ハイペリオン (下) (ハヤカワ文庫 SF シ 12-2)

  • 早川書房
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本棚登録 : 925
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150113346

感想・レビュー・書評

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  • 一巻までは楽しかったのだが、二巻目以降は読むのが苦痛になってきた。
    こんなに人気の作品なのに、なぜ私は楽しめないのかと苦痛であった。
    楽しんで読めたのは、学者夫妻の子どもがどんどん赤ちゃんに返っていくところ。涙を誘う。
    この親子、一応は救われたようで、嬉しい。
    聖書に記述のあることと同じことが起こっていたなあと記憶しているのだが思い出せない。。
    ==
    検索して思い出した!子どもを神に捧げよ!というところだった。

  •  やっと読み終わる…と思ったらまさかの未完。上巻から引き続き巡礼者それぞれの物語が様々なジャンルに亘っていて圧倒される。特にソル・ワイントラブの物語の「時間遡行」とブローン・レイミアの「アンドロイド」はそれだけで完成している。さらに領事の物語では時間軸を行き来しながら最後に全ての謎が明らかになる見事な構成。一番大きな謎は残ったままだが、それを棚上げにしたままでそれぞれの物語に引き込まれた。四部作の読破は気が遠くなるから、とりあえず「ハイペリオン」を読めばいいかと思っていたが、まずは「ハイペリオンの没落」を読むしかなくなった。

  • 面白い!やばい、早く次をポチらなくては!
    (もしくは本屋に駆け込むか)

    ・・・というのが本書を読んだあとの多くの読者の行動じゃないかな。

    無論、俺もポチった。

  • 上巻で高まったボルテージを保ったまま、下巻も「面白さ」が波状攻撃を仕掛けてくる。
    あの学者の物語はずるいよなあ。もう、娘を持つ父としては泣きっぱなしですよ。ああ思い出したらまた泣けてきた。

    が、最後はびっくり!え?これで終わり?
    まるで北方水滸伝みたい。あれだけ面白かったのに、ラストで一気に興ざめ。ああ、惜しい。めちゃくちゃ惜しい。

    と思ったら、解説によると実はまだ続くとのこと。よかったー。続編ももちろん買いです。

  • 上巻に引き続き読み進めた。

    ハイペリオンへの旅に参加するものの話がぎりぎりまで続き、どのようなエンディングなのかと最後まで考えながら読んでいたが、さらに別な本へ続くとは知らなかった。

    正直、読み進めていて、このまま終わってしまうのはつまらないと思っていたの少々うれしくなったのも事実である。

    それぞれの物語がある程度つながりつつあり、さぁこれから面白くなるぞというところで終わってしまった。少々、難しい表現もありさらっと読んでしまったところもあるが、全体の概要はしっかりとらえることができるので十分楽しめる。

    SFにあまり慣れていない私でも、この長い小説は最後まで楽しめそうだ。

  • 登場人物の物語がかすかにつながっていく。面白い。
    でも、まだ続くのか・・・

  • 上巻に引き続き惑星ハイぺリオンの<時間の墓標>を目指す七人の巡礼者の身の上話。
    今回語られるのは、学者と探偵、そして領事の物語である。
    どの話も小説一本分に相当する内容の濃さであると思う。
    娘を愛する親のストーリーには涙を禁じ得ないし世界の根幹を揺るがすミステリーには手に汗を握る。
    そして世代を経て社会の歪みに立ち向かってゆく姿には心を打たれる。
    本当にダン・シモンズという作家は、どんなジャンルでもこなす力量を持っているんだなと驚くばかりである。
    これら巡礼者の語る物語によりこのハイぺリオンの世界を理解した読者に待っているのが本格的にドラマが動き出す「ハイぺリオンの没落」である。
    是非こちらも読んでいただきたい。

  • 「思い出のシリ」の後半ぐらいからスピード感が増してきてそのまま最後まで走りきる感じ。登場人物と世界観の紹介で終わり「ハイペリオンの没落」へ続く。

  • 上巻に続きシュライクの謎に迫る7人の過去がわかってきてまさかのどんでん返しがラストにある

  • バラエティ豊かな話が集まり、それぞれがハイペリオンへと向かっていく。上下巻で900pくらいあったけど、まだ何の回答もない。それに対する怒りとかは全く生まれず、早く続きが読みたい。

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