだか2人の関係が上辺だけの薄っぺらいものに思われたが、なかなかどうして読み進むうちにお互いが打ち解けて、信頼し合っている(勿論ことばにして書かれているわけではないが/笑)のが、会話や思考から伝わってきて、ワクワクした。
    それから、ストーリイについて、舞台はラグビー選手を題材に書かれているのだが、私はラグビーについては無知なのでスタンド・オフ?フルバック??とは何ぞや?な有様だった。
    ゲームのルールもそうだが、訳者さんもあとがきで述べているように、この時代の歴史的背景や民族意識なども作中にはそこはかとなく描写されているので、そこらへんも詳しいとより一層呑み込みが早くて読みやすいと思う。
    第二作もはやく借りたい!

    いやはやそれにしても、翻訳本ってなんでこんなに面白いんだ。あの独特の言い回し、ウィットに富んだ会話、国内作品じゃあれは書けないだろう。海外作品独特のものだね。何気ない会話にも皮肉が隠れていたり、意味深になるから面白い。

  • タルジール警視とパスコー部長刑事の信頼関係が微妙(笑)なんかモース警部をみているようだった(笑) 事件の真相は少し微妙な気がしないでもないかな(--;)そこに至るまでの展開はなかなか良かったけど(笑) 知り合いがたくさんいる中の捜査は大変だろうな〜(--;)

  • ミステリとしての価値はわからないけど、なかなか楽しめた。それはイギリス感を味わえたから。

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