モンキー・ハウスへようこそ〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

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制作 : 伊藤 典夫  浅倉 久志  吉田 誠一 
  • 早川書房 (1989年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150108120

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モンキー・ハウスへようこそ〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)の感想・レビュー・書評

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  • 「新しい衣服が要求されるような仕事は、すべて警戒すること」  - ソロー  見開き二ページ目

    「フォスター家の財産目録」 9
    20年代の低俗なジャズ
    母親から叩き込まれた高貴な精神を守りぬく姿にtouched

    「構内の鹿」 8
    記事を書くため工場に入った鹿を探す新入社員
    最後は鹿を逃がし自分も森へ行く
    年功序列のバカバカしさを皮肉っているのかな。

    「明日も明日もその明日も」 6
    不老不死の薬が開発された未来の話
    おじいさんが死なずに遺産相続のためビクビクする家族を描いた話。
    やっぱり今は良い時代なのかもね。

  • ハリスン・バージロンの映画版「2081」、観たい。

  • ヴォネガットの短編集 正直面白くはないが悪くもない
    表紙   7点和田 誠
    展開   6点1950-1968年著作
    文章   6点
    内容 650点
    合計 669点

  • 過剰な人口増に悩まされた挙句、
    セックスと快楽をきりはなすことに成功した社会で、
    人びとに道義的自殺を勧める自殺ホステスと、
    性の解放を求める反逆者たちの闘いを描いた表題作を筆頭に。

    あたえられた役になりきってしまう青年俳優と、
    初めて舞台に上がった受付嬢の恋愛を描く『こんどはだれに?』

    捕虜たちを駒にした命がけのチェスゲームをとおして、
    冷戦や代理戦争を風刺する『王様の馬がみんな……』

    などなど、
    ユーモアとアイロニーと、そして愛にあふれた13篇からなる短編集!

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    あらすじでも何作か紹介しましたが、
    印象的だった短編をもう一作。

    傷心の復員兵である青年が、
    村に逗留していた人気女優にかけた(心無い)忠告から始まる『誘惑嬢』は、
    他人を理解できない/他人に理解されない苦しみを悲痛に訴えかけます。


    長編作品にみられる、
    ここぞというところでの「偶然の一致」「運命のいたずら」感は
    さすがに薄いですが、
    奇抜な設定と、人の内面への丁寧なアプローチは、
    ヴォネガット作品ならではの飄々とした雰囲気を醸しています。
     それではっ

  • 思うに近未来に起こりうる社会問題は、その時代のSFというジャンルの文学作品によって既に裏書されている。そして人間はその警告を無視し、面白いように自ら墓穴へ向かう。

    テクノロジーの進化と比例するヒューマニティーの退行。医療の進歩と高齢化・人口爆発。終わりなき成長と資源問題。兵器の先鋭化とジェノサイド。今では全て当たり前の問題が、既に1950年代にカート・ヴォネガットによって、娯楽作品の皮を被せられてはいるものの、社会に広く警告されていた。

    だがそれら全てが、避けられえた別の道を押しのけて見事に実現してしまっている。これは優れたSF作家たちが、本当の意味人間本質を見抜いたうえで物語を組み立てているからだろう。

    それは個々の人間が良心の徒であっても、社会としう集団になったときに、一部の強欲な野心家の声を増幅する装置に成り下がってしまうという現実だ。「正しい」ことはいつも隅に追いやられ、社会の暴走は見過ごされる。公共の福祉とは客観的にみれば独善性/エゴの超人格領域への拡大でしかない。

    ディストピア小説とは異なり、カート・ヴォネガットは恐ろしいほどに残酷な“無辜の市民”を、ユーモアを交えて、愛を持って描く。けれどそれは人間本質の反射であって、結局現実はこうだ。一人ひとりの良心や正しさが、連続的に実現されたことは未だかつてない。

    ほっとくと悪の道にガンガン突き進んじゃう「社会」というアニマルを、上手にコントロールする手法が民主主義政治。それが今までうまくいかなかった理由は、「情報を隠す」ことができたからだ。

    でも情報を媒介する手段が多様化、流通コストが下がり、メッキを剥がすことができれば、「正しさ」は悪行を反証する形で根拠を持つ。

    絶対的な正しさは存在しないけれど、その時代時代において、絶対性に限りなく近い答えはある。それは原理主義と表裏。そこまでいってしまうと…という気はするけれど、現代のSF作家が描くディスとピアは絶対に回避したい。

    話しそれたけど、時代を先取りしているテキストは今もどこかで生み出されている。文学は古典も大切だが、感受性豊かな同時代文学作家が描く「人間の危機」にこそ、本当に大切なものがあるのかもしれない。

  • 2007/05/28 購入
    2007/06/02 読了 ★★
    2013/05/24 読了

  • 大好きなヴォネガットの第一短編集

    「わが村」
    「ハリスン・バージロン」
    「こんどはだれに?」
    「モンキー・ハウスへようこそ」
    「永遠への長い道」
    「フォスター家の財産目録」
    「誘惑嬢」
    「王様の馬がみんな…」
    「ほら話、トム・エジソン」
    「新しい辞書」
    「となりの部屋」
    「夢の家」
    「ハイアニス・ポート物語」
    「孤児」
    「バーンハウス効果に関する報告書」
    「ユーフィオ論議」
    「帰れ、いとしき妻子のもとへ」
    「構内の鹿」
    「嘘」
    「未製服」
    「手に負えなかった子供」
    「人間ミサイル」
    「エピカック」
    「アダム」
    「明日も明日もその明日も」

  • 『ミエナ彼女とミエナイ僕。』P90 アリーシャが読みかけで気になっていた本。

  • ハリスン・バージロン

  • バラエティ豊かだったけれど、全体の印象としては、可もなく不可もなくの、ほんとうにフッツーの短編集だった。

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