他人の墓の中に立ち (ハヤカワ・ミステリ 1894 リーバス警部シリーズ)

  • 早川書房
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本棚登録 : 71
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150018948

作品紹介・あらすじ

一匹狼の刑事が退職する、それは人生の墓場に足をつっこんだも同然だ-警察を定年で辞してなお捜査員として署に残る元警部リーバス。相棒だった女性刑事は昇進し、自分は捜査権限も減じた「手伝い」の身。が、そんな彼の前に特大の未解決事件が。1999年から2008年の間に三人の女性が失踪し、いまだ行方不明だという。最初の失踪者の母から、娘のことを諦めていないという強い想いをぶつけられたリーバスは、事件現場のA9号線に乗り込んだが…英国読者の熱烈な期待に応え、リーバス・シリーズ堂々の再始動。

感想・レビュー・書評

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  • 一昔前というか古臭さも魅力かな。

  • もうこのシリーズは終わってるな。
    リーバスに魅力がない。
    酒とタバコと自己中な捜査という昔よくあったタイプの刑事が主人公では、もう読者を引っ張ることはできない。

    しかも「だからなに?」なプロットで、犯罪そのものにも魅力、ていうのかしら?がない。

    リーバスはもうやめようかな。
    マルコム・フォックスシリーズは確か、また次も読んでみようと思ったはず。

  • 定年を迎へたリーバス元警部が民間人として『重大犯罪事件再調査班』に属して登場。定年を迎へるといふ前作の読了後には、このやうな設定は予想だにできなかつたが、依然リーバス流は今回も健在だ。

  • リーバス警部シリーズは何となく追いかけていたが、今作は面白かった。警察を定年退職し民間人となったリーバスだが、元警官として未解決事件を調査する班で働いている。数年前に娘が失踪したという母親の強い訴えに動かされたリーバスが、似たような事案を追ううちに大事件を暴くことになる。相変わらずのリーバスの頑迷さが、関係者や警官仲間たちと軋轢を生むのはいつも通り。ただ警官という身分を失ったことで諦めざるを得ないことが増えたことで、少しリーバスに共感できるようになったかも。初めは様々な事象が怪しく思えるが、徐々に本筋の事件に関係することと無関係なことが見えてきて、その過程が楽しめる。自作も読みたい。

  • 相変わらずのギラギラしているリーバスで嬉しかった。娘さんとの関係も改善しているようでよかった。リバースVSマルコム・フォックス、リバースVSカファティ、リバースに安寧な余生などあり得ないね。いい人なのに、何故必ず新しい敵を作ってしまうのか。と言いつつ、味方や協力者も必ずできるんだけど。人徳と不徳を併せ持つ。そこが素敵。

  • 鮮やかな展開。
    リーバスと娘の距離感がなんか印象に残った。

  • 退職後のリーバスが巻き込まれた少女連続失踪事件。ミステリよりリーバスの人間関係に比重が置かれているので、リス照りとしては消化不良。

  • 「最後の音楽」から5年。リーバス警部シリーズ第18作。退職した警部は民間人として未解決事件を追う。

    一匹狼の刑事が退職する、それは人生の墓場に足をつっこんだも同然だ―警察を定年で辞してなお捜査員として署に残る元警部リーバス。相棒だった女性刑事は昇進し、自分は捜査権限も減じた「手伝い」の身。が、そんな彼の前に特大の未解決事件が。1999年から2008年の間に三人の女性が失踪し、いまだ行方不明だという。最初の失踪者の母から、娘のことを諦めていないという強い想いをぶつけられたリーバスは、事件現場のA9号線に乗り込んだが…英国読者の熱烈な期待に応え、リーバス・シリーズ堂々の再始動。

    うーむ。これだからやめられません。次も楽しみ。

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