ミストボーン 1: 霧の落とし子 (ハヤカワ文庫 FT サ 1-3)
- 早川書房 (2009年5月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150204952
感想・レビュー・書評
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設定&世界観の紹介巻。
壮大そうなファンタジーの始まりとしてはこんなものだろう。
コンゲームドラマの香り濃厚なのが嬉しい。
各人が各々の技を駆使してピンチを乗り切っていく展開をものすごく期待。
ささ、次巻へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終の帝国や合金術、支配王といった設定。支配王に抵抗しようとするケルシャーと、彼に見いだされて仲間に加わったヴィン。
様々な要素が絶妙に混じり合って、楽しく読むことができました。そしてケルシャーたちの目論見がどうなるのか、この先が気になります。 -
架空戦記状況における魔法使い少女視点の冒険もの
だが魔法の解釈が能力獲得理由原因過程でなく
『ナルト』風でニンジャ的マンガの魔球的
すなわちこどもっぽい理屈付けがされているところが
他の同種と異なり興味深い -
これまた楽しみなシリーズだという読了感。
はじめの三分冊はすべて購入済みなので、一気に読んでしまいそう。
本格的なハイ・ファンタジィを読めるのは、ほんと喜びだなー。 -
異能者集団が不死の王を倒すために暗躍するファンタジー。合金術を駆使した戦闘シーンの描写が映像的でかっこいい。虐げられてきた主人公に秘められた才能が……、って展開も王道だけど燃える。
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3部作の1作目ということで、助走がついて走り出したところで物語が終った感じ。
ファンタジーは世界観に入り込むまで時間がかかる作品が多いけど、この作品は何故だかすんなり入ることができた。
キャラも多彩だし、続きが楽しみ。 -
「ミストボーン」「ミストスピリット」「ミストクローク」の三部作。翻訳だと9冊になる。世界が一面霧で覆われ、灰が降ってくる世界で、映画「オーシャンズ11」みたいなそれぞれに特技をもった盗賊団が、この世界の支配王を倒す計画を準備するというスタート。
二部以降は、その支配王を倒した後の世界の覇権を巡る争いと、此世界の成り立ちの謎解き。後半に物語の展開が一挙に加速していく。
体の中に金属を取り込んで、加速したり、数秒後の未来を見るとか、魔法に替わる変わったやり方が導入されていて、最初これに馴染むのに手間がかかる。 -
全9冊の1冊目ということで、ほぼ舞台設定の紹介と登場人物の顔みせ。
とは言え、十分面白い。
次巻以降も期待 -
もう少しハイファンタジーというか、エピックファンタジー的なものを想像していたが、どちらかと言えばライトノベル的なはじまり。合金術の設定やら何やらの説明は別に構わないのだが、どのような世界であるのかという説明がないまま走り出している感じが否めない。最初なので今後に期待。
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長編のファンタジーにありがちな序盤は読みずらい、なんてことはなくてさくさく読めて面白い。
単純に魔法が使えるような話じゃなくて、摂取した金属を燃やすことによって能力を発揮するという設定。題名のミストボーンというのは摂取可能な金属種が多い人のことを指す。
主人公はその数少ないミストボーンの一人で、その認識がないまま能力を使っている、という状態からスタートする。この巻の中で主人公はあっという間に、能力の使い方を覚えるので、能力の学習する場面はほぼ皆無。この本の主体は、能力を使って既存の王国と戦いところにあるみたいです。とはいえ、1冊目の今巻は実際に戦い始めるまでの準備段階になります。