- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150104610
感想・レビュー・書評
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他の惑星をテラフォームして人類の居住地を広げるアイデアは古くからありますが、この作品では宇宙人が地球に対して行い、なおかつその手段は環境へ大きく影響を与えることができるまでに進化させた生物としての人類なのです。しかもこのネタバレは冒頭60ページのうちに明かされてしまいます。当然環境問題や環境テロリスト、それに立ち向かおうとする人々が超能力者として現れてくるのですが、素材のつなぎかたが著者らしく変わってます。70年代の作品のテーマがまさに現代の最先端をいっているのが1周回って驚きだ!
冒頭のシーンが人称が目まぐるしく変わって何を描いているかよくわからないのですがここを突破できればなかなかに面白い。やっぱりゼラズニィ癖つよ!表紙はまったくよろしくないけれど、苦労するのはわかるよ。不思議な魅力満載。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物の立場が最後までよくわからなかった
表紙 5点ヤナセ
展開 6点1976年著作
文章 6点
内容 625点
合計 642点 -
ゼラズニイで一番好きな作品。
会社のトイレに部長さんの読んでいる本が置いてあるのですが、中にロジャー・ゼラズニィの『わが名はコンラッド』がありまして。
ふと出版リストを見てびっくり。
『わが名はコンラッド』と『伝道の書に捧げる薔薇』しか名前がない!
あとは軒並み絶版ですか?!
いや〜ゼラズニィでもダメなんだ……
やっぱり積読になるのは分かってても、好きな人の本は見かけたら買っとかないといかんな〜