暁の女王マイシェラ (ハヤカワ文庫 SF ム 1-24 永遠の戦士エルリック 3)

  • 早川書房
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本棚登録 : 133
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (607ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115708

作品紹介・あらすじ

宿敵セレブ・カーナを追って、南の大陸へと渡ったエルリックとムーングラム。だが、ロルミールの山岳地帯で突如奇怪なキマイラの集団に襲われ、奮闘むなしく連れさられた雪原で出会ったのは、無人の城の中、ただひとり昏々と眠りつづける絶世の美女だった…表題作『暁の女王マイシェラ』と、父の亡霊から父の魂を収めた薔薇模様の小箱の探索を命じられたエルリックの想像を絶する冒険を描く『薔薇の復讐』の二長篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    俺があいつであいつが俺でのマルチバース物語に少々疲れてしまった。
    最近、観る映画もそっち方面だったから疲れが倍増。
    マイシェラ編の悪役は結果どうなったんだっけ?って言うぐらい薔薇の復讐が長かった。
    キャラクターも多くおぼえるの大変。

    この後にはゲイナーの正体が!?的な話があるそうなのでそれはそれで楽しみ。

  • 根暗なヒーロー、エルリックの3巻目。「暁の女王マイシェラ」と「薔薇の復讐」の2編。後者は、ジプシーの国の台車に乗って移動する村や町が舞台だが、「移動都市」っていう別のSF小説と記憶が混同していたことがわかった。

  • エターナルチャンピオンシリーズ、エルリックサーガ第3弾。
    今までは普通の(?)ファンタジー小説だったこのシリーズも、だんだんその特徴である平行世界・時空を越えた展開をみせるようになってきた。

    宿敵、セレブ・カーナを追うエルリックが出会う、眠り続けるマイシェラという女王が導くお話。
    そして父の魂を入れた薔薇の小箱を探す中に出会う、予言能力があるファット一家や<薔薇>、そして詩人・ウェルドレイクたちとの戦いの話。


    <薔薇>たちとの戦いでは、特に詩人・ウェルドレイクの歌う歌がポイントになっており、そこここに美しい歌がちりばめられていて、もとより美しい文章がなお酔いしれるような文章になっている。その詩歌のような壮麗な文章でつづられていくからこそ、エルリックの宿命が切なく感じるのかもしれない。

    まだまだ7巻まで続くこのシリーズ。できれば終わって欲しくないシリーズでもある。

  • 厨二厨二と呼ばれてる理由が分かった感じ。
    厨二って要するにファンタジーなんだよなあ。
    一貫してファンタジーで、傍観者的なキャラクターが配されたことでサーガの魅力も増している。
    後、英雄譚に必要なのは各地を巡ることなんですね。
    これが一箇所防衛にのみ徹してたらそれはきっと土地に対してのサーガになってしまうんだろう。

    事象に関して受け身で流れっぱなし(流されっぱなしではなく)のエルリックと対するゲイナーはエルリックを浮き彫りにする意味で良いキャラクターだった。

  • 『暁の女王マイシェラ』
    『最後の王の苦悩』
    セレブ・カーナを追って雪山へ。キメラの襲撃により迷い込んだ城。眠り続ける女王マイシェラ。マイシェラに襲いかかるセレブ・カーナの軍。

    『蒼白の皇子を罠にかける』
    乞食の都の王と手を組んだセレブ・カーナ。タネローンに向かうラッキールを襲撃する。奪われた王の指輪。ラッキールの救出に向かうエルリックとムーングラム。

    『一つの目的持つ三人の勇者』
    タネローンを訪れるマイシェラ。セレブ・カーナのタネローン襲撃。コルム、エレコーゼの協力。

    『薔薇の復讐』
    父親サドリックの亡霊に薔薇の小箱の捜索を命じられたエルリック。旅の途中であった詩人ウェルドレイク、「薔薇」と名乗る女とジプシーの国へ。アリオッチの宿敵に使えるゲイナー。

     2010年6月13日読了

  • あまりないタイプのファンタジー。世界観に翻弄されます。一回読んだだけだとちょっと分かりにくい部分も。

  • 昔読んだ!

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