箱の中の書類 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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制作 : 松下 祥子 
  • 早川書房 (2002年3月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150017132

箱の中の書類 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想・レビュー・書評

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  • 正直、エンディングはなんのこっちゃという感じだったのが、そこまでの複数の視点「手紙」での進行は、今では斬新とは言えないが、読ませてくれる。白黒映画に原作に出来そう。

  • 謎解きとしてはイマイチ。というよりも、他の部分(書簡体の特長を生かした、各登場人物の心理の動き・信頼できない語り手)の面白さのほうが大きかった。全体としては満足。

  • 正確にはセイヤーズと、ロバート・ユースタスという医学者との共著だそう。
    複数の人間による書簡と供述書だけで構成されたミステリ。トリックそのものは専門的すぎてちょっとアンフェアな気がする。ただ、私は元々推理をしながら読まないので、個性ある登場人物たちの書簡で十分楽しめた。
    特に、一昔前の「文学青年」そのものといった雰囲気のマンティングと、家政婦のミルサム。この二人の手紙が面白い。それぞれの筆が描く人物像がまるで異なって見える。マンティングの婚約者からの手紙とそれに対する彼の返事のくだりは思わず笑ってしまった。

  • ぬおおーっ。
    これは私が詳しい事柄が
    書かれていたのでもろ地雷作品だぁ。

    でもそうでない人にとっては
    巧妙な犯行の記録として
    読んでも面白いはずです。
    だけれども人間の汚さっていうのは
    すごくにじみ出てはいますけどもね。

    確かに、この作品の犯人は
    行き過ぎた感性を持っていましたね。
    それを抑制できなかったんですもの。
    そして最後は、怒り狂います。
    そりゃあ悪事はいつかばれるんです。

    でも賢かったのは
    妻の方。
    機転を利かせましたね。

    でも、この犯行方法は
    そのものでは成立しないから
    ばれるのは時間の問題でしたね。

  • ジョージ・ハリソンが営む下宿屋に住み始めた作家・ジョン・マディングと画家のハーウッド・レイサム。レイサムとハリソン夫人マーガレットの関係。ハリソン家の家政婦アガサ・ミルサム。レイサム、マディングの間のもめごとに発した事件。キノコの毒により死んだハリソン。検死法廷での事故の評決。下宿に住むの人間たちの手紙や書類により明かされる事件の真相。

     2010年2月7日購入

     2010年12月23日読了

  • 全編を書簡によって構成したミステリ。
    女中つき夫婦が住むマンションに2人の男が同居を始めた。そして、夫婦の気難しい夫が毒キノコを食べて死んだ。
    息子が調べ始めるが・・・。
    マンティングが好きだ。皮肉屋でチャーミングなのに一番の常識人。
    すごく面白くて頁めくるのがもどかしいほどだったのに、結局アリバイとどうやって殺したのかが判明せず、☆4つ。
    どうやって、毒物を盛ったのだ?

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箱の中の書類 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の作品紹介

そもそもの始まりは、電気技師ハリソンが妻と住む家に二人の若い下宿人がやってきたことだった。穿鑿好きな中年の家政婦をまじえ、一見穏やかな共同生活が始まるが、人間関係は徐々に緊張を高めていく。そんなある夜、家政婦が下宿人の一人に襲われたと訴えた。そして事態は破局へと向かい、ハリソンの奇妙な事故死でその幕は閉じたかに見えた。だが、父の事故死を信じることのできない息子は当事者たちの手紙を集め、ひとつの箱に収めていた…全篇を書簡のみで構成し、なお鮮やかに人間関係を描き出す、驚異的な技巧に満ちた傑作サスペンス。

箱の中の書類 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)はこんな本です

箱の中の書類 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)のハードカバー

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