- Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150111311
感想・レビュー・書評
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地球にミニ・ブラックホールを落としちゃった!という、とんでもない冒頭に仰天。人類滅亡の危機に立ち向かうというSFらしいストーリーではあるが、細部にはかなりのリアリティがあって別の意味で驚いた。1990年に刊行された本書は、ジェームズ・ラブロックのガイア理論が下敷きにあるようで、人口問題、環境汚染などによる2021年現在の地球の危機的状況をかなり正確に予測しており、物語の本筋とは別に、世界の現実に対して悲観的になってしまった。コンピューターやインターネットについての描写もなかなか正確。メールすら珍しかった1990年当時、掲示板やSNSの書き込み、郵便事業が縮小していくなど、見てきたかのようにリアルに描いているのはすごい。マルチスクリーンでファスト映画を制作しているのは笑った。西暦2038年の設定だが「2038年問題」については触れられていない。
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ガイア―母なる地球〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
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知性化シリーズと比べると大したことはない
表紙 5点加藤 直之
展開 6点1990年著作
文章 6点
内容 635点
合計 652点 -
研究者が作ったマイクロ・ブラックホールが地球に落下。すぐに消滅すると思われていたが、なぜかブラックホールは成長を続けている。しかもそれは落としたものとは別物だった。
地球を飲み込むべく成長する新たなブラックホールを調査した結果、それは地球外から来たものと判断せざるを得 -
私がインターネットを始めるきっかけを作った本。上巻。まるで今日のネット隆盛を予言していたかのようで今読み返すと面白い。話長いよ〜(^Q^)