泥棒はライ麦畑で追いかける―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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制作 : 田口 俊樹 
  • 早川書房 (2001年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150017057

泥棒はライ麦畑で追いかける―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想・レビュー・書評

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  • 自分は泥棒には不向きだ、と実感しました。私が考えた最適と思える隠し場所は悉くレイ刑事が探してる。お手上げです。
    もうちょっと古い時代設定を想像していたのと、引き合いに出される有名人の名前が全くわからなかったのと(ジーターとクリントンくらいしか…)、探偵にありがちな秘密主義のために最初は読みにくさを感じましたが、事情が飲み込めてくるとジョークを楽しんで読めました。自分の人生を変えたと言ってもいい作家を助けるためと思えば、例えセクシーな美女からの依頼じゃなくても受けたくなりますよねぇ。その結果殺人犯と間違えられて警察に捕まってしまうとしても。そこへ絡んでくるのが偶然盗めたルビー。異性愛と同性愛、所有欲に知識欲に独占欲、色んなものが絡み合いつつもこんがらがってしまうことはなく、読み心地がすっきりしてます。真犯人は後出しっぽいし(全くヒントがないワケじゃないけど)決定的な証拠はブラフで得るというちょっと反則っぽいところもありますが、犯人あてがメインじゃありませんのでね。個々の事象は何故起きたか、そこから何が見えてくるのか。そこが面白い。
    作中で好んで飲まれるのがライ・ウィスキー。クレイグ・ライスを読んで以来、いつか私もビールをチェイサーに飲んでみたいと思っております。日本人の肝臓では2,3口しか耐えられないかもしれませんが。

  •  ライ麦畑?サリンジャー?どこでつながるのだろうと最後まで読んでもわからなかった。解説に主役の作家のモデルがサリンジャーで有名な実話を下敷きにしてある、と書いてあって納得。だいたいサリンジャーって読んだこと皆無だし気づくわけがなかった。こういう人だったのね。例によってバーニイが盗みに入った先で死体に出くわしてというお定まりのスタート。ホテル内の盗難事件とか殺人事件とかが錯綜してややこしいが、最後にすべてがつながってめでたしめでたしとなる。犯人の意外性もまずまずで、中だるみのマンネリっぽかったシリーズ後期作としては成功しているのでは。後日譚で問題の手紙をしかるべき人々に渡して結局1セントももうからなかった...、のではないところも気が利いている。まったく食えないやつ。

  • 泥棒バーニイ第九作。
    原題"The Burglar in the Rye"。

    今度は作家の手紙を巡ってひと騒動。
    野球カードで知り合いになった、
    マーティン・ギルマーティンがまさかの再登場。

    最後は粋な終わり方。
    下敷きとなった事件を知っていると、
    もっと面白く読めるのだろう。

  • 文学界の巨匠、サリンジャーの実際の新聞ネタをモデルにした事件。殺人事件の犯人追跡とルビーの盗難事件、それにマスコミ嫌いで知られる大作家の手紙を競売にかける話が交錯する。

    犯行現場にいた人達の部屋の出入り様は、神のいたずらとしか思えないほど都合良くできていたが、その運命のいたずらってやつがバーニィにあれだけ苦労させたと考えると、少し笑える。そういうのは嫌いじゃない。けれど、人物関係はちょっと凝りすぎたかな。 犯人は納得いかない人物だった。 別にそこまで意外性を狙わなくても充分面白い仕組みなのに。全然犯人っぽくないと今でも考えてしまう。ミス303号室の存在ももう少し早く明らかにして良かったかもしれない。

    大作家の手紙に関する結末は、すんなりいった。手間のかかる仕掛けってのが少しひっかかるけど、正義漢ぶった終わり方もバーニィの主義に合わないし、作家も面白がってたし(その気持ちも良くわかる)、あんな風に犯人当てもやってくれたらなあ。

    共時性 - シンクロニシティ:偶然の一致以上の意味を持つ、因果的に無関係な事柄の同時発生。
    マンクス・キャット(P108):マン島からきてるらしい。→ 『マン島の黄金』アガサ・クリスティ

  • タイトなジーンズに男ものの白いドレス・シャツ、茶色の髪をポニーテールに結い、大人の色香を漂わせた女性は、バーニイに手紙を盗んでほしいともちかけてきた。これまで正体を隠し続けてきた著名な作家が、正体を暴かれかねない手紙が競売にかけられるのを阻止したいというのだ。女性の魅力にまいって依頼を引き受けたバーニイは、手紙の所有者の住むホテルの部屋に忍びこんだ。ところがそこで彼が見つけたのは、こともあろうに他殺死体だった!またもや自分の潔白を証明するために才能を発揮するハメにおちいった泥棒バーニイの華麗な名推理。

    原題:The Burglar in the Rye (1999)
    訳者:田口俊樹

    ハヤカワ・ポケット・ミステリ(2001.08)

  • 登場人物が多かった。しかもアリスとアイリス名前似てるからわかんなくなっちゃうし(笑)。いつものとおりバーニイとキャロリンとレイの掛け合いは最高。ヘンリーも超良かった。

  • 泥棒探偵バーニィーシリーズ9作目とあった。早いなー。アル中探偵マット・スカダーや、殺し屋ケラーも素敵だが、バーニィーもとても素敵。ウィットの含まれた会話っていうのが、英語版で読んでいないのでいまいち伝わらないが、会話自体を楽しんでいるのが分かってそこが好き。「ライ麦畑でつかまえて」の話が織り交ぜてあり、読んでいたらもっと楽しめたかも。実は未読。村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」は買ってあるのだか…読むのが楽しみです。

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