塵クジラの海 (ハヤカワ文庫FT)

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制作 : Bruce Sterling  小川 隆 
  • 早川書房 (2004年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150203535

塵クジラの海 (ハヤカワ文庫FT)の感想・レビュー・書評

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  • 2011/4/13

  • 遠い未来、水のない惑星の、崖が成層圏まである大きなクレーターの中にある「塵の海」を舞台としたSF。奇矯な船長と、麻薬の原料となる塵クジラの油目当てに捕鯨船に乗った主人公の、壮大な風変わりさの海洋小説。

  • 巨大なクレーターに分子レベルの塵の海がある水無星。
    そこに棲む塵クジラからは麻薬が採取されるのだが、突然その取引が禁止される。
    そのため、ジョン・ニューハウスはコックとして捕鯨船に乗り込み、航海に出る。
    乗組員の中に、見張りとして雇われているコウモリのような翼の生えた女性、ダルーサと出会う。
    彼女と激しく恋に落ちるが、ダルーサは人間に触れられるとひどいアレルギーが出て、火傷を負ったようになってしまうのだ。
    触れ合うこともできない二人。
    一方、船長は塵の海の生態系に異常なほどの執念を持っていて……

    スターリングの長篇デビュー作。

    ダルーサとのストイックでありつつ、SMチックな恋愛。
    肺を破ってしまう塵のためのマスクや手袋だけど、
    むしろこれは二人のためのボンテージファッションと考えるべきなのかな?

    それよりも、塵の海の生物がたまらない。
    非常に私的な感想から言うと、砂の海ってヴィジョンが大好きなんだよねぇ。
    それだけでもう(笑)
    デビュー作だからなのか、描写にまどろっこしいところもあるけど、
    水無星の生活や船の様子が、ヲタク的偏執さで書き込まれている。
    個人的には、水が全くないってのをもっと書いて欲しかったかな。
    結局、塵の海の正体とかよくわからないけど、これはソラリスってこと?

    今のスターリングとは、なんかあまり結びつかない内容だけど、
    結構面白かった。
    ただ、これをハヤカワFTから出すのって、無理ない?

  • SF作家の若き日の作品らしい。まだ読んでいない。

  • はるか未来の地球の物語。ファンタジーというより確実にSFだね。

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