にせ《マルコ・ポーロ》 (ハヤカワ文庫SF ロ 1-371 宇宙英雄ローダン・シリーズ 371)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150117450

作品紹介・あらすじ

ラール人が仕立てた、にせものの"マルコ・ポーロ"は、アトランが用意していた欺瞞惑星オルクシィを破壊してしまった。アトラン率いるNEIの本拠惑星のポジションを知る"事情通"が、ラール人をオルクシィに案内したにちがいない。アトランとラス・ツバイの搭乗する"ソルセル=2"は、にせ"マルコ・ポーロ"を撃破すべく、ヨルショル霧状星雲に向かった。だが、そこには、思いもよらぬ存在が待ち受けていたのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙がややネタバレのようでもあり、そうでないと言えばそうでないとも。

    前半『にせ《マルコ・ポーロ》」
    不十分な偽物で地球人を欺けると思ったら大間違いだぜ、ふふふん♪という話の続き。ホトレノル=タアクさんもここまで徹底的にダメだと思い知らされたらショックだろうなあ、彼のがっかりを想像するとかわいそうになってくる。
    イオタナーたちが手に入れようとした「プシオン」なる言葉はライトノベル『魔法科高校の劣等生』ではたびたび出てくるのだが、ここでもお目にかかれるとは。SF的にはなじみ深い言葉なのだが、現実ではどうなのだろう。
    表紙の女性はイオタナーのナタリーだと思われるがなかなかの美人である。消えちゃったのかな、もったいない。

    後半『試練の帰還』
    祖先の思いを受け継いで、子孫たちが何かを成し遂げるあるいは成し遂げようとするというのは小説でも現実でもよくある話。両親、祖父母ぐらいのレベルの先祖ならまだ記憶も新しいうちだが、どんどん時間がたって先祖の思いだけが子孫にのしかかるような状況になった時、子孫はどのように考え行動するのだろう。流れとしてはその辺が興味深いが、意見としては「かわいそうだから早く地球を太陽系に戻してあげて~」と思ってしまう。

  • ローダンシリーズ371
    ハルト人のベルラトが今後も活躍するみたいだ・・
    表紙   5点工藤 稜   五十嵐 洋訳
    展開   5点1975年著作
    文章   5点
    内容 500点
    合計 515点

  • ラール人の偽ローダン一行は出来が悪いのでほっとくとして、イオタナー達が今後生きてくれるような話になると良かったのになぁ。ま、本物のローダン達もついに銀河系に向けて出発…できそう…だといいなぁ…

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