七王国の玉座〔改訂新版〕 (下) (氷と炎の歌1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118457

作品紹介・あらすじ

前任の"王の手"は暗殺されたのでは?疑惑を胸に王都におもむいたエダード・スタークは、密かに調査を進めるうちに驚くべき秘密をつきとめる。だが同時に、彼のまわりには覇権を賭けた諸候の怖るべき罠が、幾重にも張りめぐらされていたのだ。一方、南方の草原では、ターガリエン家の遺児が騎馬民族と結託し、"鉄の玉座"奪還を狙う。さらに王国の北を守る"壁"の向こうでは、人知を超えた邪悪な力が蠢きだしていた。ローカス賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻に引き続き、楽しんで読んだ。途中、数カ所、脱字が気になった。

  • 上巻に引き続き。
    七王国の世界そのものを描いているという書き方がよい。こことは異なる世界の中で登場人物たちが躍動する様子を頭の中で活き活きとイメージすることができ、自分の視点だけこの世界に潜り込んで、瞬間移動しながら俯瞰しているよう。まさに文章の力。
    物語は終わる気配を見せない。世界を描いているのだからそれは当たり前でそもそも終わりというものがあるはずがない。
    登場人物一人一人で見れば、何人かの重要人物の人生は終わりを迎えた。ロバート王、エダード、ベンジェン、カール・ドロゴ、ヴィセーリス、その他ジョリー・カッセルなど印象的なサブキャラクターたち。
    今後気になるのは、ジョン、ロブ、アリアなどエダードの子どもたちの動き。ティリオンが物語をどうかき回すかも気になる。後はなんといってもデナーリスとドラゴンたち。七王国へ向かうのか。まったく先が読めないだけに楽しみ。

    残念な点は一つ。翻訳が良くない。
    英語の表現をそのまま日本語に置き換えてるだけではと思われるところが多々ある。例えば「かれ」「かれら」の使い方。原文に「he」「they」とあるからと言ってそのまま置き換えただけでは不自然になるはず。
    原文を確認していないので何とも言えないが、とにかく翻訳で引っかかるところが多かった。

  • 上巻から立ちのぼってきた闘争の空気がいよいよ開戦へ。そして魔法で終幕。
    上下巻合わせて、壮大な物語のプロローグのような感じ。
    読み始めは躓くけど、大量の主人公格のキャラクターと未知の世界観を把握できればのめり込んでいける、と思う。ファンタジー好きであれば。
    ダイアウルフが相変わらず可愛い。ようやくお気に入りの人間のキャラクターも。完成した感のあるデナーリスと、完成が楽しみなジョン。
    早めに続きを読みたい。
    ※魔法と明記されてるわけじゃないけど、あれはもう魔法!

  • 面白い!
    登場人物が多くて入り乱れているので、これ誰だ、と思うことが2ページに1回はある年寄りだけど、それでもページをめくる手が止まらないんだから、ほんとに嬉しいファンタージー。

    大きく、3つの舞台があるように解説されていたけど、それ以外にも注目したい人物がてんこ盛り。
    次作以降も振り落とされないようについていかねばな。

  • ドラマでは理解しきれなかった諸々を補完できたので良かった

  • 読了後,ん?全く話が収束していない,とは誰しも感じるだろう.むしろ今後膨らんでいく物語への序章(すら終了していない?)に過ぎない.これはもう読み進めるか,もう諦めるかの選択肢に迫られるだろうが,個人的に諦める選択肢はない.この物語世界がどのように収束するのか見届けたい(と,この2冊で思わされてしまったということですね).

  • 悲劇から突然始まった戦争。ターガリエン家の女の動き。目が離せなかった。

  • 哀しさを通り越して笑っちゃうくらいの思い通りのいかなさに、休日一気読みしてしまった。盛大に大風呂敷を敷き詰めて、さて次はどうなるのか。

  • デナーリス!デナーリス!

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