兇天使 (上) ハヤカワ文庫JA (ハヤカワ文庫 JA 221)

著者 : 野阿梓

• 早川書房 (1986年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ナオさんの感想 · 2006年8月12日]

上下巻。天使とシェイクスピアと、ハムレットの世界が渾然となって織り成すタペストリー。
イマジネーションの奔流。
カミュの「カリギュラ」と合わせて、論文書きたいくらいお気に入りでした。おかげで書き込みが多すぎて挿画選びに苦労しました。

著者プロフィール

1954年福岡県生まれ。西南学院大学文学部卒。短篇「花狩人」が第5回ハヤカワ・SFコンテスト入選第1席を受賞してデビュー。主な作品に、『武装音楽祭』など美貌のテロリストを主人公とする『レモン・トロツキー』シリーズ、『バベルの薫り』『月光のイドラ』『ソドムの林檎』『伯林星列』などがある。

「2018年 『月夜見エクリプス』 で使われていた紹介文から引用しています。」