シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫 SF ス 15-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115678

作品紹介・あらすじ

「わたしたちを楽しませてくれますか?」ある朝、新共和国の辺境惑星ロヒャルツ・ワールドに降りそそいだ携帯電話から聞こえてきた不思議な声は、住民の語る「物語」と引き換えに、3つの願いをかなえはじめた…お金、自転車、家、核融合爆弾…それがどんな願いでも。かくて惑星社会は大混乱に。この事態を「侵略」と決めつけた新共和国皇帝は、ただちに攻撃艦隊の派遣を決定したが…。英国SF期待の新星が放つ衝撃作。

感想・レビュー・書評

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  • 原書名:Singularity sky

    著者:チャールズ・ストロス(Stross, Charles、1964-、イングランド、小説家)
    訳者:金子浩(1958-、千葉県、翻訳家)

  • シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫SF)

  • ハードごった煮 悪くはないがどうでもいい部分が多い
    表紙   5点岩郷 重力   金子 浩訳
    展開   5点2003年著作
    文章   5点
    内容 615点
    合計 630点

  • // memo
    宗教哲学に近いものを、「神様」なんてものを出さずに描こうとしていて、そのためいろいろなシンボリズム——というとむずかしいけれど、要はほのめかし——に頼る。ラファティの短編は、通常はナンセンスギャグ小説みたいに思われているし、本当に笑えるくらいおもしろい。それが長編になるとどうしてこう小難しくなるのか。訳者・柳下毅一郎の解説には大感謝。昔、原書で読んだときには、ここに出てくる秘密組織のような存在がなぜこんなことをしているのか、さっぱりわからなかったんだが、柳下のおかげで実に明確になった。とはいえ、これを普通の人に薦められるかというと……無理だ。が、思わせぶりな小説が好きな方は挑戦してみてはいかが?

  • 特異点を扱ったハードSFかと期待するとこける。が、ふわっと冒険ものとして楽しく読んだ。英国のコメディ面が全面に押し出されているので、米国のSFファンにはつらいかも。

  • 軽くて読み飛ばすのにはうってつけなSF作品。
    登場する美女美男コンビが困難を切り抜けてハッピーエンドに…というあまりにステレオタイプなシナリオなのに、チャールズ・ストロスが書くとなんとも魅力的な作品になる。まさにThe スペースオペラだと思う。

  • キャラクターがコミカルで、思いのほかサクサク読めた。壮大な設定も◎。難点としては、シリーズ物とはいえラストがあまりに尻切れトンボなところ。

  • アホンダラ!です。

    扱っているSF的なネタはとんでもないです。
    でも、そんなこと感じさせないくらいに、読みやすい。

    英国人のシニカルな部分も楽しめます。

  • 「シンギュラリティ」というのは日本語では「特異点」等と訳される。コンピュータ業界から気象業界まで幅広く使われる言葉のようだが、この作品の解説から引用すると「科学技術の幾何級数的進歩によって現在からは理解も予測もできない段階へと世界が到達する時点を指す。」ということらしい。
    話の出だしがいい。空から降ってきた携帯電話が「楽しませてくれたら望みを何でも叶える」なんて話しかけてくるシュールさ。そこから怒濤のように紡ぎ出される難解用語&ガジェット。しかし展開は簡単な話で、要は宇宙戦艦を舞台にしたスパイものって感じ『アイアン・サンライズ』にも期待。

  • 母推薦。
    なんか2回目を読みたくなったら好きな本かもしれない。

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