花崗岩の街 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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制作 : 北野 寿美枝 
  • 早川書房 (2006年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150017842

花崗岩の街 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想・レビュー・書評

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  • 若干粗さもあるけど、結末までうまくまとまってるし、キャラはよくたってる。
    翻訳続いてもいけそうなレベルやけどな〜

  • 凶悪犯に腹を滅多刺しにされて一年に及ぶ休職を余儀なくされたローガン部長刑事。
    仕事に復帰した彼を待っていたのは連続幼児誘拐殺人事件だった。

    警察小説。
    主人公のローガン部長刑事は痛む腹を抱えながらも結構うまく立ち回っていて、それはそれでいいんだけど、もう少しダメな方が好みなんだよなぁw
    検死医である過去の恋人に未練を残しつつ部下の婦警に惹かれたり、厳しい上司をいなす様はお約束。
    幼児誘拐殺人という主軸となる事件が重いので、そこから派生する脇の事件や付随する人間関係も暗いトーンになっている。
    ラストのハラハラも含めて、綺麗な形でまとまっている。
    普通に面白かった。

  • 英国ミステリー界に颯爽と登場した新星・スチュアート・マクブライトのデビュー作。
    舞台は、著名な建築物のほとんどが花崗岩で作られているので「花崗岩の街」とよばれているスコットランド東北部の港湾都市アバディーン。凶悪犯に刺されて1年間休職していたローガン・マクレイ刑事部長が職場復帰した早々、水路から幼児の変死体が発見され、これをきっかけに、街では幼児が姿を消し、続けてまた子供が犠牲になる。おまけに警察内の情報がマスコミに流れている。休職している間に上司も同僚も変わって苦労するローガン。刑事たちが「この雨をなめてはいけない。アバディーンの雨は3年間は止むことがない」と軽口をたたくように、シーンはずっと寒々とした雨ばかり。しかし、読み進むにつれ寒風と雨のアバディーンの雰囲気がハードボイルドな魅力になってくる。まだ読み終えていないので、ミステリとして謎の全様を評価することはできないが、警察ミステリーとしてはすでに及第点は超えている。派手さのない主人公だけど魅力的。

    アバディーンといえば、長崎に住む私には、トーマス・グラバーの出身地としても親しみがあるが、なんといっても、中村俊輔が所属するスコティッシュ・プレミアリーグにチームを持つ都市としても興味がある。
    そのチームは「アバディーンFC」。チームの歴史は古く、過去にあのマンチェスターユナイテッド監督アレックス・ファーガソンがチームを率いたことがあり、セルティックの現在の監督ゴードン・ストラカンも選手として在籍したことがあるチームだ。過去には輝かしい記録があるようだが最近はリーグ優勝から遠ざかっている。
    「花崗岩の街」の中でも、ありえないことをたとえるのに __ドンズの愛称で知られるアバディーン・フットボールクラブがスコティッシュ・プレミアリーグで優勝するのと同じくらい、見込みがないというわけだ。__という表現をしている。(日本だったら熱狂的なサポーターにクレームもらいそうな表現、こわっ)
    グラスゴー訛りが鼻持ちならないとか、「ゲール語を話すやつはばかです」とか、その土地での人にしかわからない複雑な感情のようなものも随所にでてきて、英国の中のスコットランド、そのなかの第3の都市というアバディーンの位置づけのようなものへのシニカルな眼差しも感じられる。

    いずれにしろ、イアン・ランキンのリーバス警部シリーズにつづく、新しいスコットランドの警察ミステリーを発見できたのは、大収穫。ポケミス独特の手触りを楽しみながらサクサクと読破できそう。

    教会とパブと雨がやたらに多いと書かれているアバディーンだが、ミステリーの舞台としてはなかなか魅力的と感じている。

  • スコットランドの警察小説、大型新人のデビュー作です。
    主人公はローガン・マクレイ部長刑事。
    凶悪犯に刺されて1年も休職した後、メンツの入れ替わった職場へ復帰というハンデを抱えた登場。
    雨が降りしきるアバディーンの晩秋、花崗岩の建物が並ぶ街で次々に起こる事件に立ち向かいます。
    幼児が行方不明になって街は暗い雰囲気に包まれ、容疑者が挙がると今度はリンチの危険が…
    コンビを組むワトスン婦警が生きが良くて素敵です。ボールブレイカーという異名を取る腕っ節!?
    ミステリを読み慣れている人ならば、さくさくと読める内容です。錯綜する事件の意外な絡み具合など、上手く料理してあります。

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