スタータイド・ライジング 下 (ハヤカワ文庫 SF 637)

  • 早川書房
4.06
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本棚登録 : 195
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150106379

感想・レビュー・書評

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  • 上を読んでしまっては、もはや、読みやめることはできない。これぞ真正のダブルクラウンだなと思う。面白いです。おすすめです。

  • 俳句がいい味をだしている
    表紙   8点加藤 直之
    展開   8点1983年著作
    文章   8点
    内容 900点
    合計 924点

  • 敵に包囲された状態からの脱出をするために、いろいろ策を練り行動する。下巻は物語のスピードがギアを一段上げたようにエンディングまで加速しながら一気に進んでいく。場面の切り替えもテンポよく、いいリズムで緊張感を持ちつつ読み進めていける。

    クライマックスシーンでは、なんとなく上手くいきすぎな感はあるものの、登場人物を応援してしまうほど引き込まれていった。スピード感を保ちつつ簡潔な文章でありながら細かい部分も頭に浮かべられるくらい描写がうまい。楽しく読めました。

    それにしても、登場人物?はほとんどがイルカなので、緊迫した戦闘シーンでも、戦っているのが、あのつぶらな瞳のイルカたちだと思うと、少し笑えてきた。私が乗組員の一人だったらイルカたちに囲まれている時点で戦意は沸いてこないと思う。

  • 知性化された「イルカ」がメインクルーな宇宙船って、
    と思ったが結構面白かった。
    多視点での痛快冒険スペースオペラ?
    登場人物が多く、なかなか名前を覚えきれず少し苦労。
    他作品にも連なる壮大な背景設定はユニーク。
    終盤の話を収束させてゆく流れは、
    やや大味だが B 級的なワクワク感を楽しめる。

    1983 年 ネビュラ賞長篇小説部門受賞作品。
    1984 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
    1984 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品。

  • 列強諸族の話がもっとあったほうが個人的には良かった。
    上巻に較べて下巻は楽しめたし、エンディングも悪くはない。
    しかし、上下巻2冊を買うほどおもしろいかと言われれば・・・
    一冊にまとめて話のテンポを早くすれば良いのに。

  • この小説には知性化され人間と言語を共有するイルカが登場するのだが、彼らのうちのオスが人間の女性クルーに欲情する様子が描かれているのが面白い。常時性的に発情=言語的思考という示唆はよくわかる気がする・・・。

  •  ストリーカーの乗組員のほとんどが知性化されたイルカ、ネオドルフィン族なので物語も彼らの視点が中心になっていきます。
     列強諸国がストリーカーを手に入れようと大艦隊戦を繰り広げている中、キスラップからいかに脱出するか。物語はそこに収斂していきますが、その過程でまたもストリーカーはある大発見をしてしまいます。とにかく手に汗を握る展開と、どことなく明るいというか、地球の種族に輝かしさを感じさせる展開が非常に読んでいて気持ちいいですね。
     ちなみにブリンは日本文化に対しても相当な思い入れがあるらしく、俳句や禅の精神がでてくるのも面白いところ。日本人クルーも乗っていてなかなか活躍してくれるのもたのしいところです^^

  • ストリーカーが発見した古代の遺物。そのニュースが流れるや列強の大艦隊がストリーカーを追跡。水の惑星に追いつめる。どうなる、ストリーカーの乗組みイルカ・チンプ、そして人類は。

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