アンドロイドお雪 (ハヤカワ文庫SF)

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150100995

感想・レビュー・書評

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  • 読み返してみると、おもいのほかよかった
    表紙   5点山野辺 進
    展開   6点1973年発行
    文章   5点
    内容 560点
    合計 576点

  • 今、手元にある文庫本の奥付を確認すると、
    『昭和51年3月15日 第5刷』とある。
    購入したのがその頃だとすると、およそ30年以上、
    枕元に積みっぱなしにしていたらしい。
    本書は著者の極初期の作品であり、あの『ウルフガイ』シリーズよりも
    古いのだそうだ。 いかに長い間、わたしが積読を続けてきたか、
    それだけでも判ろうというものだ(反省)。

    科学技術の進歩が人間そっくりのアンドロイドを生み出したものの、
    機械に過ぎなかったそれは人間以上の『人間性』を獲得してしまい、
    人間的な妄執を引きずることになるのは皮肉以外のなにものでもない。
    これは巻末の『「あとがき」はいかにあるべきか』からの受け売りであるが、
    本書はまさに『SF版牡丹灯籠』であった。

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著者プロフィール

 1938年5月13日、神奈川県横須賀市生まれ。
 1963年、漫画原作を担当した『8マン』(少年マガジン連載)は、その後自らがシナリオライターのチーフを務めてTBSでアニメ化され、大ヒットを記録する。
 1971年、『狼の紋章』が爆発的にヒットし、松田優作のデビュー作として映画化。『ウルフガイ・シリーズ』は若い世代の心を捕らえ、永遠のバイブルとなっている。
 1967年に刊行開始した『幻魔大戦シリーズ』は“ハルマゲドン”旋風を巻き起こし、総計2000万部を超える大ベストセラーを記録。1983年にアニメ映画化される。
 1994年、日本で初の本格的オンライン小説『ボヘミアンガラス・ストリート』をネット連載。『月光魔術團』『ABDUCTIONシリーズ』『幻魔大戦deep』など現在も精力的な執筆活動を続ける。

「2008年 『幻魔大戦deep トルテック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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