- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150110529
感想・レビュー・書評
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SF。長編。
『宇宙のランデヴー』のような冒険あり、ホーガンの『星を継ぐもの』のような謎があり…。
何よりも物語のスケールが大きく読み応えがある。
読んだのが忙しい時期で、少しずつしか読めずに、ドップリと物語に入り込めなかったことが残念。
時間があるときに再読できたら…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<目次>
・ はじめに
◇第一部 レオーノフ
◇第二部 チェン
◇第三部 ディスカバリー
◇第四部 ラグランジュ
◇第五部 星々の子
◇第六部 世界をまほるもの
◇第七部 ルシファー昇る
◇エピローグ・20001年
・ 謝辞と注解
・ 訳者あとがき -
「2001年」は映画版と設定の若干異なる小説版があるが、こちらは映画版の続編小説。
HALの再調整やボーマン(デイブ)との接触など、前作を観た人たちへのファンサービスもたっぷり。特に人間味を帯びたHALとチャンドラ博士とのやりとりは思わずウルっときてしまう。無機物をこんなに愛おしいと思えてきてしまうとは。 -
2019.3.2(土)¥250(-15%引き)+税。
2019.3.17(日)。 -
これは映画はなんとなく見てて、なんとなくストーリーは知ってた。
2001年は小説と映画で少し設定が違うのだけど、あえて映画版に合わせた続編なのね。
これでクラークの長編は3つ読んだけど、なんかこう、細かい科学技術の話と、超生命体みたいな話が両方
出てきて、個人的にはなんかもう一つな感じが…。
短編集でどちらかに的を絞ったようなのはとても面白かったのだけど。
ちょっと前のいちせさんの感想(http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2008_05.HTM#d21_0)もなんかその辺なのかなあ、とか思ったり。
まあ50年前に書かれてるから、科学技術の話の実現可能性が高くなってきて、超生命体みたいな話との
フィクション度の差が大きくなってしまってるから、なのかも。 -
古書購入
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このシリーズの中で一番好き。急に登場人物が増えて、前作に比べるとかなり人間味が増す。
でもアーサー・クラークはやっぱりアーサー・クラークだけど笑
チェン号の下りとか、L1地点での流れとか、読んでてドキドキするし、まるで見てきたかのような語りですごい引き込まれる。
HALの復活もハラハラするし。
ラストすごい大胆だし笑
SFたくさん読んでた頃、地球外生命ってどんなだろとかよく考えたな。
未知の領域には期待や夢がたくさんあって、想像する余白地帯が広すぎて、楽しくて仕方ない。
自分自身で宇宙へいけることはないだろうけど、興味は尽きないよね。
あと、やっぱり訳はこの方がしっくりくる。
ディスカバリー号のサルベージ
レオーノフ号木星への旅 -
「H・A・Lは、Heuristic ALgorithmicの略だ!」
「2001年宇宙の旅」続編。
原題は、「2010:ODYSSY TWO」。そう宇宙への2度目の旅だ。
ディスカバリー号、ボーマン、ザガートカ(モノリス)のその後が書かれている。
ネタばれするので深くは書かないが、2001年の前半で登場するフロイド博士を中心に物語りは進んでゆく。
キューブリックの作品とは違う雰囲気ではあるが、ファンならずともSFとしてすばらしい作品。
この後、2061年、3001年と物語は続いてゆく。 -
人間と人間と科学技術の物語。
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久しぶりに本棚から取り出したのは、はやぶさが帰還して急に思い出したからなのです。
もう何度も読み返しているにもかかわらず、今回もまた読んで不思議な気持ちになるのです。映画にはない描写もありますが、それが小説版の楽しみでもありますね。木星生物の描写が映画にはありませんが、クラークの小説では他にも描写がみられます。知性は持ちあわせていなくとも生命は発生している可能性を強く訴えているのですね。