復讐の女神―グイン・サーガ(14) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301729

感想・レビュー・書評

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  • アムネリス。

  • 運命の歯車がぐるんぐるん回って止まらない勢いです。この頃からなんとなくアムネリスが可哀想な気もしてきた頃です。

  • 再読。
     昔読んだ時は悲劇のヒロインになりきっているアムネリスが嫌いでしたが、本当に世間を知らなかったのだろうなぁと、そのまま生きてきたのだろうなぁと思います。これからの彼女の運命を思うと同情も・・・。
     そして、ゴダロ一家、オロの弟ダンも入営することになり、息子を心配しながらも送り出すオリー(母)とゴダロの言葉に涙を誘われます。この善良な夫婦にこれ以上の不幸が訪れませんようにと祈らずにはいられません。
     それから、ナリスに会ったイシュトヴァーン。いよいよ運命がそれぞれの道を示し始めました。

  • アルド・ナリスに欺かれていたことを知ったアムネリスは、彼への復讐を心に誓い、5万の大軍を率いてクリスタルへの侵攻を開始します。

    一方、モンゴールへの密書を手に入れたイシュトヴァーンは、途中盗賊に捕らえられるという災難に遭うも、持ち前の強運で窮地を切り抜け、アルド・ナリスのもとへたどり着きます。彼が手に入れた密書には、沿海4ヶ国がアグラーヤを裏切り、モンゴール側に着くことが記されていました。この手柄により、イシュトヴァーンはアルド・ナリスに取り立てられることになります。

    クリスタルに入場したアルド・ナリスと対峙するタイランは、アムネリスの到着を待ち続けます。しかし、復讐に燃える女将軍の前に、見事ウィレン山脈を越えたスカールの軍勢が現われ、彼女の行く手を阻みます。そして、援軍の到着を待つタイランは、空しく戦死することとなります。

    イシュトヴァーンの身の振り方がとりあえず決まったようですが、そうなると今度は、膠着状態に陥っているレムスの動向が気になってきます。

  • トーラスのヴラド大公のもとにも、ついにアルド・ナリス復活とクリスタルで発生した反乱の報が入る。
    ナリスの偽りの死から抜け殻のようになっていたアムネリスが復讐の女神となってトーラスを発つ。
    一方、モンゴールの密書を持ったイシュトヴァーンは、サルジナで赤い盗賊(後にイシュトヴァーンが乗っ取ることになる)に捕えられるが、そこでスカール黒太子の軍を目撃する。
    イシュトヴァーンの密書とスカールの情報をナリスが得たことで、戦況は一変する。

  • 2013/07/22

  • 既読本

  • 死んだはずの愛する人、アルド・ナリスが実は生きており、モンゴールに叛旗を翻したことを知ったアムネリス。タイトルとおり復讐の女神と化した彼女は大軍を率いてパロへ。ところが、そこにスカール率いる草原の民が襲いかかります。
    一方、クリスタルを包囲するタイラントは、アルド・ナリスの計略にはまり、劣勢を余儀なくされて行きます。そして、魔導師の影が…
    第二黒竜戦役もいよいよクライマックスを迎えます。

    霹靂
    幻の軍勢
    如何なる星の下に(一)
    援軍到着せず

    著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)

  • お気に入りキャラのイシュトもようやくパロに合流し(合流までの道中が長かった…)、第一巻以来の黒竜戦役のエピソードも次巻で完結。どういう結末になるか楽しみだな~

  • アムネリスがアホ過ぎる。
    こんな女を将軍にしておくようなモンゴールも知れたもの。
    ナリスもいけ好かない。
    内容は特にない、進まない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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