青い瞳のダミア (ハヤカワ文庫 SF マ 1-18 九星系連盟シリーズ)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150111199

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  • 読み易いジョブナイルと思えばいいのだろう
    表紙   3点おおやちき
    展開   7点1992年著作
    文章   7点
    内容 642点
    合計 659点

  • 図書館から借りました

     SF。サイキッカー、宇宙もの。
     「銀の髪のローワン」の続編。
     ダミアはローワンの娘。

     原題は「DAMIA」。

     タイトルに異議あり。
     「苦労人アフラ」とか「緑の肌のアフラ」とかにするべきだろう。
     なぜなら、この本は676頁あるけれど、177頁までダミアは生まれてもいない。ずっとアフラ視点で、前の物語の舞台裏の説明がされているのだった。
     そして、ローワンに苦労させられまくったアフラは、ローワンの子たちの世話もする。
     ダミアもその一人。
     過労死しないのが不思議なぐらい、まめに働くアフラ。
     ダミアはアフラが大好き。
     二歳児だというのに快活すぎて、ローワンの手に余るため(テレポートもできるし、知恵も働くし、どこへでもいっちゃうし)、子供たちは父親の生まれ育った星に預けられてしまう。
     帰ってきたときには、ダミアは思春期の娘さんになっている。
     とはいえ、その長い時間にあっても、アフラはまめに様子を見に行く。子供たちの後見人であったから。(男だけど、ほとんど『乳母』のごとくに面倒みてたようだ
     アフラは自制に長けているので、親友たち(ローワンはもとより、旦那(能力者たちの親玉)のジェフとも仲がよい)の子供に手を出すわけに行かないので、完璧に自制。裸のダミアにオイル塗るのも、やってのける。
     ダミアが初体験のとき、相手を焼き切って(能力者同士だったため、下位だった恋人の精神を壊してしまったのだ)しまったときには、両親にばれないように相手を回収して治療の手配を。
     アフラに叱られるとすねて、ダミアは噛みついてひどい傷をおわせたりとわがまま放題して、逃げていく。
     母と娘、二代に亘って、えらい目にあわされているが、彼の危惧は「三代目の面倒を見る体力があるかなー」ということだった。お人好しというか、なんというか。
     ローワンのせいで、ずるずると結婚しないままのアフラ。

     ダミアとアフラがくっついたときには安堵した。
     ああ、これでアフラの苦労は減るはず、と。
     でも、この本の主役は絶対、アフラ。 

  • ESPの強さによって部署がきまる、宇宙ステーションの運送部門のような仕事。ダミアの一家は特に強いESPを持ち、重要なポストについている。
    正体不明の敵襲に、能力全開で立ち向かう・・・

    何かいい雰囲気に書かれてるけど、生まれつきのESP能力別の等級制度とか超やる気なくしそう・・・
    この、政府主体の運送屋的な仕事のみ、そういうシステムになってるのかな?よく暴動とかテロが起きないもんだと思う。

  • これもまた大河ロマン系ハーレクインロマン。今度の話の主人公はローワンの助手だったアフラ。これのアフラが最高に好き!

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