シップブレイカー (ハヤカワ文庫SF)

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制作 : 鈴木康士  田中 一江 
  • 早川書房 (2012年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118679

シップブレイカー (ハヤカワ文庫SF)の感想・レビュー・書評

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  • ねじまき少女が、面白いながらも
    情報量の多さを上手く消化しきれず
    なんとなく無茶にまとめた印象やったけど
    コレはシンプルで読みやすかった。

    簡単に映像として脳内再生が出来たし
    それでいて伏線の回収がうまくて
    派手さは無いけど非常に良い作品。


    トゥールが気になるわーっ笑

  • 良きジュヴナイル。
    「親方!空から女の子が!」じゃなくて「難破船から女の子が!」なお話。
    『ねじまき少女』は未読のため、先入観がないからか単純に、素直に楽しめた。

    ラッキー・ガールを救おうと奔走するところも勿論面白かったが、それ以上にネイラーとどうしようもないクソ親父のリチャードの親子関係と、半人のトゥールの存在が良かった。
    家族の定義や人と人との絆のあり方を考えさせられた。
    そして深く描かれはしないけれど、YAの割にはシビアな社会のかたちも興味深かった。ネイラーとラッキー・ガールの間には完全に社会的な線が引かれている。それでも強くしたたかに生きていこうとするネイラーをはじめとした“シップブレイカー”たちの姿が良かった。

  • なかなか、面白かった。難破船から銅線をはじめとした金属を回収しているネイラーと雲の上の富豪の少女ニタの交叉する冒険もの。世界はバチガルピの石油の枯渇し温暖化であらゆる所が水没した世界。半人とかSF的ガジェットもあり楽しい。面白いけれどジュブナイル。第六ポンプみたいな暗さはあまり感じられない。表紙はネイラーとニタ。ねじまき少女と比べるのもどうかと思うがねじまきの衝撃はない。面白かったですけど・・・

  • ボーイミーツガール!過酷な生活を強いられる少年が、謎の美少女に出会って動き出す物語。
    まさしく、YAが喜びそうな展開。

  • バチガルピのいつもの石油が枯渇して暗い未来世界のお話

    ラスボスがひでえ父親というのがまたきつい

  • ねじ巻き少女で有名になったパチガルピ氏のYA向け小説。世界観はねじ巻き少女とよく似ていて、石油が枯渇し、温暖化で海沿いの都市があらかた水没してしまった世界。難破船から資材を回収して稼ぎにするという社会の最底辺で暮らす少年少女たちが主役。
    世界設定と描写のリアル感は相変わらず半端ない。
    筋書きとしては、少年のところに大金持ちの少女が漂着する→彼女を助けるがそのことで飲んだくれの父親と対立→彼女を連れて逃走→少女もまた追われる身であり、敵対者の手に落ちる→少年は彼女を取り戻し、父と対決し、倒す。というふうにジュヴナイルの王道をゆく。ラピュタとスターウォーズを足して割ったような感じ?
    ただし、ひとつ特徴があるとするなら、それは「命の秤」だと思う。自分の命と他人の命を天秤にかけざるを得ない状況が何度も少年を見舞う。それこそ「殺らなければ殺られる」という究極の選択肢だ。もし理性だけを働かせれば、彼は漂着した少女を救うなんて馬鹿げたことはせず、大きな幸運をつかむこともなかったし、かといって良心の声だけに従っていれば父親に殺されていただろう。そもそもどんな時に誰の命を奪ってよいかなど、人間に判断などできようか。
    だから少年は相手がどんなに悪人であろうと人の命を奪うたびに落ち込む。そのことを肯定し、「奴は殺されても仕方なかった。でも命を奪うと、奪った者の魂も一緒に削れるんだよ」と語りかける大人がいるところがYAらしいフォローだなと感じた。

  • ボーイミーツガール。
    冒頭、少年たちの酷い状況が克明に描かれていて、映画を見るかのようだった。暗い船底と明るい海、嵐と白い船、ひどい親父と優しい人達の対比がさらにそう感じさせたのかな。
    犬のおっちゃんがかっこよくて、彼を中心とした別のストーリーとやらに期待。

  • お約束なので安心して読める。はらはらドキドキはしないけど、小心者の私には世界観をじっくり眺める余裕ができた。
    クリッパー船がとても素敵。船の形態の描写だけで機能美だけでなく、それが海を渡る爽快感も感じられた。

  • 石油資源が枯渇し、経済社会体制が激変、地球温暖化により気候変動が深刻化した近未来アメリカ。少年ネイラーは廃船から貴重な金属を回収するシップブレイカーとして日々の糧を得ていた。ある日ネイラーは、超弩級のハリケーンに蹂躙された後のビーチに、高速船が打ち上げられているのを発見する。船内には美しい黒髪と黒い目をした少女が横たわっていた……

  • バチカルビ版ジュブナイル小説。かなり正統派な物語構成です。
    少年は少女と出会い、様々な困難を乗り越え成長し、故郷を旅立つ。
    読後感は悪くないのですが、都合のいい展開で万事丸く治まってしまったなという感想です。
    前半部分、少年の過酷過ぎる生活環境。
    その生理的感覚に訴えるリアリティ。先の見えないジリ貧感。
    これはバチカルビの特徴で好きな部分でもあるのですが、後半の夢物語と釣り合いが取れてないような気がします。
    前半の過酷さと比べると上手く行き過ぎているように感じてしまうのです。
    少年少女向けだからかな?

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