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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150100582
感想・レビュー・書評
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不意に荒俣宏さんのことが気になって、そういえば始めは「翻訳家」だったなと巡らせた結果、団精二名義でウィリアムホープホジスンの代表作を久しぶりに再読した。ホジスンはこの本以外に「幽霊狩人カーナッキ」や「夜の声」など多種多様なホラー作品を書いていて、その最高傑作が「異次元を覗く家」だった……気がする。
今読むと、文章は散漫だし初読の時ほどワクワクしないのは自分がスレてしまったのかも。
ホジスンはとにかく設定がとんでもなくて、長編「ナイトランド」も文章はともかく設定は当時読んでいて驚いたものだった。
「異次元を覗く家」も「ナイトランド」も荒俣宏さんの訳で、ダンセイニやラヴクラフトを邦訳していた人が「帝都物語」で小説や博物学に移行するまでの短い翻訳業を楽しむ1冊。
ちなみに荒俣訳の2冊は現在原書房で入手可能。詳細をみるコメント0件をすべて表示