豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301170

感想・レビュー・書評

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  • グインシリーズって1分1秒全てを記録している
    テープレコーダー、ビデオカメラのような
    私たちは常にリンダやグインたちと同じ目線でいられる
    自分が冒険している気分になれる

  • 最初にグインサーガに出会ったのが、1980年、中学生でした。
    ハワードの、コナンの世界が好きだったので、日本のヒロイックファンタジーで注目されていた「グインサーガ」(名前がいいですよね)、文庫本の表紙に惹かれジャケ買い(その当時、そんな言葉はない!)。実は惹かれたのは2巻の「荒野の戦士」なんですけど・・・。
    そこから、約30年、この長い物語を読み続けてきました。「月刊グインサーガ」のときはうれしかったですね。新しいグインが毎月読めたので。
    未完なのは残念ですが、タイムリーにグインサーガに出会えて感謝してます。

    他の作者さんで、書き続いているようですが、やっぱり栗本薫ではないグインは・・・。
    星マイナス1は、未完だから。
    予告通り100巻で終わっておけばなぁ。と思ってしまいます。
    (「ランドック」ってなんだったの。「アウラ」って何だったんだぁ!!)

  • 【再読】それは<<異形>>であった。懐かしのグイン、リンダ、レムス、イシュトヴァーン!さて今回は挫折せずに読み続けられるか。ケス河の向こうの明日はどっちだ!

  • ここから始まった
    初読は学生の頃…何もかも懐かしい

  • ついにアニメ化されたグイン・サーガを、今しがた見終わったばかりです。

    1979年に、この第一巻『豹頭の仮面』が出てから、30年を経ての満を持した初めてのアニメ化ということで、ドキドキ期待して見ましたが、残念ながら、それほど、感心した出来栄えではありませんでした。

    あまりにも、子ども向けすぎるのでは?と思ったのは私だけでしょうか。

    もちろん、30年書き継がれた世界最長編のヒロイック・ファンタジーである孤高さを失わないで、などという気はもうとうありませんが、最も新しい読者である少年少女に対してだけに向けられた映像化のようで、大人の鑑賞に堪えられる部分をもう少し追及してほしかった、と思いました。

    栗本薫については、オリジナリティがあまりない、とか、文章が下手で類型的だ、とかいう風評を聞きますが、私は全作品を読んでいて、彼女の、ミステリーやSFや問題意識のセンスは良いと思いますし、強いマインドを持っている作家である、と認識しています。(恥ずかしながら、実は、隠れ栗本薫ファンで、実際には誰にも告白したことはありません)

    たとえ迫害されても、『グイン・サーガ』一作だけで、文学史に残る作家であると思います。


    ※2012年3月17日、誤字を一字だけ訂正して再レビューしたら、すべて消えてしまいました。ということで、新規登録みたいになってしまいました。   
    ところで、消えた文章をどこから引っ張り出したかというと、たなぞうのときに任意に選ばれて掲載された、ほとんどのレビューがまだ残っている「ヨムナビ」からです。ありがたいことです、感謝!

  • 物語の面白さは勿論、こんな凄い文章を書ける作者が羨ましいです。

  • 気にはなっていた…お恥ずかしながら、やっと拝読いたしました。
    まず、文体がファンタジークソオタクとしてはドツボに好みでした…。
    記憶を失った獣頭人身の屈強な戦士グインと美貌の少年王とその姉が翻弄され絡まる運命の糸…早く続きが読みたい。

  • 壮大な物語の始まり。

  • 先日亡くなられた栗本薫氏の超有名シリーズ「グイン・サーガ」の第1巻です。
    既に出版されているのは正伝129巻・外伝21巻で未完に終わった大シリーズの第1巻で、1979年に出版されましたが、後に1983年に改訂されました。
    物語はモンゴールに攻め落とされ、父王夫妻を殺害された世継ぎの双生児レムスとリンダ。そして彼らがルードの森で出会う豹頭の戦士グイン。彼らを中心に様々な人間模様が描かれる大河ドラマです。
    第1巻では、彼らの出会い、モンゴールによる捕縛、スタフォロス砦でのイシュトヴァーンやスニ、オロとの出会い、ヴァーノン伯爵との戦い等が描かれます。
    2009年4月からNHKでアニメ化されました。今回原作を読むことにしたのは、このアニメの影響ですが、アニメでは脚色が施されているので、大きな流れは同じですが、中身はかなり異なっています。特にグインの容姿については、アニメでは最初から豹なのだということになっていますが、原作では明確に仮面となっており、そのため、グインは発音が明瞭でないとか、水を飲むのが苦手だとかいう設定になっています。
    アニメをみた人でも、充分に楽しめるし、息をもつかせぬ展開はさすがですよ。

    著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、小説家)

  • 面白いし読みやすい。
    完結させて欲しかった。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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