ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)

  • 130人登録
  • 3.68評価
    • (12)
    • (9)
    • (17)
    • (1)
    • (2)
  • 10レビュー
  • 早川書房 (1988年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150107697

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 主人公のブロードヘッドが精神分析ロボット(人工知能?)にカウセンリングのようなものを受けながらとブロードヘッドの過去に迫る。ブロードヘッドが負う罪は物語の最後に明かされる。きっと話の主題はそこなのだが、作品の流れは、すでに姿を消した異星人のヒーチーが残した謎の施設であるゲートウェイでので生活描写が主流である。ヒーチーが残した宇宙船を操縦してゲイトウエイ経由で外宇宙に行ける。そこで人類の役に立ったものを持ち帰ったら一財産を築ける。ただし、生きて帰還できる可能性は大きくない。一攫千金を夢見る調査員にとっては大儲けできる場所である。ブロードヘッドも一攫千金を狙っているようではあったが、なかなか活動しない。ぐずぐずしているようで読者をやきもきさせるが、これはクライマックスで明かされる真相を想像させないための作者による恣意的なリードだろう。ゲイトウエイがなくても物語は成立する感じを持ったが、未解明の施設があるからこそSF的に楽しめるし、結末をうまく隠せたのではないだろうか。また、ゲイトウエイだけだと宇宙考古学のような話になってしまい驚きが小さくなってしまう可能性もあったと思う。最後に驚きをもたらされ、非常に楽しく読めた。

  • ダブル受賞の古典の第一話 読みやすくて面白い
    表紙   7点木嶋 俊
    展開   7点1977年著作
    文章   7点
    内容 750点
    合計 771点

  • サイエンスとフィクションが見事に融合している。

    巻末解説に許されないレベルのネタバレがあるので注意。

  • ヒーチー人が残した、人類には行先不明の宇宙船に乗って飛び立つ調査員の話・・・と思いきや。
    ほとんどは、ぐだぐだの回想とはちゃめちゃな精神分析です。
    そのぐだぐだとはちゃめちゃが一気に収束していくラストはすごかったですが、設定が緻密なだけに、もっとSF的な話が読みたかったというのが正直なところ。
    続編を読むとまた感想が変わるのかもしれませんが。

  • 10年以上前に読んだのを再読。やっぱり名作。冒険SFでいて文学でもある。

  • まあ主人公のどうにも仕様がないだらしなさには
    目を閉じておきましょう。
    いわゆる獣男です。

    ただし、彼は大金と引き換えに
    目の前で多くの命を失うのも
    見てきているのです。
    そこにはいとしいものも含まれていて…

    ゲイトウエイは一攫千金を夢見
    集まる光あふれる世界です。
    ただし、夢がかなうのはごく一部。
    その一部に含まれない男に
    ロビネットは含まれていたはず、なのですが。

    成功には引き換えが
    あるのかも、と身構えてしまいます。

  • 異文化コンタクト

  • 想像していたほどではなかったが、散漫な過去の記憶と
    現在の語りが収斂されていくクライマックス

  • SFという設定でなければ描くことができないあるひとつの人間の心情というのが本作で描かれるが、それは人間の本質的な部分をついていて素晴らしい。

  •  ある小惑星で異星人が遺した大量の超光速宇宙船が見つかる。一攫千金を夢見る人々が、危険を冒してこの宇宙船で旅に出る、という未来の世界。成功した主人公の精神分析と、主人公が成功するまでの危険な日々が交互に語られる。
     単純なサクセス・ストーリーではなく、苦渋に満ちた不安定な生活を描く青春小説みたいになっている。謎の異星人宇宙船という設定のわりに、文学的なSF小説だ。それにしても、人工知能に精神分析させるというのは、面白いと思う。

全10件中 1 - 10件を表示

フレデリック・ポールの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
グレッグ イーガ...
オースン・スコッ...
グレッグ イーガ...
ポール アンダー...
ジェイムズ・P・...
アイザック・アシ...
有効な右矢印 無効な右矢印

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)に関連するまとめ

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする