霧の中の虎 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1709)
- 早川書房 (2001年11月15日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150017095
感想・レビュー・書評
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第二次世界大戦による転変。
キャンピオンの姪のメグは夫を第二次世界大戦で亡くした。5年経って新しい相手とめぐりあい婚約をしたが、亡くなったはずの夫の現在のものと思われる写真が送られてくる。キャンピオン、ルーク警部は調査に乗り出す。
戦争のもたらした人生の転変と、不遇の境遇から犯罪を繰り返す男の悲哀。亡夫の遺言にある亡父の家に代々伝わる宝。それを血筋の者は、どんながらくたであれ大切なものと思うが、戦友はお宝にちがいないと思う。
亡父の家の家宝を探しに、キャンピオン、その妻、メグ、婚約者でフランスの島に行き、かぎつけた戦友で脱獄囚もその島へと向かう。ロンドン警察、フランス警察も空から、陸路でその家へと向かう。ここらへん映画にしたらクライマックスの場面だなあ、と思ったら、映画になったようだ。(1956ロイ・ベイカー監督、日本未公開 解説で)
「葬儀屋の次の仕事」も「屍衣の流行」も途中で挫折、3冊目にしてやっと読み終えることができた。
1952発表
2001.11.15発行 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
253.初.元ビニカバ、帯付。
2010.12.20.鈴鹿BF
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