ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
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本棚登録 : 72
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150204969

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  • ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)

  • 人に混じって暮らすドラゴン達の話。さえない主人公がドラゴンの純血種と判明。最初は情けなく右往左往していたけど、次第にドラゴンらしいカリスマと力を手に入れていく。アスプリンらしいテンポのいい文章はするする読んでいけます。妹を筆頭に女性陣が強い!いかにもアメリカ女性って感じですね。
     ところで後半ジェロームがまったくでなくなったんですが…何で?

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  • ‘ヴァンパイア’のノートに入れましたが、ヴァンパイアが出てくるのは本書でなく、シリーズ第二作目だそうです。(このノートは‘ヴァンパイア&パラノーマル’に変更すべきかしら?)「マジカルランド」シリーズのロバート・アスプリンの新シリーズとのことですが、著者は惜しくもシリーズ第二作目を残して亡くなったそうです。でも、「マジカル」の共著者が第三作目を引き継ぐとか。解説によると本作は、著者ならではの『スラップスティック&サスペンス』なんだそうです。「マジカル」シリーズの「魔法塾、はじめました!」が苦手だったので、自分的には微妙です。とりあえず、次作“Dragons Luck”が訳されたら読んではみるつもりです。

  • 主人公はアスプリンらしい、一見平凡で、ちょっと頼りなげなグリフェンという青年。
    両親はなく、家族は妹のみ。伯父の援助で大学を卒業したけれど、学生時代はポーカー三昧だったうえに、現在は就職浪人中。
    就職先を紹介してもらおうと、伯父のところを訪ねたのはいいけれど、突然彼が、自分を含め、グリフェン自身も「実はドラゴンだ」と言い出す。しかも、妹共々、世界の均衡を乱すかもしれない存在として、監視の対象だという。
    最初は信じていなかったグリフェンだが、大学時代のポーカー仲間に誘われニューオーリンズに向かったことから、ドラゴン同士の争いに巻き込まれることになって…。

    あらすじを簡単に書いてみると、いろいろ大変そうなんですが、主人公のグリフェンが結構のんびりしているので、あんまり大変そうに見えないです。
    巻き込まれ型で、割と周りに流されそうに見えるんですが、意外に頑固で自分の考えをそれなりにもっている感じかも(あくまでそれなりに、ですが)
    最低限の悪い事はやらないけれど、ちょっとしたいけないことはやってしまうとか、美人の女の子に弱いとか、本当にどこにでもいそうな青年だったりします。
    そのかわり、周りの人間たちは個性的で、いろんな癖の強い人が出てきます。特にドラゴンの女の子たちは元気で過激で強いです。
    一見振り回されているように見えて、実はそうではないのかも?という感じが、このお話の魅力かも。

  • ハリウッドとまではいかないけど、アメリカのアクションドラマくらぃのノリw
    イラストがいまいち可愛くないのが気になる。。

    ファンタジーを色々読んでるせいか、
    アメリカの大学生がドラゴンとしての知恵や能力を駆使しながら
    裏社会を仕切っていく、って言ういかにも青春アクションぽぃのが
    なんだかつまんなかったかも……

    ニューオリンズとか、風景や文化に関する記述は詳しくて
    面白かったんだけどなぁ。。

  • 世界はドラゴンだらけという独特の世界観はとても面白かった。主人公のグリフェンは大学卒業後の成人であるということもあって、若干ある程度の年齢以上の者向けのように感じられなくもないシーンもあったが、元ガールフレンド(?)のマイと現ガールフレンドのフォックス・リサ、さらには妹のヴァレリーにさえも尻に敷かれることがあるところは無性に笑えた。名匠と言われるロバート・アソプリンの作品は読んだことがなかったが、その構成などが実に面白くてハマってしまった。ただ欲を言うならば、中途半端に挿絵を入れるならもっとその数を増やしてくれた方が話の内容を理解・想像しやすいと思う。

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