泥棒は野球カードを集める (ハヤカワ・ミステリ 1640 泥棒バーニイ・シリーズ)

  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150016401

感想・レビュー・書評

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  • 今回バーニイの書店に立ち退きの危機がせまる。やむを得ず(?)泥棒を復活したが、そこで見知らぬ男の死体を発見。さらに警察から高価な野球カードを盗んだ嫌疑をかけられてしまう。
    相変わらずバーニイとキャロリンのとぼけた会話がとにかく楽しい。今回はドールという女性がバーニイに近付くが、一見お人好しで彼女に振り回されているバーニイが、実はしたたかにきっちり頂くものを手に入れている。密室殺人のトリックは笑えるし、殺されたシチュエーションは都合良すぎだけど、まあそれを求めるシリーズではないからよいか。

  • 翻訳も大変だろうなと思えるユーモアミステリ。会話が常に漫談だ。相変わらずの作風は、健在でした。
    唯一の被害者は登場した時にすでに死んでる。ネタは窃盗なのだけど、被害者は揃いも揃って、被害額がでかい割に痛くも痒くもないという、シリアスとか社会派とか業とかとは無縁のお話。登場人物もトリックもゆるゆるなのだが、こういう話について行こうとすると、読む側のテンション維持が大変だ。

  • 013.初.元ビニカバ、帯付。
    2010.12.20.鈴鹿BF

著者プロフィール

ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。
『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、
第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。
1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。

「2020年 『石を放つとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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