ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)

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制作 : 松尾たいこ  大森 望 
  • 早川書房 (2003年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150114381

ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)の感想・レビュー・書評

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  • どんな時代であれ、生があり、死があり、その時代に生きる人々のささやかな喜びや悲しみがある。タイムトラベル先の14世紀のイングランドの片田舎で、ペストの蔓延により、知己が次々と倒れていくなか、キンバリーは身をもってそのことを思い知らされたのでは。歴史とは、後世に名を残すこともなく生き、死んでいったこの人の、あの人の人生の集まりなのだと。

  • 二つの時代の疫病の蔓延で、物語は加速する。
    わかっているのよ、創作だということも
    すでに700年前に結果が出ているということも。
    でも年代が判明した瞬間、
    あの人(達)が亡くなった(とわかった)時
    何度か震える一行があった。
    なによりキヴリンの最後の一言は、
    文字通りにとってよいのだろうか。

    途中、若さゆえ活き活きと頼もしくもあった
    最終盤では、それがわずらわしくもあるコリンが
    成長して出るなら、シリーズは全部読まないとね。
    もちろん空襲警報も読みなおそう。

    他の方感想に「長い」とあるが、確かに長い。
    (いや、今年ようやく読み終わった『レ・ミゼラブル』
    各巻冒頭100ページに比べたらなんでもない)
    でも、それだけ情報が与えられているなら
    登場人物たちが身近な「あの人」に
    感じられるだけの、異常ななかでも
    なんでもない日常の一コマになるのではないかと思う。
    混乱のなかで、アメリカ人団体に巻き込まれ、
    いつまでもトイレットペーパーに頭を悩ませる
    フィンチ君とか。

  • 最後までちゃんと読み終えてよかった! 何度涙ぐみそうになったことか…。
    昨年の新型インフルエンザ騒ぎの前に読むか、後に読むかで、だいぶ没入感が違うのではなかろうか。

    しかし後半の展開はすごい。痛い胸を抱え、呆然として読み終わった。

  • いやはやとんでもなかった。
    世界の終末。
    思わぬ、読みくだしにくいと思ったところが伏線だったりして。
    とんでもなかった。

  • ウィリスの感動作 読むべき一冊である
    表紙   6点田口 順子(旧作) 大森 望訳
    展開   7点1972年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 820点

  • 21世紀のドタバタはさておき、14世紀のオックスフォード付近の人々の暮らしがまるで見てきたように活き活きと描かれている。ペストに抗する術を持たない人々が神に祈りながら倒れていく様は哀れだ。キヴリン嬢は本シリーズの続編には登場しないだろうなぁ。

  •  物語の収束していく感じに少し安心し、イメインへの感情は多少解消されたけれど、ギルクリストへのもどかしさは解消されていない気がする。
     長引かせるために挿入されたままならなさというか。通信に関しては書かれた時代のこともあるのだろうけれど、どうも水増し感が払拭されない。訳者がこのプロットでこれだけの長さを書ける人はそういない、というような評価をしていたけれど、じれったさを感じながら読んだ身としてはそもそもこれだけの文量は要らなかったのではないか、という感想。シリーズものというので、続きを読んだら印象が変わるんだろうか。
     ローシュ神父が好き。

  • いつの間にかカバー変わってますね。私が読んだのは以下の少女漫画風イラストでした。

    カバーイラスト / 田口 順子
    カバーデザイン / ハヤカワデザイン
    原題 / "DOOMSDAY BOOK"(1992)

  • 下巻まで一気読み。
    もう夢中になっちゃって。

  •  タイムトラベルによって実地的な歴史研究が行われるようになった近未来が舞台の、“オックスフォード大学史学部シリーズ”最初の長編。本作では、中世イングランドに降下した史学部生キヴリンを軸に、迫りくるペストと21世紀のオックスフォードで発生した原因不明のパンデミックとの闘いを描く。
     紛れもない長編で専門用語も多く、翻訳SFに慣れない人は二の足を踏みそうな作品だが、それでも読む者をグイグイ惹きつけるこの作者はさすがとしか言いようがない。登場人物は皆活き活きとしており、本当にその時代に生きていたかのよう。主人公の成長物語としても歴史小説としても一級品なので、興味がある人は是非読んでみてほしい。
     また、読後は短編である『空襲警報』を手に取ることをおすすめする。書かれた時期は短編のほうが先だが、脇役として登場するキヴリンにぐっと来ること請け合いである。

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