泥棒は野球カードを集める (ハヤカワ・ミステリ 1640 泥棒バーニイ・シリーズ)
- 早川書房 (1996年9月1日発売)
本棚登録 : 27人
感想 : 7件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150016401
感想・レビュー・書評
-
今回バーニイの書店に立ち退きの危機がせまる。やむを得ず(?)泥棒を復活したが、そこで見知らぬ男の死体を発見。さらに警察から高価な野球カードを盗んだ嫌疑をかけられてしまう。
相変わらずバーニイとキャロリンのとぼけた会話がとにかく楽しい。今回はドールという女性がバーニイに近付くが、一見お人好しで彼女に振り回されているバーニイが、実はしたたかにきっちり頂くものを手に入れている。密室殺人のトリックは笑えるし、殺されたシチュエーションは都合良すぎだけど、まあそれを求めるシリーズではないからよいか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
翻訳も大変だろうなと思えるユーモアミステリ。会話が常に漫談だ。相変わらずの作風は、健在でした。
唯一の被害者は登場した時にすでに死んでる。ネタは窃盗なのだけど、被害者は揃いも揃って、被害額がでかい割に痛くも痒くもないという、シリアスとか社会派とか業とかとは無縁のお話。登場人物もトリックもゆるゆるなのだが、こういう話について行こうとすると、読む側のテンション維持が大変だ。 -
013.初.元ビニカバ、帯付。
2010.12.20.鈴鹿BF