アイヴォリー: ある象牙の物語 (ハヤカワ文庫 SF レ 3-1)

  • 早川書房
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本棚登録 : 49
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150109608

感想・レビュー・書評

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  • 静かな物語だ。一つのものを介して歴史は繋がる。

  • 感動した!素晴らしい
    表紙   7点末弥 純
    展開   7点1988年著作
    文章   8点
    内容 800点
    合計 822点

  • 数千年の時間と銀河全体に広がる世界と、史上最大とはいってもそこまでして追い求めるほどの価値はないと思う象牙とが、どのようにかみ合うのか興味があったが、そこは職人レズニックだけに、感動的な(まさしく)物語に仕上がっていた。ただちょっと皮肉なことに、一番おもしろかったのは、遠い未来や宇宙での部分ではなく、19~20世紀にかけての実際にあったかもしれない地球上での象と人間の物語や、マサイ族をはじめとするアフリカ東部の種族と第一次世界大戦の関係といった部分だった。

  • 象牙とマサイSF!

    財布とか宝石とか、ひとつのモノにまつわる連作ものってあるやないすか
    この本だとすんげぇでっかい一対の象牙にまつわるエピソードを過去と未来をいったりきたりしながら滅び行くマサイの歴史とともに語られるのです。
    その象牙はキリマンジャロ・エレファントって呼ばれる象の象牙なんだけど、ロンドン自然史博物館の倉庫に実在するみたい

    マイク・レズニックは物語うまいね。
    おすすめだけど絶版中みたい。

  • 一対の象牙がたどった数奇な運命を追った壮大なSF叙事詩。
    象牙にまつわる様々なドラマだけでなく、「幕間」に挿入される象牙の歴史を調べる調査員自身の物語もスリリング。
    失われゆくものへの悲しみが歌われる哀切なラストが素晴らしい。

  • キリンガヤを読んで作者に興味を持ちました。象牙をめぐる六千年の旅・・・

  • 久しぶりに本棚にある本を読み返した。叙情的で独特の未来世界の描写も僕好みだが、何よりも実在するキリマンジャロエレファントの牙(象牙)を巡る謎解きはまさに小説の王道で、最後まで読み続けさせるパワーがある。

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