最後の戦闘航海 (ハヤカワ文庫JA―航空宇宙軍史 355)

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150303556

作品紹介・あらすじ

外惑星連合軍と航空宇宙軍の壮絶な闘いが終結した。外惑星連合軍にとって、はじめから勝算の見込みの薄い闘いではあったが、やはり兵士たちにとって敗れたショックは大きかった。戦後処理のため敵軍が敷設した宇宙機雷処分の命を受けたガニメデ宇宙軍所属の掃海艇CCR‐42の艇長・田沢も例にもれなかった。その田沢に対して、厳重に機雷封鎖された木星の小衛星に設置された研究所のデータ回収が言い渡されたが…。

感想・レビュー・書評

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  • 古本を購入。収録された作品全体が長編を構成しているのは、「星の墓標」と同じ。淡々と読んだ。
    収録作品:「最後の戦闘航海」、「見捨てられた星」、「失われた翼」、「死に絶えた海」、「葬られた過去」

  • 第2次外惑星動乱勃発記念 第5弾。

    外惑星連合軍が敗北し動乱も終結。戦後処理としてのガニメデ周辺の掃海活動を連作で描く。カバーが横山氏のイラストではなくなってがっかり。ギャラ○ティカまんまという手の抜き用はいかがなものか。

    でも、内容はシリーズ中でも一番心に響くことに再読して気がついた。戦後処理の疲れ切った中にも、外宇宙探査の向けての意思や希望がさしこんできて、なんだか爽やかな感じがする。

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著者プロフィール

1951年兵庫県生まれ。青年海外協力隊などを経て作家デビュー。SF小説、冒険小説、山岳小説など広い分野で高い評価を得ている。96年「白き嶺の男」で第15回新田次郎文学賞を受賞。主な著作に「航空宇宙軍史」シリーズ、「覇者の戦塵」シリーズ、『白き嶺の男』などがある。

「2019年 『硫黄島航空戦線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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