ゴールド: 黄金 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-39)

  • 早川書房
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本棚登録 : 135
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150113438

感想・レビュー・書評

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  • 短篇とエッセイだった。アシモフさんのエッセイ初めて。ネタは考えに考え抜いてできるもの、具体的には…という具体的な脳内で骨子が組み立てられる様は興味深かった。若い頃に書いた「夜来たる」が好きなのね。ロボットはチェコ語で労働や奴隷を意味する。諷刺は大げさに言い滑稽な印象を、皮肉は逆を言いだいたい怒りを与える。

  • ゴールド―黄金 (ハヤカワ文庫SF)

  • 3部構成のうち、2、3部のエッセイは楽しめる人とそうでない人にわかれるやろなぁ。ぼくはそのエッセイに興味があって読み出して、楽しめました。アシモフもいろいろ読み返したいなぁ。

  • 最初の数編を読んで、思わず巻末の初出一覧を見てしまった。若いころの作品にしか思えなかったから。
    しかし、確かに1985-1991までの晩年の作品でした。アシモフは1958から1981まで、ほとんどSFを書いていない。これらの作品を読むと、まるで20数年のギャップを、まるでワープしたかのように、依然と変わらず書き続けたのだと分かる(解説にも同じようなことが書いてあったが)。
    立派と見るべきか、進歩がないというのか。ともあれ、これまでのアシモフに免じ☆3つ

  • アシモフマニアのための短編集
    表紙   5点野中 昇   嶋田 洋一・他訳
    展開   6点1995年著作
    文章   7点
    内容 628点
    合計 646点

  •  「ロボット三原則」を考案した、アイ・ロボットの原作者。今も、全世界のSF関係者に絶大なる影響を与え続けている、アイザック・アシモフの最後の作品集です。
     ある作家の家で働くロボット「キャル」は、主人と同じように小説を書いてみたいと願うようになる。キャルの申し出を快諾した主人は、小説を書けるようにキャルを改造するが…。ブラックユーモアの「キャル」がオススメ。

    ※)「ロボット三原則」
    1.ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
    2.ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
    3.ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

  • 短編集というよりもエッセイ集に近いが、アイザック・アシモフを知る上でなかなか興味深かったです。出版社の意図するところがあるのでしょうが、手に取るのをためらうような古めかしさの表紙絵でした。

  • 短編+エッセイ。

  • ヒューゴー賞受賞の表題作をはじめ、いくつかの短篇が収録される本書ですが、本の半分以上はアシモフ自身のエッセイで占められます。このエッセイがまぁ実におもしろい。
    SF界の巨匠アシモフがSFについて、SF小説の技法について、ときには自身の作品について色々語ってくれます。アシモフは誰もが認める作家なのだから、尊大な態度があっても決しておかしくないのだけど、これがまた適度な謙虚さを保っていて好感。かといって、まったくの聖人君子というわけではなく、隠しきれない尊大さがあるところも可愛らしい。
    エッセイ自体も、時折思わず笑いが漏れてしまうぐらいユーモアに富んでいて、素直におもしろい。いやぁ、やっぱりアシモフは読ませる力があるなぁ。

    前半の小説自体は、正直可もなく不可もなくって感想なのですが、後半のエッセイがただただ面白く、そして人間味溢れるアシモフの姿が垣間見られて、なんだか彼の作品だけでなく、彼自身も好きになってしまう一冊でした。

  • アシモフの短編小説とエッセイからなる“アシモフ・ア・ラ・カルト”。小説は巻頭の短編以外今ひとつ。エッセイは多分、他の作品を知っていた方が面白い。これを“アシモフ入門書として最適”というのは無理がある。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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