竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)
128人が登録
★3.83
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
みんなの感想・レビュー・書評
SF文庫ですが、読んでいてファンタジーにしか思えない作品。
主人公の性格にはついていけないところもあるけれど、それを補ってあまりある魅力があります。
緻密さというか繊細さには欠けますが、そりゃもうぐいぐいと力強く物語の先へ引っ張っていかれます。
竜と竜騎士。魂ごと繋がれた一対は天を駆け廻り、彼方からやってきて緑と生き物を食いつくす“糸胞”を炎にて焼き尽くしパーンを護る――だが“糸胞”が天より降ることがなくなった時代、竜と竜騎士は疎ましがられ、またその数を減らしていた。同じころ家族を殺された少女が息を殺し、復讐の機会をうかがっていた。地球から忘れられた惑星“パーン”で繰り広げられる大河SF。「竜騎士は飛ばねばならぬ、空に糸胞のあるときは!」
入れておこう。マキャフリーとくれば、この本なので。でもねー…私は竜騎士シリーズはあまり魅力ではなかった。とくにこの本は「入っていけない」感が強かった。今読んだらまた違うのかもしれないけど。
ファンタジーのようだけど、実はSFでした。とはいえ、この竜の見事なこと…エラゴンの映画を観てパーンの映画化を願った私。
竜の戦士/パーンの竜騎士 1
いわずもがな、マキャフリイの代表傑作! 疑りぶかくて自信なさげなレサがだんだんかっこよくなっていくのが爽快!
私が大好きなシリーズのうちの1つです。
人類が地球から恒星間移住をして、独特の文化や習慣が生まれ、やがては地球の事も忘れちゃう程長い年月が経ち、世界は中世かはたまた……と言ったところ。
その星には火を吐く事の出来る竜がいて、竜に選ばれ、竜に乗って、空から降って来る「何か」から、人々や作物を守っている、それが竜騎士。
はるか宇宙を越えて移住した人々の話だからSFなんですけれど、ファンタジーが好きな人は読んで楽しいと思いますよ。
竜に選ばれる、ってところが、またなんとも心くすぐられます。
また、アン・マキャフリィ作品は、気が強くてちょっとイヤな女がいい感じです。
いや、ちゃんと素直な女性も出て来ますが(笑)
「竜騎士は飛ばねばならぬ! 空に糸胞のある限り!」
数百年の周期ごと、命ある有機物の一切を食いつくす「糸胞」がふり注ぐ惑星パーンが舞台とし、唯一、糸胞に対抗むできる生き物である火を吐く巨大な竜、竜とテレパシーで結ばれた竜騎士たち、そして一般の人々……たちが織り成す人間ドラマ。……というとファンタジー小説のようですが、実はがちがちのSFです。後に「竜」が作り出された手段が説明されている物語もあります。
というものの。
筋立ては文句なしに面白いのですが、なにせ時代が古くてがちがちの直訳文体、しかもヒロインがマキャフリィにありがちな「気が強い」「可愛げのカケラもない」「計算高い」「くそ生意気」な性格なもので、人を選んでしまうのがとても残念な結果となっているのは否めません。でも面白いんです、このシリーズ。再翻訳して欲しい一冊。

何度も読み返しているマイベスト。マキャフリイ大好き!





