- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150204839
感想・レビュー・書評
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第2巻。3人の間には友情のようなものが芽生えている。お互い影響し合ってものの考え方や感じ方が変わってきている。謎だったことも、だんだん明らかにされてきている。知れば知るほど、「魔法」をもって生まれてきた人には過酷な選択がつきつけられているんだなぁとわかる。よくこんな設定考えたな。死の恐怖から、他人や、場合によっては身内から魔法を奪って生きながらえるとは。
2巻目まで読んで、残りあと1巻。ここまで来て続きを読まずにはいられないが、この話、救いはあるんだろうか。リーズン、トム、J.T 、エズメラルダそれぞれに望みある将来が用意されてるといいな。
作中時折でてくるアメリカとオーストラリアの「異文化交流」がなかなか面白い。思春期の少年少女だけに互いの違いを受け入れられず「変」などといってけなしてしまうのもなんだか納得。同じ英語を話していても、やっぱりかなり違うんだなと。
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この人の大人の書き方も、ハリー・ポッターシリーズと同じく、ものすごく誠実だなと思います。
尊敬できるということは、完璧であるということではない。
完璧でないからといって、信用ではないわけではない。
今回、死がすぐ後ろまで追いついてきている感じがすごいです。
この先、何らかの救いを見せてくれるとは思うのですが、どこまで救えるのかというと、たぶん、全部は無理だと思う。
さて。 -
こちらの想像を遥かに超えて展開していく物語に度肝を抜かれた。登場人物たちの造型がとても巧み。次でお終いなんだなー。
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3部作の2作目。
スローテンポだけど退屈しない。次で完結、ちょっと楽しみ。 -
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魔法を根こそぎ奪おうとした祖父ジェイソンの魔の手からのがれ、友だちのJ.Tやトムと一緒に祖母ミアの元、魔法の知識を得ることになったリーズン。そんな中、祖母の家にある魔法の扉を、強い魔力を秘めた得体のしれない何かが攻撃し…。
魔法を使って命をすり減らすか、使わずに正気を失うか…。魔法とは無縁の生活を送ってきたリーズンにいきなりつきつけられたのは、残酷な現実でした。リーズンたちに残された時間はあとわずか、ぶじ生き延びることができるのでしょうか。三部作第2弾。 -
Magic or Madnessシリーズ第2弾。
「あたしと魔女の扉」の続き。
ふむ。全3部作の中間だけあって急展開だけど、なんかこう設定を表に出すので精一杯の感がある。ちょっと慌しい。
全4部にしてのんびり書いて欲しいような、イキオイがあってよかったのかは少し悩みどころ。でもこの著者ならこれがいいのかなぁ。 -
基本的には前作と同じく扉のこっち(シドニー)とあっち(ニューヨーク)で交互に語られる話。今作では魔法が尽きて死にかかってしまったり、リーズンがあーんなことになってしまったりと、3部作の中巻なわりには結構急展開。…てゆーか章のタイトルを見ればわかってしまうんだけど、すごい展開。まあ、「魔法」の設定を考えればあり得ない話ではないのだけれど。
とにかく。リーズンは魔法を使わなくても狂気に墜ちず、かといって魔法を使っても早死にしない方法を模索する。次巻でそれは果たされるのか…?楽しみ。 -
三部作、第2巻。
この巻ではリーズン、トム、JTそれぞれの恋愛も出てきてますます目が離せません。「魔法」の正体にも少しずつ近づいている感じ。
次で完結だけど、どういう結末になるのか楽しみです。 -
「あたしと魔法の扉」第二弾。シドニーに帰って安心したのもつかの間、扉の向こうから何かがやってきた!魔法を使えば20歳までに死んでしまう、使わなければ正気を失う。そんな運命を抱えたリーズンだけれど、さらに‘えーっ!’な出来事が・・・!?第三弾が早く図書館に入りますように。
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シリーズ二作目。
今回も様々な出来事が矢継ぎ早に起こるのだけれど、登場人物たちが対応しきれず右往左往している印象。狂気か死かという切迫した状況にありながら、個々の事象を深く追求することもなくみんなでのんびりピザなんか食べたりして。
ラウル・カンシーノの造形はユニークで興味深かったけれど。
――Magic Lessons by Justine Larbalestier -
『あたしと魔女の扉』 の2作目。すごく面白かったです。早く続きが読みたいです。この作品で、リーズンの祖母エズメラルダと母サラフィナとの葛藤がどういうものだったのか、魔法と狂気と死の関係、などなどが明らかになります。謎の<老人>も出てきて大胆なストーリー展開もあり、いよいよ最終話が楽しみ。