彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF) (ハヤカワ文庫 SF キ 6-2)

  • 早川書房
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本棚登録 : 223
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150117122

感想・レビュー・書評

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  • 未来に蘇ったジョン・ギアリー大佐を中心に展開する、ミリタリーSFの彷徨える艦隊シリーズ第2巻です。
    2つの星間人類文明であるアライアンスとシンディックは、終わりの見えない泥沼の戦争を続けています。
    ギアリー大佐率いる危機的状況のアライアンス艦隊はシンディックから逃避しつつも捕虜収容所を発見、そこでファルコ大佐を救出するのですが…。
    今作では艦隊内の人間関係が劇的に変化し、ギアリー自身も暗い部分“ブラック・ジャック・ギアリー”が育ち始めます。
    3巻にも期待します。

  • シリーズ第二弾 早くも読むのがつらくなってきた
    表紙   5点寺田 克也   月岡 小穂訳
    展開   5点2007年著作
    文章   5点
    内容 515点
    合計 530点

  • これも前作に続き面白かった。
    ギアリー率いるアライアンス艦隊は敵基地で捕虜収容所の解放に成功する。しかし、その中にはギアリーと同じように伝説となった猛将ファルコがいた。味方の損害を顧みず猪突猛進するタイプであるファルコはギアリーと衝突。しかしファルコには信奉者も多く、ついに39隻の艦とともに離反しギアリーの制止を振りほどき別星系に旅立ってしまう。一方ギアリーの艦隊はワープポイントであるハイパーゲートを破壊するという敵の作戦を阻止すべく戦闘を開始する。別々に行動する艦隊の運命は…
    今巻では、ハイパーゲートに関する謎が大きなポイント。人類はハイパーゲートを利用しながら、その物理特性や仕組みについてはほとんど無知であることが判明する。さらに、ハイパーゲートの破壊が超新星爆発並みのエネルギー放出の可能性も判明する。ハイパーゲート破壊が大きな武器になることを知り悩むギアリー。そしてギアリーに近づきついに関係を持つにいたるが相変わらず本心がわからないリオーネ。リオーネと対峙するデシャーニ。さらに辺境域の状況が明らかになるにつれ、異星人の存在を暗示する。

    様々な問題を抱えながら故郷を目指すギアリーだが、こんなストレスだらけの生活はごめんだね。なおかつ、逃げ場もない戦艦生活。よく耐えられるものだよ。

  • ジョン・ギアリー大佐率いる星系同盟艦隊の旅、その2(別にふらふら徘徊しているわけではないので、「彷徨える」はどうなんだろう)。やっぱりでてきました、足を引っ張る困った味方。そして、主人公。くにに帰るまではつねに戦闘状態に準じているのだと思うのに、やっぱり女性と懇ろに。なんだかな。しかも、わざわざ自分でも厄介そうだと思う女性をつかまえなくても…。
    さらに、超長距離を移動する手段の一つ、ハイパーネットワークに怪しい第三勢力の影。まさか彼方から波動存在だかウ・ドゥだかがでてくるんじゃないよね、と、とあるゲームを思い出した次第。
    艦隊の旅はまだまだ続きます。

  • 相変わらずの面白さではあるのだが、全体としてみると「尺稼ぎ」のエピソードだった気がする。遠回りになるという展開や、トラブルを起こしそうな新登場人物があっさり退場したからそう感じるのだろうか。

  • 突然大きな組織を率いることになってしまったら・・・
    一致団結とは無縁の集団のリーダーとなってしまったら・・・
    間違った状況で英雄として祭り上げられ、崇められたら・・・
    英雄に祭り上げられ、挙句引きずりおろそうとする輩に囲まれたら・・・
    失敗は死を意味する組織のリーダーとなってしまったら・・・

    明らかにスペースオペラなのだけれど、苦しむ中間管理職が出てくるリーダー論として読んでしまった。汗。

    スペースオペラ界の「もしドラ」か・・・「もし100年前のおぢさんが大艦隊を率いる大佐になったら」

  • 異星人が鍵なんだろうなぁ。ファルコはちょっとかわいそうだった。

  • -

  • 4.5

  • ファルコ大佐登場後は、読みたいような読みたくないような複雑な気持ちに。
    今回はギアリー大佐の劇的な指揮があまり見られず残念。

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