狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)

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著者 : 神林長平
  • 早川書房 (1981年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301422

狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)の感想・レビュー・書評

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  • 神林長平氏の第一短編集。
    まだまだ実験作的なものも含みつつ、後年の他作品と共通のテーマも見られたりと、神林作品の源を伺えるような作品集であり、この時代から神林節は健在。
    敵は海賊シリーズの第1作『敵は海賊』も収録。
    デビュー作であり表題作でもある『狐と踊れ』のセンスは、すごい。

  • 好意思。 文章的拍子和韵律很好。 SF的发想也有梦。「敵是海賊」很好 。

  • 表題作を含め、著者の初期作品6篇を収める短編集。「狐と踊れ」は、神林長平のデビュー作。1979年の作品だ。現在の神林の原点がここにあったのかと思うと愛着がわく。しかも、ここでのテーマや語りの方法は、その後の神林の本格SFに発展していく素地が十分にあったように思う。情景の持つ閉塞的な空気感もすでに作者固有のものであり、孤独と絶望と喪失感は深い。そして、その硬質な抒情も捨てがたい。また、傍流でありながらも人気の高い「敵は海賊」の第1作も入っており、こちらの軽妙な語り口も、これはこれで楽しめるだろう。

  • この間出かけた時に持っていた本を読んでしまったので古本屋で急遽購入。短編集なので読みやすかったですがやはり物足りない感もあったり。表題作なんて長編になりそうですよね。

    返して!は世界観が説明されていないのに何となく世界観をにおわせる独特の雰囲気と狂気が好きです。短編らしい短編だなあと思います。個人的にはダイアショックのお手軽感が何となく好きです。最後にちょっと悲哀感が漂うところも。敵は海賊は本編シリーズに収められているので既読ですがこの頃のアプロは理知的にも見えたりしてびっくり。今じゃ食欲の塊だものなあ… でもってやはり長編を読んだ方が面白い作家さんかな、と思いました。また借りてきて読もうと思います。

  • 2013/4/3購入
    2013/5/7読了

  • デビュー作「狐と踊れ」と海賊シリーズの1作目「敵は海賊」を含む初期短編集。
    解説は眉村卓氏。

    新装版は「敵は海賊」がカットされ、新たに4短編が追加されているそう。

  • 神林長平の初期の短編集。
    狐と踊れの胃が意識を持ったように人から抜けていくシーンや、敵は海賊で猫が同僚と海賊を追い詰めていくシーンなどは凄く印象にのこっている。
    次にどのような展開を迎えるのかわからない為どんどん読み進めて行ってしまう。

  • 伊藤計劃を読んだら読み直したくなってしまった神林作品、とりあえず一作目を再読。短編集だが、その後の作品同様ものすごく作風に幅があるのに、神林長平だなあという基本のカラーは変わらないところが面白い。表題作「狐と踊れ」は薬を常飲しないと胃が身体から離れて行くという前提そのものが斬新で印象的。“忙しさ”をエントロピー理論で説明する「忙殺」も、初読時より印象に残った(のは、自分が社会人になったからか)。何よりどの作品にも、斬新な前提や荒唐無稽な設定の上に描かれていようとも、その世界で生きる人間たち(以外も)の思考や感情のリアルさがあるのが神林作品だと改めて感じた。

  • 文章が軽妙なので、のっていきやすいというか、のせられるというか。5Uという薬を飲まなければ胃が逃げてしまうという表題作をはじめ、掲載されている作品はどれも面白く読めた。主人公たちの置かれている状況が不安定になるにつれ、何を信じればいいのかと自分自身の考えをさえ疑いたくなってしまう、発狂寸前の緊迫感がよい。

  • 短編集です。
    いろいろ変わった舞台と設定のSFですが、その環境で登場人物がどう行動するかというところに主眼が置かれているように思います。胃が脱走するというのはイメージしにくいですが・・・

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